インドで死にたい。

幻珈琲合同会社代表 のすけん。 シングルオリジンコーヒー専門店「幻珈琲店」 妄想カ…

インドで死にたい。

幻珈琲合同会社代表 のすけん。 シングルオリジンコーヒー専門店「幻珈琲店」 妄想カリーフードトラック「いなべカリー食堂」 スパイスお料理教室「スパイスキッチン東町」 趣味はけん玉と打楽器とシーシャ

最近の記事

飲茶楼ともーニグ娘。

プロ野球チップス、ビックリマンチョコ、チョコエッグ、Jリーグアイス、スター・ウォーズキャップ付きペプシ、そして鬼滅缶コーヒー。 日本の菓子、清涼飲料水メーカーが趣向を凝らして子ども達に健全な消費活動を促そうとしてきた試みに「おまけ」という存在がある。 それは時として販売する食品、飲料の品質に関わらず大ヒットを生み出してきた。 昭和60年生まれ世代の私はバブルを経験せずに成長し、阪神淡路大震災、9.11、オウム真理教、リーマンショック等の現代に向けて世界が大きく変容してい

    • 鍵っ子と味のり。

      人生の中でターニングポイントになる食事がある。それは人によっては幼い頃から食べてきた母親の手料理であったり、初めて食べる異国料理であったり、ステディの家で食べるちくわ入りの焼きそばだったり、そこまで仲がいいわけじゃないけどスーパーマリオを持っているだけという理由で遊びに行った友達の家で初めて食べたマックのてりやきバーガーだったり。 自分の人生を振り返って最も大きな衝撃を受けた食べ物を思い出すと 初めてのインネパカレー店で食べたチーズナン+追いはちみつ 沖縄の米軍基地エリ

      • 食べること、飲むこと。

        小学生の頃の卒業アルバムを眺めてみる。 3年生の頃の将来の夢というコーナーにはこう書いてある 3年2組 ちょうさしんのすけ 将来の夢「ピザやのばいと (バイクの絵)」 ご丁寧に職種だけじゃなくて役職まで明記している非常に聡明な子供時代だったことが見受けられる。これは帖佐家の家庭行事であるクリスマス、お誕生日会における風習によるところが大きいと推測される。 我が家では一大イベントの際には必ず「デリバリーピザを取る」という食文化が根付いており、家の「外」から食事がやって来

        • 全てのインネパカレー店へ愛を込めて

          海外や国内旅行など、自分のテリトリーから外に出て食を求める時、食べログやGoogle MAPで検索するよりも、そのテリトリーで暮らす人に聞く方がアタリを引く確率が高い。 「あの店は観光客向けだけど、地元客はここに行くよ」 「ちょっと注文にコツがいるけど、ここではこのメニューを食べな」 私は今まで旅をする度に、そんな自分のテリトリーで食を楽しむ現地人のお世話になってきた。やはりその土地に根ざした人は本能的にいい店や食を知っているものである。 その逆バージョンが、日本全土

        飲茶楼ともーニグ娘。

          のすけん、第二章の始まり。

          コーヒーを愛し、コーヒーに愛された男、天下無双のコーヒー焙煎士にして、超絶無比なコーヒー愛好家、この世のコーヒーの生みの親であり、全てのコーヒーの最先端を知る男。 私のすけんは5月からカレー屋をオープン致します。 まぁ、色々ありまして当初エスプレッソ専門店をオープンする予定だったキッチンカーは、妄想カレー屋「いなべカリー食堂」に生まれ変わり爆誕しました。 ※7割くらい完成したキッチンカー まぁ、色々あったんですよ。そんな人生簡単に進む訳無いんですよ。 実際コーヒーの

          のすけん、第二章の始まり。

          コーヒーに関する私達の理念

          現在、桐林館喫茶室は「筆談カフェ」としてろう者文化の理解や交流、アール・ブリュットによるダイバーシティの理解と啓蒙を主軸とした活動を行っています。しかしこの形態なる以前は「コーヒー、カレー、けん玉」という全く違うコンセプトで僕が運営していました。そして去年の夏からは亀山市に「ひのめ」というレストランをオープンしましたが、今は店長である上ちゃん事業を売り渡し、今は彼の裁量の元経営してもらっています。 そんな中で色々な人から「で、結局今なにしてんの?」と聞かれる事が多くなって来

          コーヒーに関する私達の理念

          今後のオンラインビジネスはLINEを無視出来るのか

          今僕はLINE上でコーヒー豆が注文から決済まで全てが完結できるシステムを作っている。 2020年に入ってから様々なオンラインサービスがLINEに進出している、コンビニやパチンコ屋、ドラッグストアーに飲食店、そして様々なEC店舗だ。 ECもすっかり日本に定着して、amazonや楽天無しで生活出来ない人も多数いると思うが(かくいう私もamazon無しでは読みたい本すらまともに手に入れられないと思う)、まだまだECが苦手な人、もっと言うと「インターネットを信用していない人」と言

          今後のオンラインビジネスはLINEを無視出来るのか

          日本人の肌感覚としての「オンラインサロン」

          今日本を見回せば、様々なオンラインサロンが乱立している。 西野亮廣エンタメ研究所、中田敦彦主宰PROGRESS、ホリエモンの HIUなどの芸能人系のサロンや、株、投資、不動産、自己啓発、スピリチュアルなど様々なビジネス関係も数多くのオンラインサロンが存在する。 私も今までにいくつかオンラインサロンに入ったが、今は宇野常寛 PLANETS CLUBに入って文章を書くスキルを学んでいる、月額3,980円。 オンラインサロンの良い所を一言で言うなら「いつでも簡単に離脱出来る宗

          日本人の肌感覚としての「オンラインサロン」

          いっつも最後は教育の問題に辿り着く。

          コロナになってからCNNやロイター通信からアルジャジーラまで色々なnewsサイトに目を通すようになったが日本のビジネスマンの中でもNewspicsの読者は結構いるだろう。 個人的にあんまり社長社長してる人は好きじゃ無いんだけど今回のこの二人の社長の対談は心に刺さるものがあった。 歌舞伎町のホストの帝王と全世界でメガネビジネスを展開するスーパー社長。それがNewspicsで語りあうなんて何が起こるのかしらんと思っていたのだが、二人とも最後には「愛」「教育」の問題に辿り着いた

          いっつも最後は教育の問題に辿り着く。

          「障がい者」と呼ばれる人から学ぶべき事。

          何の因果かふと身の回りを見ると、一般社会で言うところの「普通の人」があまりいない事に気がつきます。 だからたまーーーーに同窓会何かで昔の友達と会ったりするとヤバイくらいに会話が噛み合いません。 恐らくきっかけは初めての海外旅行でブラジルまで行ってめちゃくちゃしてきた事が自分の「非常識」に対する価値観をつくって来たのでしょう。 そんなこんなで今経営している桐林館喫茶室は聾者文化の理解と交流の場を目的とした「筆談カフェ」がコンセプトで毎日静かに営業中です。 そして先日岡崎

          「障がい者」と呼ばれる人から学ぶべき事。

          ダイバーシティーとフェティッシュとコーンフレーク

          フェティシズム Fetishism フランス語の「フェティッシュ(物神、呪物) 」から生じた言葉であり、ある対象、あるいはその断片を偏愛する態度のこと。18世紀に初めて「フェティシズム」という言葉を用いたシャルル・ド・ブロスによれば、この言葉は15世紀後半にアフリカを訪れたヨーロッパ人が、そこで崇拝の対象とされていた歯、木片、貝殻などを指すために用いたポルトガル語の「フェイティソ(魔術、呪符)」に由来する。したがって「フェティシズム」とは第一に宗教学や人類学の領域における「

          ダイバーシティーとフェティッシュとコーンフレーク

          カフェではコーヒー豆は売れない。

          何故ならカフェに来る人の多くは日常的にコーヒーを飲む、という人よりも「非日常の雰囲気」を求めてくるからである。 もちろんゼロだとは思わないけど、よくあるお洒落カフェのお洒落ランチプレートやお洒落パンケーキを楽しみに来る人のほとんどが日常的にコーヒーを飲んでいるかと言うと限りなく少ない。 その理由のひとつに日本のコーヒー市場に出回っているコーヒーが「苦くて、酸っぱい」事が一つの原因にあるように思える。 何故苦くて酸っぱいのか、それはスーパーや量販店で買えるほとんどのコーヒ

          カフェではコーヒー豆は売れない。

          コーヒーミルはいらない

          コンビニコーヒーが缶コーヒーやペットボトルコーヒーよりも美味しくて安い理由をご存知だろうか? 結論から言うと「鮮度」の面でReady To Drinkよりも優れているからだ。 そしてその鮮度を向上させた一番の立役者はコーヒーミルである。 所謂サードウェーブコーヒー(古い)をウリにしたカフェでは、店によっては豆を挽いてから30秒以内に抽出する、というマニュアルがある程にコーヒーを挽くという行為はコーヒーの劣化を急速に引き起こす。 それはコーヒーの構造と深く関係があり、コ

          コーヒーミルはいらない

          【官能的な深煎り珈琲に魅せられて、沖縄から群馬へ旅した話①】

          炎天下の沖縄の空の下、 原付で島一周するという色んな意味で危ないひとり旅の途中で 深煎りコーヒーの官能的な魅力を知ってしまった。 那覇市は壺屋という狭くて暗い商店街の中に、その店はあった。 いかにも沖縄人といった風貌の店主と、 所狭しと積み上げられた本、本、本。 店内に似つかわしく無い汗だくの服とバックパックを下ろして、 メニューを見る。  「D-blend」 美しく繊細な香味を 幾重にも薄く重ねるようなイメージで 丁寧な

          【官能的な深煎り珈琲に魅せられて、沖縄から群馬へ旅した話①】

          今は木を切る時では無い、斧を研ぐ時だ。

          未だにビフォアコロナの日本の暮らしが帰ってくると思っている人達 こんなブログで何を言っても響かないだろうし、どこの誰かも分からない何の権威性も無い1人の人間が大衆を動かせる訳も無い事は承知である。 だけど、今の僕の考えをハッキリとここに記録しておきたい。 我々は毎日SNSを見て、テレビを見て、新聞を見て、家族や友人と話して、ウイルスでは無い「別の病」に感染している それは「怒り、迷い、欲望」という3毒という病だ。 毎日毎時間毎分毎秒、誰かが誰かに対しての怒っている。

          今は木を切る時では無い、斧を研ぐ時だ。

          地球が終わりそうな今、身につけるべきスキル

          日本からも遂にやばい匂いがします。 元々嗅覚が敏感だったのですが、ごく当たり前な現代社会のストレスにさらされて数年前から副鼻腔炎を患いました。去年からはどうやら花粉も併発しているようでなかなかつらいのです... でも、その場所や人、物が発している独特の「匂い」には何故か敏感なままです、妹は鬼なのかもしれません。 そして僕の住んでいる場所は三重県いなべ市、人口45000人ののどかな中山間地域です。 普通に少子高齢化、電車は1時間に1本、大学は無くて山の方は過疎が進んでい

          地球が終わりそうな今、身につけるべきスキル