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蚊が焼く

目の前は明るいのに暗い未来

見えない先で探した生きがい

視ているものなんて本当は視えてなくて

わずかな酸素で脳を揺らす

少し明るすぎる君に向かって叫ぶ僕

「その笑顔は僕だけに浴びせて

世界は僕を照らしてくれないから」

愛されることが何よりの幸せだって

誰か偉い人が言ってた、それほんとう?

なんでもかんでも答えなんてないよなんて

最初から答えを探そうとしなくなってしまった

身体が欲していないものを欲することが

一つの決定への抵抗になった

自分の中での答えを持ち続けなきゃ

あっという間に暗転するステージ

答えの決め方はいたって簡単

自分の気持ちいいものを

誰にも奪われないところへ閉まっておくこと

できるだけ暗く、暗くしておくんだ

もう少し、もう少し

まだ、世界が真っ暗になるまでとっておこう

大学休学中。海外飛び回って今はポルトガルにいます。 世界中の人と死生観を語りながらバイトでアイスクリーム作ってます。