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ブレイディみかことスタンダール・シンドロームはニアリーイコール

ストレス発散法を考える。豊かな生活をするために。

日々、人と会っていると気疲れが多くなる。どんなに仲の良い人でもそうだ。普段の生活では社交性たっぷり100パーセントの笑顔を振りまいている。だから疲れてしまう。家にいると偏差値2になってしまう。

時として「ひとりでいる時間」がないとダメなのである。外に出かけるとき、誰かと出かけるというより、「もうひとりの自分」と出かけている感覚に近い。好きな衣服を身にまとい、街を練り歩いたり、ショッピングモールで買い物したり、カフェで一息入れるときは常に「もうひとりの自分」といる感覚だ。これが驚くほどに楽しい。

そんな「もうひとりの自分」は最近、『同志少女よ、敵を撃て』と『真夜中乙女戦争』を買った。まずは『同志少女よ、敵を撃て』を読むことに。約500ページもある長編小説なのだが、物語に没入してしまい、徹夜してしまった。僕は超朝型人間なので22:00すぎると眠くなってしまうのだけど、『同志少女よ、敵を撃て』が面白すぎてハイになってしまい、3:00になっていた。約500ページもある長編小説をまさかの1日で読み終えてしまった。興奮冷め止まぬうちにnoteに【読書記録】を書かねばと思い、筆を走らせた。まぁ、筆を走らせたのではなくキーボードをパチパチしていたのだけど。

最近、文章書くことにストレス発散を感じている。以前の僕だったら大体暴飲暴食してしまいがちだけど、なによりこれは身体に悪い。食に走るか物欲に走るかで大きく変わる。それに加え、お金をかけるかかけないかでも大きく違う。文章書くことにストレス発散を感じるようになった。これは僕の中で、今年に入ってから大きく変わった。

好きな詩を書いたり、日記を書いたりする人もいるけど、僕はとにかく文章を書くことになりつつある。書くことで思考が整理されるし、時間をとって自分と向き合う時間って必要なのかもしれない。文章書いているときが今は一番楽しめている。脳みそが旅に出かける。そんな感覚だ。食欲に走ったり、物欲に走ったりせず、こうしてnoteに思い思いの文章を書く。何本か書いていくうちに自分の文章が鍛錬されている感じがする。あくまで「感じがする」のだけど。

燃え殻さんやFさんの文章エモくていいなぁ、僕にもこんな文章書きてぇな〜と思う反面、ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読んじゃうと

「こんな文章、僕には書けねぇ」

となって、スタンダール・シンドローム的な酩酊感に陥る。

[スタンダール・シンドローム]
美術的・文化的価値の高い芸術作品を鑑賞した人が動悸・めまい・失神・錯乱・幻覚などの症状を呈する心因性の疾患。
コトバンク

完璧な文章はこの世にないって、村上春樹が言ってたような気がするから、そんなの気にしないでおこう。あくまで文章書くことを習慣にし、自分の思考を何か形に残しておきたいし。なによりただただ文章書くことが好きってだけで。noteで関わってくれている人がいて嬉しいと感じ始めた今日この頃である。今年はnoteに力入れていこう。そう思ったのである。

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