自由が丘散策

・課題で「街」をテーマに展示することになったので、自由が丘を散歩しながらアイデアを練ることにした。

・行きは車。ちょっと酔いかけた。

・自由が丘駅付近で降りた。
そこはちょっとした繁華街だった。
寒かったから、そこらへんの服屋にでも入って手袋を買ってしまおうか、なんて考えてた気がする。
結局寒さにはすぐ慣れて、買わなかったのだけれど。

・服屋なんかも沢山あったし、美味しそうなスイーツのお店なんかも多かった。
なんというかお洒落な街だ。
祝日だった事もあり賑わいもあった。

・フラフラと適当に歩いていると、「FROGS」とかいうお店を発見。
店の窓越しにカエルのぬいぐるみやらグッズやらが大量に鎮座している。
うちのおばあちゃんはカエルが好きだから、お土産に何か買っていこうと思った。
しかし店の開店時間までまだ一時間ほど時間がある。
散策を続けて、時間になったら戻ってこよう。

・そうしてまた歩き始める。
ドライフラワーと紅茶を売る良い香りが漂うお店や、大人も楽しめるおもちゃ屋さん(こういうと語弊がありそうだが普通に子供の頃の玩具を大人が懐かしむためのお店である)に寄ったりした。
良い感じの小さな古本屋さんがあったから、そこにも入ってみた。
キティちゃんのかわいい絵本があったから、200円で買ってしまった。

・いつの間にか繁華街ではなく、住宅街を歩いていたとき。
神社を見つけた。
神社好きの私としては入らざるを得ない。
鳥居をくぐる。
何故か参道の脇にシーソーがそこにあった。
なんで神社の中にシーソーが…!?

・シーソー好きの私としては乗らざるを得ない。
しかし私は一人だ。
相手がいないとシーソーは成立しない。
一人で跨ったままぴょんぴょんしてみたが、やはりつまらなかった。
残念だ。

・参道を進む。
七五三ばりに着物の子供が沢山おり、驚いた。
混雑していたし悪いと思い、賽銭と礼拝は御社殿ではなく、隣の方の境内社と思われる方で済ませた。
神様に無礼であったらと思うとちょっと怖いが、やっちゃったもんは仕方ない。

・さてもうそろそろ「FROGS」が開店する時間だ。
結構離れた場所まで来てしまったし、戻るのが面倒くさいな。
そう思いながらボヤ〜ッと歩いていた。

・そして目の前に、どこかで見たような服屋やスイーツのお店があることに気づいた。それだけじゃない。ここは。この景色は…!

・「FROGS」周辺の、繁華街だ。
いつの間にか戻って来ていたのだ。
これにはマジで驚いた。
魔法でワープされられたみたいだった。
適当に歩いているうちにたまたま戻ってきてしまっただけなのだが、それにしてもだ。
全く不思議な体験だった。

・「FROGS」。
小さな置物からアクサセリー、ぬいぐるみやガチャガチャに至るまでカエル、カエル、カエルまみれ。
おばあちゃんにはリアルなカエルの親子の置物を買った。
(後日渡したらめちゃくちゃ喜ばれました)

・そして再び歩き始める。

・寺だ!寺があるぞ!
墓もある。
そこそこ広めな墓場だ。
小さい蝶々がふわふわ飛んでる。
水の入った大っきな壺に蓮が生えてる。
太陽があったかい。
誰もいなくて静かだ。

・墓というのは「誰もいないという空気」が一際重く漂う空間だと思う。
そこが素敵なのだ。

・墓があるべき場所に、大きな切り株が生えてた。白いきのこをニョキニョキ引っ提げてる。何というか、霊がきのこになって現れたアレだったりして。なんて。

・お供物の花の入った瓶が倒れてしまっているのを発見。
勝手に人の墓の物を触るのは悪い気もしたが、心の中で「すみません!失礼します」と唱えながら瓶を直しておいた。
こういうの気になっちゃうんだもん。

・フェンスで囲まれて入れない場所があって、そこにも墓がいくつかあった。
一箇所だけそのフェンスにギリギリ人が入れそうな大きさの穴が空いていて、入ろうか迷った。
怖かったから結局入らなかった。

・腹が減ってきた。足も痛い。飲食店を探そう、というわけでめちゃくちゃ歩きまくったが良い感じのところが見つからない。
探してる途中でおもちゃ屋さんを発見し、つい入店してしまった。
楽しかったが更に疲労がのしかかってきた。

・バーガー店発見。
300円くらい。チキンバーガー。美味い。
いや、美味いというより旨いって感じのうまさ。

・薬局でコーラも購入。
炭酸がキクゥーッ!!!!

・ブックオフに行く。
気になる本があったし、来たついでにそれを探しちゃおうと思って。
しかし探しても全然ない。
困ったなあ。

・ブックオフじゃなくて普通に本屋探してみよう。流石にあるだろ。

・無い

・もう一店舗本屋探そう!今度はあるって!

・無かった

・バーガーとコーラで取り戻したはずのパワーはすっかり枯れ果てた。
そこらへんのベンチに座って休憩だ。

・スマホで漫画読んじゃお

・疲れた

・一時間経過。
よし。 
もう帰ろう!


といった感じだった。
記録するだけでも疲れるんだな。
はーあ。

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