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eスポーツスタートアップが事業に失敗して資金ショートしたらどうなった?

はじめに

こんにちは、eスポーツ教育スタートアップ ゲシピCEOの真鍋です。
タイトルで煽っておいて即ネタバレのようですが、今日2021年6月28日はまさにゲシピの第二創業日、そしてeスポーツ教育が当たり前になるはじまりの日。
ゲシピが運営する日本初のeスポーツ専門トレーニング施設「eスポーツジム™️」のグランドオープンの日であり、そんなゲシピの第二創業を支援いただく投資家による出資の着金日でした。

そんな記念すべき日だからこそ記録に残しておきたい、そんな想いで今日のnoteを書きます。いま23:34。なんとか今日中にnoteを出したいです。

1年前ゲシピはデフォルトで死んでいた

よくスタートアップ界隈で言いますよね、デフォルトで死んでるってやつ。死んでるどころか死んでた。キャッシュが完全に尽きて役員報酬も完全に止まってました。
あと数ヶ月でキャッシュが尽きることがわかっていたので、2019年の秋頃に、それまで進めていたアプリ事業を完全停止。
同時に全ての社員、インターン、業務委託に丁寧にほんとうに膝を突き合わせて説明をし、頭を下げてやめていただきました。支払いが発生する契約も全て解約して、なんとか未払いは発生せずに資金ゼロに至ったのが昨年3月。
そこから半年以上、僕ら取締役2名はひたすら無報酬で働く状態。いや正確には税金など支払わなければならないものはあるので、その分を会社に貸付るマイナス報酬状態でした。

なんで辞めなかったの?

先日ゲシピの採用責任者の人にまさに1年前の話をしてて、その時聞かれたんです。

「なんで辞めなかったんですか?」
→言葉に詰まった。辞めなかった理由が自分でも分からなかった。あの時僕もCTOの松井も、辞めるという言葉を一言も吐かなかった。でも、なぜ辞めようと思わなかったのか全くわからない

言葉に詰まってたら質問が少し変わった。
「こわくなかったのですか?」
→そもそもずっとこわいです。今も、起業したばかりの時も、1年前のあの時も、こわさは全然変わってない。だからあの時だけこわかったわけではない。

楽天的だからかもしれない、とは思った。でもそれだけではない気がしていた。次の質問で分かった。

「真鍋さんは辞めずに何がしたかったんですか?」
→ここで気づいた。したかった事があったから辞めなかったんだ、辞めることを全く考えなかったんだと。
起業した時から、いやそのもっと前からしたかった。それは、人の可能性を広げる、そういう事業を作り出すこと。そしてそんな事業を、僕らがこれまで1年半頑張ってきたeスポーツという事業ドメインで、僕ら自身の手で作り上げること。

eスポーツを通して人の可能性を広げる

これがゲシピの事業ミッション。
eスポーツジムも、eスポーツ英会話も、テクニックや戦術、コミュニケーション術を教えること自体が目的ではない。
ゲシピが提供する教育的コンテンツによって、それを受けた人の未来の可能性が少しでも広がることを真の目的としている。その成果は1年2年では測ることはできない。
だからこそ面白い。10年後気が付いたら、あれ今活躍してる人みんなゲシピのサービス出身の人じゃね?ってなる、そんな未来をいま作り始めている。

と、ここまで書いたところで日付が変わってしまったので、未来の話は次回書きます。

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