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家族がコロナの危機に瀕しても無力だった話

実は2週間ほど前からちくちくと書いてた記録日記を、状況が落ち着いたので公開します。特段、目新しいアドバイスとかは書かれておらず、ただ家族でドタバタした個人的記録だけが綴られています。もし遠隔地に住む家族がコロナに感染したらこんな感じか、という目線の疑似体験にはなるかもしれません。
(2020/5/5追記:わりと個人的な記録なので、今日以降は有料限定記事にしてしまいました、ご容赦ください。)

2020/4/17(金) 感染かも?

「私の夫くんが、もしかするとコロナ感染しちゃったかもしれない。」

妹から唐突に家族グループLINEが届いた。妹の結婚相手(以下、妹の「夫くん」と呼ぶことにしてみる)が、職場でのクラスター感染に巻き込まれたらしい。3日間、高熱が下がらないというのだ。感染経路が明確でリスクの確度も高いことが幸いして、その時点で「検査してもらえて、結果待ち」と言っていた。

私達は二人姉妹だ。妹は4歳年下で、私が高校卒業するまでは静岡の実家で一緒に暮らしていた。その後、私は東京へ、妹は京都へと進学し、それぞれそのまま上京先のエリアで結婚した。ちなみに両親は静岡に残っているので、私の家族は関西・中部・関東の3拠点に点在している状態だ。別々の場所で暮らすようになっても、たまに家族のグループLINEを使っては、転職しただの、異動しただの、どこに旅行に行っただのという近況報告をしあい、年末年始にはゆっくり話しこんだり、ごはんを食べたりするくらいには良好な家族関係だ。もちろん、妹の夫くんと私自身何度か一緒にごはんを食べたりしていて、私は本当に姉バカなのでかわいい妹夫妻が大好きである。

その妹夫妻がコロナの危機に瀕しているという。数週間前の時点では、東京の方が深刻だったので「東京大変そうだけど大丈夫?こっちはそうでも無いかもー」と言われるくらいの温度差があった。家族の中では私がもっとも感染リスクが高いなあ、と思っていた。しかしだ。唐突に身内夫婦が巻き込まれてしまった。突然、具体的な形でコロナの危機が迫ってきて私は慌てた。明らかにまずい。いきなり、まずい。

夫くんの検査結果を待つ間も、妹はすでにホテル隔離生活を始めており、LINEで遠隔やりとりをしているようだった。とはいえ、妹もすでに感染している可能性は高い。だとしたらまだ熱が出ていないうちに準備できることはないのか。東京でソワソワと焦った。赤江珠緒さんの6ヶ条の記事を読み直してみたり、noteで読み込んでたニューヨークの感染記録を紹介してみたりして、役に立つかも分からんようなアドバイスをしていた。

2020/4/18(土) 感染

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