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吉野神宮

吉野山の下千本駐車場に向かう途中にある神社が吉野神宮です。神社は明治22年(1890)に明治天皇の意向によって後醍醐天皇を偲んで創立しました。社殿は明治25年(1892)に竣工、吉野山の吉水神社にあった後醍醐天皇の尊像もその時、吉野神宮に移されました。

神社の周囲は森林に囲まれていて、境内は厳かな雰囲気。大きな鳥居をくぐって、まっすぐ進んでいくと重厚感のある、荘厳な雰囲気の社殿が姿を表します。社殿は総檜造とのこと。

拝殿の右手には摂社として御影神社、船岡神社、滝櫻神社があり、後醍醐天皇を支えた7名に忠臣が祀られています。神社の建物は京都に戻ることを願っていたという後醍醐天皇の想いを反映したと言われています。

日本各地には後醍醐天皇の皇子や南朝方の武将を祀った「建武中興関係神社」と呼ばれる神社が15箇所あります。

近鉄に吉野神宮駅という駅があり、最寄駅ですが、駅から神社まで約1キロ。しかも急な上り坂を登っていくので、駅から歩いて行く時は大変かもしれません。しかも歩道がとても狭いため、交通量が少ないとはいえ、車には要注意です。

神社までの道は森林に囲まれていて、突如目の前に現れる大きな鳥居はまさに神秘的。赤や黄色に彩られる紅葉の時期は「日本の自然美」を感じることができます。

車で吉野山に行く時はちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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