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"日本の未来は大丈夫かもしれない" はじまる学び場。でのイベントを終えて思うこと

学生時代ってなに考えて過ごしてたっけ??

ひとつのことが気になるとネット検索しまくるクセがあるわたしはこの日、母校に関連するワードを夜中ひたすらパソコンに打ち込んでいた。

うちの学校ってこんなに進歩的だったか?
当初の検索目的を忘れた頃に行き着いたのは、わたしが在学していたときには考えられないような改革をした先生のインタビュー記事だった。

改革というのはおおげさなのかもしれないけれど、身なり検査のときに爪の白いところが残ってるかどうかをチェックするような学校だったから、あえてこの書き方をする。

学校が嫌いだったわけではない。けれど期待もしていなかったわたしは少し衝撃を受けたのだと思う。同じ中学高校に通ったゆりに即メッセージを送る。

「ゆりちゃん、この先生覚えてる?」

「覚えてるよ!学年は違ったから習ったことないけど!」

それから3ヶ月後、わたしたちは先生と一緒にイベントを開催することになる。
先生方が作られたはじまる学び場。という秘密基地(コワーキングスペース)で。
先生とゆりと、ちょうどノルウェーから日本に来ているNorvegiaと。

「日本の教育どうしたらいい…??〜諸外国とゆるっと比較しながら考えてみませんか〜」というテーマのもと、高校生から大人の方まで、予想以上に幅広くそして想像以上に教育に対する関心の高い方々が集結した。

ノルウェーの教育事情を中心に韓国中国オーストラリアの話題にも触れながら、参加者の経験や日本の教育について感じていることに耳を傾ける。
対面とオンライン合わせて20人を超えるディスカッションの会となった。

受験制度に就職活動…日本の教育こうだったらいいのになぁという妄想はできたのだろうか。
いま振り返ってみると、わたしは議論についていくのに必死だったように思う。
進行は先生に委ねっぱなしで自分が何を話したのかは正直ほとんど覚えていない。
だけどイベントが終わってからのわたしは日本の教育に対する危機感よりも、「ああ、日本の未来は大丈夫かもしれない」とよくわからない立場からのおおきな安心感に包まれていた。

3ヶ月前からイベント開催までに何があったのか。
ゆりにメッセージを送ったあの日、わたしたちは長らく電話で思い出話をした。

「冷めていた学生時代にはきっと学校を良くするとか過ごしやすい環境だとかそんなことに興味も示さなかったと思う。そもそも先生と話をすることすらほとんどなかった。なんとなく過ごして当たり前のように大学受験をして。日本は選択肢が多いはずなのに選びづらい。ノルウェーの価値観や教育の仕組みを知った今だからこそ先生にいろいろ聞いてみたい」

あらめて文字にするととりとめがなく中身もなくて恥ずかしいがそんなやり取りをした記憶がある。
ゆりからFacebookで先生にメッセージを送り、ちょうど「はじまる学び場。」がオープンしたタイミングでお話の時間をいただいた。

Facebookってすごい。使いこなせなくて数年前にアカウントを削除してしまったわたしは今さらSNSのすばらしさとありがたさを感じている。

普段からゆりとNorvegiaと雑談しながら勉強していたことがこうしてひとつ形になって、新たな気づきや希望につながって。
個人的に知りたかった中国の状況を自然と学ぶこともできた。

このような機会をいただいた先生と株式会社どこがくのみなさま、この時間を一緒に作ってくださった参加者のみなさまには感謝しかありません。ありがとうございます。

noteで【ノルウェーってどこ?】をはじめてからの大きな出来事だったのでこうして残しておくことにしました。
2人の視点から感じたこの日のことも聞いてみたいな〜と思うのだけど。書いてくれるかしら笑

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