大峯山護持院 櫻本坊 天武天皇ゆかりの寺
櫻本坊は天武天皇の時代に創建された由緒ある寺院。ある冬の日に桜が咲き誇っている夢を見た天武天皇(当時は大海人皇子)が役行者の高弟だった日雄角乗(ひのおのかくじょう)に尋ねたところ、「桜は花の王と言われています。近々、皇位につく良い知らせです。」と答えました。その後、壬申の乱に勝利して、夢で見た桜の木が立っていた場所に寺を建立したと言われています。以来、天武天皇と持統天皇の勅願所として、そして修験道の道場として今日に至っています。明治時代には神仏分離・廃仏毀釈の影響を受けて、一旦廃寺になってしまいましたが、現在の地に復興しました。
本尊は役行者倚像。修験道の創始者である役行者の19歳の時の姿と言われています。国指定重要文化財に指定されています。
現在でも毎年、吉野から熊野へ至る「祈りの道」を登拝する「大峰奥駈修行」が毎年実施されています。また写経や写仏、瞑想など修行体験もすることができます。
広さ百畳を誇る大講堂から眺める景色はまさに絶景。桜の時期には上千本の桜を一望することができます。
昨年、「吉野ビジターズビューロー」の視察で寺を訪問。伯舟さんと安寿さんの案内で寺を見学しました。
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