#1 生活を纏う

こんにちは。
皆さんは『生活』と聞いてなにを思い浮かべますか？
服、食事、住まい、音楽、生活に答えはありません。各々がすでに獲得しているものなのです。
このページでは『生活』を服に置いて時に偉人の言葉をお借りしながらお話をしていこうと思います。

生命の始まりはアダムとイブと仮定しましょう。
アダムとイブを描く絵画には衣類などはなく、性器に葉っぱを被せている描写などが思い浮かびます。古代エジプトでは一枚の布を体に巻きつける衣服といえるものが生まれました。
しかし、この2022年に葉っぱ一枚などで歩いていては捕まってしまいます。
人々は服を着ます。ハーフパンツにTシャツの人、Tシャツにシャツ、ベストとレイヤードをする人。
様々な人がいて、人の数の服の在り方があります。
私は生活を豊かにしていくのに服は欠かせないと思っています。服に少しでも興味があるのなら『良い服を長く着てほしい』と思うのです。

山本耀司という方があるインタビューでこのような事をおっしゃいました。
『一日に何回も、ファストファッションで買い物するなんて、少しは疑問持てよ。一着の服を選ぶってことは1つの生活を選ぶってことだぞ』
と仰いました。ファストファッションが今のアパレルを支えているのも確かな事なので悪い事とは思いませんが、山本耀司の反骨精神から生まれるこの意見に感銘を受けました。

この時代、簡単に服を買える世の中になりましたが、服を一つ買うという事は大切な事かもしれません。今一度、着る服について考えてみてはどうでしょう。生活が少し、豊かになるかもしれません。