妊婦さんは食生活に気を付けましょう!
こんにちは!ノルン鍼灸院・管理栄養士,登録販売者のななむらです!
最近、私の周りで妊娠・出産をする友人が増えてきています。
そういった話を聞くと嬉しい気持ちになる反面、そういう年齢になってきたんだなぁとしみじみしています。
そこで今回は、妊婦さんにとって重要な栄養素や、食生活で注意することなどを紹介していきたいと思います。
【葉酸をしっかり摂取しましょう】
葉酸は、細胞の分化に重要な役割をもっているので、細胞の分化が活発な胎児には必要不可欠は栄養素です。
摂取不足になると、胎児の神経管異常や二分脊椎症の発生リスクが高まります。
また、葉酸をしっかり摂取することにより、妊婦さんの貧血や高血圧を予防することができるのです。
食事摂取基準では成人女性の推奨量が1日あたり240μgで、妊婦さん(中期・後期)は推奨量+240μgとなっています。
さらに妊活中・妊娠初期はさらに多く、食事から240㎍+サプリメント等から400㎍となっています。
葉酸を多く含む食べ物は、えだまめ、モロヘイヤ、ほうれん草、ブロッコリー、アスパラガス、納豆、焼きのり、ライチ、イチゴなどです。
葉酸は水溶性ビタミンのため、茹でると成分が溶け出してしまいます。
そのため野菜の場合は、電子レンジで加熱したり、スープとして汁ごと摂取したりすることで、より無駄なく葉酸を摂取することができます。
また、レバー類にも葉酸が豊富に含まれているのですが、それ以外にもビタミンAが非常に多く含まれており、妊婦さんがビタミンAを過剰摂取すると胎児の奇形発生リスクが高まるため、他の食品で葉酸を摂取することをオススメします。
亜鉛、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB12は葉酸の吸収・代謝を助ける働きがあるので、一緒に摂取できるようバランスの良い食事を心がけましょう。
【アルコールは控えましょう】
妊娠中のアルコール摂取は、胎児の顔面奇形、成長障害、知的障害といった胎児アルコール症候群の発生リスクを高めます。
妊娠中のアルコール摂取はやめましょう。
【カフェインは控えましょう】
確定的な影響はまだ分かっていませんが、日常的にコーヒーを多飲していた妊婦さんに流早産、低出生体重児の割合が高いという報告があります。
世界保健機関(WHO)は、2001年にカフェインの胎児への影響はまだ確定はしていないとしつつも、お茶、ココア、コーラタイプの飲料はほぼ同程度のカフェインを含んでおり、またコーヒーはその約2倍のカフェインを含んでいることから、妊婦に対し、コーヒーを1日3~4杯までにすることを呼びかけています。
イギリスやカナダでは、妊娠中のカフェイン摂取量は、コーヒーを1日2杯程度までと、さらに厳しく制限するよう求めています。
このことから、妊娠中はコーヒーや紅茶などカフェインを多く含む飲料は控えた方が良いでしょう。
妊婦さんが気を付けることに関して、ここで紹介したのはほんの一部です。
妊婦さんは通常の成人男性・女性より、気を付けなければならないことが多いので、妊婦健診を必ず受けることをオススメします。
妊婦健診は、妊婦さんや赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するために行うもので、保健指導も行われます。
保健指導では、妊娠期間を健康に過ごすための食事や生活に関するアドバイスを行うとともに、妊婦さんの妊娠・出産・育児に対する不安や悩みの相談にものってくれます。
安心して妊娠・出産の過程を送れるよう、妊娠をしたら妊婦健診を受けるようにしましょう!
ダイエットプログラムのご相談や管理栄養士による食事指導などは
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芸能人や日本代表のアスリートを鍼灸・栄養指導の両方からサポートし続けています。
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