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【雑記】重い蒲団をかたづける


 明けましておめでとうございます。

 昨年はnoteへの投稿記事を見て頂き、ありがとうございました。

 本年もよろしくお願いいたします。



 世情を見て帰省せずずっと東京にいたこともあり、例年以上に実感がない中での年越しでした。

 昨年の年始は閉園を目前にしたみさき公園へ、その前の年始は台北へ。

 ここ数年、年末年始を思い切った(軽率な?)旅の機会と位置付けていました。安心な僕らは旅に出ようぜ、というくるりの歌にどこか勇気付けられるようにして。

 これまで旅に力を借りることで重苦しさから脱出していくことができていた分、凪いだ一年のはじまりの中で、昨年11月にnoteに書き記した「蒲団」の重さを秋口より一層感じてしまっている状態です。

 重い蒲団に(物理的にも心理的にも)くるまりながら、「千と千尋の神隠し」に出てくる「坊」のことを考えたりもしていました。

 「坊」は私(たち)の内面にも住み着いていて、感情を動かさないでいると無表情のまま肥っていくような、そんな気がします。

 自室にいる限り安全で安心で、でもこころは踊らないまま時間だけが過ぎていくことが、たまらなくおそろしいのです。


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 ここに居ながらでも、こころの旅はしたい。だから、なるべく倦んでしまわないよう「重い蒲団」を片付けること、新年の最初の目標とします。


ぬくいやつ、にくいやつでもありますよ?惚気ではなく寝床のはなし