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ラクトフェリンで腸活!

こんにちは!ノルン鍼灸院
管理栄養士,登録販売者のななむらです!

みなさん、
「ラクトフェリン」
という成分を知っていますか?
ラクトフェリンは鉄と結合しやすい特徴がある
糖たんぱく質のことです。

母乳や哺乳動物の乳に多く含まれており、
健康維持に必要な成分と考えられています。

鉄と結びつくことで細菌の増殖を抑え、
腸内環境を整えたり、免疫機能を高めたり、
といった効果が期待されています。

今回はそんなラクトフェリンの効果や
含まれる食品について
紹介していきたいと思います!


▼腸内環境のバランスを整える▼

腸内には善玉菌と悪玉菌が共存しています。

加齢やストレス、生活習慣の乱れなどにより
善玉菌が減り悪玉菌が増えてしまうと
腸内環境が荒れ、体調不良に繋がります。

ラクトフェリンには、
腸内のビフィズス菌などの善玉菌を増やす
プレバイオティクスとしての働きがあります。

また、鉄と結合しやすい性質により、
鉄を栄養分として生存する細菌の増殖を
抑制する働きがあります。

そのため、
腸内環境を整える効果が期待できます。


▼赤ちゃんの健康を守る▼

ラクトフェリンは
産後の母乳にも含まれており、
赤ちゃんの健康を助ける効果が期待できます。

生まれたばかりの赤ちゃんは
免疫力が低いです。

さらに赤ちゃんの腸内には、
はじめ悪玉菌である大腸菌やブドウ球菌が
存在しているといわれています。

徐々に
善玉菌やビフィズス菌などが存在しはじめ、
やがて
約90%を善玉菌がしめるようになります。

このはじめの
悪玉菌が多い腸内環境を守っているのが
ラクトフェリンの働きといわれています。

そのためラクトフェリンは、
特に出産後5日目ごろまでの
初乳に最も多く含まれており、
生まれたばかりの新生児を感染症から
守っているということですね!


▼その他の効果▼

免疫調節作用:
小腸にあるパイエル板は、
全身の免疫ネットワークの維持に
大きく関与しています。

ラクトフェリンは、
このパイエル板に働きかけて、
免疫細胞を活性化します。

抗菌・抗ウイルス活性:
ラクトフェリンは
鉄と結合しやすい特徴があります。
マクロファージや好中球の中で鉄を利用した
フェントン反応(強力な活性酸素の発生)を
活性化して、細菌やウイルスを攻撃します。

貧血の改善:
鉄の吸収を促進する効果が期待できるため、
鉄分を多く含む食品と一緒に摂ることで、
貧血を予防・改善する効果が期待できます。


▼ラクトフェリンを含む食品▼

牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、母乳

しかし、ラクトフェリンは熱に弱く、
酸や酵素に分解されやすい性質
を持っています。

そのため加熱処理がされている
市販の牛乳やその他の乳製品には
ほとんど含まれていないとされています。

今は、サプリメントでも販売していますので、
そういったものを活用してみるのも
良いですね。


▼まとめ▼

ラクトフェリンは腸内環境を整え、
健康を保つための大切な成分です。

母乳に多く含まれていますが、
加熱された乳製品には
ほとんど含まれていないとされています。

ラクトフェリンを摂取するには
サプリメントを活用するのも一つの手ですね!
ぜひ、お腹の調子が良くないという方は、
ラクトフェリンの摂取を試してみてください。

また
こういったサプリメントに頼るだけではなく、
睡眠不足や偏った食生活をしていないか、
ご自身の生活習慣も
併せて見直すようにしましょう。


参考文献:
改訂6版 臨床栄養ディクショナリー

わかさの秘密 トップ ラクトフェリン
https://himitsu.wakasa.jp/contents/lactoferrin/

一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所
https://www.orthomolecular.jp/nutrition/lactoferrin/

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