「インド酔夢行」(読了)
読了。現在入手困難な一冊ですが、東京駅のTRAVELER’S FACTORYの古書コーナーで発見。著者の故田村隆一さんと親しかった作家の秋山真志さんとはFacebookで親しくさせていただいています。インドは僕にとって正直「カレー、たまにチャイ」くらいのところです。タージマハルだけは訪れてみたいですが・・・。インド帰りの人って何だか悟りを開いてきた雰囲気を出している人が多くて辟易し、それであまりいいイメージがないのかもしれません。そんなインドの旅行記を手に取りました。恐らく一昨年読んだ蔵前仁一さんの「ゴーゴー・インド」以来だと思います。著者は詩人で大酒飲み。旅中もアルコールが切れることはないくらい飲んでいます。しかし、見るべきところはしっかりと捉えているところは見事でした。書く際もよく調べておられて感心しました。面白く興味深く読みました。インドを訪れたことがある方、旅好きの方にお薦めの一冊です。入手困難ですが是非。
「インド酔夢行」田村隆一 講談社文芸文庫
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