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元STARBUCKS店長が経験した個人経営カフェの裏側

約15年程前に無職だった私は「素敵な職場っぽい」という非常に地に足の着いた理由でスターバックスにアルバイトとして入社しました。

この企業から学んだ事は非常に多く、最終的に店長まで経験できたのでマネジメント業務全般、人事、新規店舗立ち上げ、社外への営業や地域活動など普通のカフェ店員では学ぶ事が出来ないような事までやらせていただきました。

2017年に兼ねてより夢だった自家焙煎でのカフェを独立オープン、そこから3年経ち従業員も雇い、現在はオーナーとしてカフェ経営をしています。

そして結論から言うと

カフェ1店舗だけで食ってくの、無理っす。

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確定申告を終えて、去年の僕の年収というものを弾き出した結果

たとえ売上が今年150%伸びたとしても

カフェ単体の事業のみとしての継続は難しい。

ただあくまで事業として見た時の話であって、家族経営での喫茶店や1人で全て回していくカフェは別です。黒字を出す事自体はそこまで難しい訳ではありませんし、10年以上地方や都会で長く賑わっている個人経営のカフェももちろんあります。

僕がお話ししているのは資本や知名度がそこまで無いカフェを新たにオープンしようと思っている人の場合です。具体的な数字を元にお話ししていきましょう。

まず一般的な飲食店の利益構造はどうなっているのか、以下他ブログから転用

グラフにするとこんな感じです。

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つまり平均的な飲食店として言える事は

売上が年間1000万円だった場合、手元に残るのは50万円という事です。

では僕が実際にはどうだったのかと言うと

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え、優秀やん。むしろ家賃、水光熱費0円って何やねん。

そう思われる方がいると思いますが僕はいなべ市さんと一緒にお仕事をしており、地域活性化の名目で使われなくなっていた古い施設をお借りしてカフェを経営しています。

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登録有形文化財にもなっているので館内には展示スペースや地域のイベントで使ったりもしているので家賃&水光熱費が免除になっているというウルトラCです。

だけど繰り返し言わせてください。

たとえ売上が今年150%伸びたとしても

カフェ単体の事業のみとしての継続は難しいんですってば。

そこでポイントになってくるのが「そもそも母数の売上いくらやねん」って話なんですがぶっちゃけ売上高としては月100万円くらいです。そんな月商1000万円なんて個人事業主の資本力では1店舗では無理っす。

つまり分かりやすく言うと、これだけの優遇を受けている僕で、平均くらいの利益構造でカフェを経営したとしても。

年収198万円しか無いって事です、150%伸びても346万円です。

これって現実的に人間が生きていける金額でしょうか?

まだ記憶に新しい方もいると思いますが、日本という国はこう言う事を我々に言っています。

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結論

カフェだけで独立開業して一本で食っていくぞ!って思ってる人

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じゃあカフェしたい人どうすんねん!!と思っているあなた、それをこれからの世の中で実現していこうと思っているのが私のすけんです。

こんな現実を知ったからこそ、どうする事がこれからの飲食店が存続していけるのか、このnoteでは2020年の経営の裏側を赤裸々に語っていきますのでフォロー&スキをよろしくお願いします。

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のすけんプロフィール

元スターバックス店長、飲食店2店舗経営者、コーヒー焙煎士、けん玉先生。

趣味サウナ、スパイスカレー 、タロット占い。

2025年迄の目標「けん玉世界征服」&「快楽追求型温浴施設の建設」

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