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キノコ実験室「今っぽい歌」を研究

こんにちは、キノコこと藤本記子です。
※私やキノコ音学校についての自己紹介noteはこちら。

これまでお届けしてきた "音学セミナー" とは少し角度を変えて
表現者やクリエーターが "普段やることがない" にチャレンジする企画!
2時間予定が3時間まで伸びてしまいましたが、2022年を締めくくるにはふさわしい企画だったんではないかと思います。とにかく楽しかった!!

"今っぽい歌"を研究

過去のセミナーはあくまでもNostalgic Orchestraの得意ジャンルとでも申しましょうか、自分たちの好きなものや持っている技術について語るものが多かったですが、今回は視点を変えてあえて避けてきたものに挑戦をして新しい技術や音楽の可能性に出会う…かもしれないし失敗するかもしれないし、という未知なるチャレンジ企画でございました。

今っぽいと言っても様々ある中で
・研究楽曲がJ-POPの最新トレンドであるということ
・自分のスタイルじゃないから必要ないと思ってたこと
・とは言え実際どうやって歌ってるのか気にはなっていたこと

といういくつかのポイントをまとめて選曲したのが「祝福」(YOASOBI)でありました。(水星の魔女、見てます。面白い!)

結論から申し上げると

ゲストの香里有佐(以下こーりー)さんとの雑談の中で生まれた企画でしたが、結論から申し上げると最高に楽しかった!!これに尽きます。いつもなら音の学びを伝えるために講師としての立ち位置で役目を果たしてきましたが今回は私も学ぶ側、実演する側です。そしてそれを一人ではなくこーりーとで挑戦できたこと、共に歌と向き合ってきた関係値があったからこそ私も構えずに自然体で挑めました。こーりーとは常に音の学びを共有し広げあえる唯一の存在。師弟関係ではなく同じ探求者として研究に向き合えたことが嬉しく頼もしく、純粋に音楽を楽しんでいるありのままの二人をお届けできたんではないかと思います。素の私が出たことによってアフロ先生から厳しいご指摘が飛んできたり、包み隠さず納得してない表情を浮かべたり、素直に心の声を漏らしたり。そして何より素直な気持ちでどんどん吸収&成長を見せていくこーりーの学びの姿勢に自らを大反省したり…。(今っぽい歌の技術習得以前に人として学ばせてもらった部分が一番でかい)

すべての創造は破壊から始まる by ピカソ

冒頭の茶番で申し上げたこの名言通り、まずは私の中のガッチガチのマインドから破壊していかないと新たな創造は生まれないんだと痛感。よ~し、まだまだ伸びしろいっぱいやで~!


様々なミッション

「今っぽい歌」を研究する上で具体的な研究ポイントがあった方が進めやすいということで、アフロ先生からミッションが投下されました。

「祝福」を歌ってみてここがポイントであり難関と思われる部分をピックアップ。これらをひとつずつ意識しながら
・実演を数値化し、上げたらこんな歌、下げたらこんな歌
・それらと録って聞く、波形でも確認
・変化を踏まえながら再チャレンジ
することで技術を習得していくことに成功!(私の場合は無理やり納得した感じになってしまったけど)

実演のあとにはエンジニアリング面でも講義。トレンドの処理がこんな風になっていたのかと目から鱗。従来とは違ったアプローチによって今の音、今の歌になっているのです。その辺りも実演入ってますのでぜひお楽しみください。

いつも「業界目指してる人に見てほしい内容」って思ってますけど、今回もそれを強く感じる内容になりました。私もチャレンジすることで表現者としても成長させてもらえる企画…なぜ今まで思い浮かばなかったのだろう。これはまた第二回やりたいです!


モルモットであり受講生のみなさんへ

沢山の方にチケットをご購入、宣伝のご協力をいただきました!
銀のモルモットさん、金のモルモットさんには深々と感謝です。いつも本当にありがとうございます。

我々がやりたいと思うことを応援してくれる。
そんなみんなにもっとエンタメを届けたくなる。

その繰り返しで2022年も走ってこれました。

企画自体の本数はそれほど多くなかったのですが
トークセッション(原由実さん、中村繪里子さん)
nano.RIPEとのコラボライブ
八城雄太さんとの作詞対談
壁になれ!!(南早紀さん)
キノコ実験室(香里有佐さん)
と色んな人達と音学や音楽をお届けしてまいりました。

キノコ音学校に出たい、ノスオケとなにかやりたい。その想いを持って出演してくれたこと、一緒にエンタメをつくることができた時間は本当に有意義で、ゲストのみんなが高い熱量を持って挑んでくれたからこそキノコ音学校をさらに盛り上げることが出来ました。
この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました!絶対また何かやりましょう!

気づけば色んな肩書きが増えた私。それは全てキノコ音学校があったから。今や自分の人生においてど真ん中にキノコ音学校があります。来年は音楽活動20周年でやりたいことが山盛り。フロントマンとして頑張る1年にしたいと思っていますので、ぜひまた我々の次なる挑戦にお立ち会いいただけると嬉しいです!

2023年もキノコ音学校を、Nostalgic Orchestraをよろしくお願いします!

キノコ

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