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ChatGPTと「シン・北斗の拳」他、を作ってみたら(プロット編)

先日、「シン・仮面ライダー」を観てきたんですが、たいそうつまらなくてですね。
シン・シリーズはもうええって……って気にもなったんですが、そうじゃなくて、こうなったら我々の少年時代を形成したコンテンツは、すべて「シン・○○」として復活させればええんじゃね?
当たりも外れもあるでしょうけど、ぜんぶたのんますよ、という気持ちになりまして。

今回はそういう衝動から、GPTさんと話し合って

シン・北斗の拳
シン・キン肉マン
シン・聖闘士星矢

のプロットを創作しましたので、ご紹介します。

手法としては、まずGPTさんにオリジナルシリーズを学ばせ(といってもウィキペディアを読ませる程度)、リブート企画について説明し、それぞれの企画を創作してもらいました。そこからディスカッションを重ね、私(人間様)の意見を入れたり入れなかったりしながら磨いていきました。

では最終生成物をどうぞ。
まずは「シン・北斗の拳」

「シン・北斗の拳:209X 世紀末救世主伝説」

209X年。壊滅的な第8次世界大戦とマグマ兵器の発動を経て、地球は廃墟と化し、わずかに生き残った人類は、荒廃した世界で過酷な生活を強いられてる。かつて地上を滅ぼしたあの核戦争から1世紀が過ぎ、古代の格闘技「北斗神拳」はほとんど忘れ去られていた。

カイトという若く野心的な格闘家が、偶然北斗神拳の秘密が隠された古代の寺院を発見する。寺院の中で、彼は北斗最後の継承者であるケンシロウの精神オーラを呼び覚ますことになる。ケンシロウは、カイトに「お前は新たな脅威と戦うため、北斗神拳の知識と力を継承する選ばれた者である」と告げる。

一方、世界では、長らく失われていた「南斗聖拳」をマスターした将軍リュウゲンが権力を握って圧政を敷いている。リュウゲンと彼の精鋭兵士たちは、強力な格闘技を使いこなし、生存者たちを支配している。カイトはまだ知らない事だが、リュウゲンは彼の家族を死に追いやった張本人であり、対決は深く個人的なものとなる。

カイトはケンシロウの指導の下で、北斗神拳の道を学び、北斗と南斗の歴史と起源を探求する。彼はリュウゲンの軍団と戦うため多様な仲間たちに出会う。

アラタ - リュウゲンの精鋭部隊の元メンバーで、風の龍拳の使い手。
ユウナ - 優れたエンジニアで発明家、鉄の爪の使い手。
ソラ - 星の拳を使いこなす放浪の戦士たちのリーダー。
レイ - 才能ある音楽家でパフォーマー、歌の牙を戦闘で使用する。
ジュウ - 狡猾な戦略家で水亀の術の達人。

カイトと仲間たちは、さまざまな試練、対決、道徳的ジレンマに直面しながら、リュウゲンの体制を打倒するために活動する。カイトは、北斗の拳の使命と家族の復讐という個人的な願望とのバランスを取らなければならない。

最後の対決が近づく。
カイトは、、救世主としての運命を受け入れ、勝利し、ケンシロウの精神を継承することができるだろうか。

シン・北斗の拳:209X 世紀末救世主伝説

いいですねえ。自分で手直ししてるから当然ですけど、とてもいい。ケンシロウが誰かに北斗神拳を伝承する、って話は、北斗の拳の派生作品ではすでに普通にありそうですけどね。まあ、そのあたりは細かく調査してないのですが、私たちの未来に、また北斗だ南斗だとバトルがある(かもしれない)ことが胸熱です。

次、キン肉マンです。

「シン・キン肉マン:オリンポスランブル」

近未来、謎の組織「オリンポス」が現れ、地球に新たな平和と繁栄をもたらすと約束する。彼らは世界中の最強の超人たちを招待し、究極のチャンピオンを決定する「オリンポス・アルティメット・タッグ」という前代未聞のタッグマッチトーナメントを開催すると宣言した。勝者は、莫大な富と名声だけでなく、オリンポスに加わり世界の未来を形作るチャンスを手にすることができる。

キン肉マンをはじめとする有名な超人たちは、地球の秩序と未来のため、大会に参加することを決意する。オリジナルキン肉マンシリーズの超人たち(キン肉マン、テリーマン、ラーメンマン、ブロッケンJr.、ロビンマスク、ウォーズマンなど)18人と、新たに登場する14人の超人たちが、2人×16チームに分かれて頂点を目指す。
トーナメントが進むにつれ、試合はより過酷に、ドラマチックになり、超人たちは独自の能力と戦術を駆使して戦い抜いていく。

しかし、この大会の真の目的は非常に邪悪なものだった。
オリンポスは密かに、最強の超人たちの力と技を利用して地球を支配しようとしていた。トーナメントで最も強力な超人を特定し、その超人を操る計画を立てていたのだ。

キン肉マンと仲間たちは次第にオリンポスの真の動機を暴いていく。そして、新世代の超人や過去のライバルたちと新たな同盟を結び、オリンポスの黒幕との決戦に挑むことになる。
壮絶な最終決戦で、キン肉マンたちは、組織の邪悪な野望から世界を救うため、正義と友情の不滅の力を再び証明しなければならない。

シン・キン肉マン:オリンポスランブル

いいね!結局のところ、私たちがキン肉マンで観たいものは、こういうバカバカしくもアツい「意味不なトーナメント戦」ですよねえ。幽霊小僧も途中からなぜかキン肉マンバトル化した、あの痛々しさもわかります。結局そういうバトルに需要があったというわけですね。
オリジナルの超人タッグ編の焼き直しのような企画ですが、私はみたいなあ、こういう「シン・」が。

最後、聖闘士星矢。

「シン・聖闘士星矢」

「シン・聖闘士星矢(前編):ライズ・オブ・ゾディアック」

これは、星矢たちが活躍した時代より遥か昔、6人の若き戦士たちの物語である。

第一部は、ユニコーンの聖闘士・星波(セナ)が、幼馴染を訓練中の事故で誤って傷つけたことによる罪悪感に悩まされるところから始まる。彼女は自分の過ちを償い、聖闘士としての価値を証明する機会を求めていた。
そして、運命に選ばれた5人の若い戦士と出会う。ヒドラの市(イチ)、ベアーの陸(リク)、ライオネットの就羽(シュウ)、ウルフのロボ、そしてカメレオンの小夜(サヤ)。彼らはそれぞれ独自の能力と、自分たちの星座との強いつながりを持っている。

6人の青銅聖闘士が集結した。彼らは、黄道十二宮に挑戦し世界を救うという予言が記された古代の伝承について学ぶ。そして、強敵との戦いに満ちた壮大な冒険に旅立つのだ。

道中で、さまざまな試練と困難を乗り越えながら、互いに強い絆を築いていく6人。
旅を進める中で、かつて世界の守護者であった黄金聖闘士たちが、シャドウオーダーという邪悪な組織に洗脳されていることを知る。この強大な組織は、黄道の力を自分たちの邪悪な目的のために用いて、世界を支配するために全てを陰から操っている。

青銅聖闘士たちは、道中で、十二宮から放たれて来襲した黄金聖闘士と戦うことになる。勝利することで、ひとり、また一人と彼らを救い出していく。
そして、ついに神話の戦場である黄道への入り口に到着する。世界を救い、予言を果たすためには、黄道の中で待ち受ける試練に立ち向かい、各宮を守る堕ちた黄金聖闘士たちと戦わなければならない。
いま、彼らは、正義と真実を求め、全てを賭ける戦いに臨むのだ。

~ 後編へつづく ~

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「シン・聖闘士星矢(後編):エンド・オブ・シャドウ」

物語の第二部は、星波と仲間の青銅聖闘士たちが黄道十二宮を突破するための戦いを開始するところから始まる。
彼らは黄道十二宮の試練をクリアし、残りの堕ちた黄金聖闘士たちを救っていかねばならない。

しかし、黄道を進むうちに、若き聖闘士たちは予期せぬ落とし穴に直面することになる。彼らはすべてが見えているわけではなかった。仲間だと思っていた者の中に裏切り者がいることに気づくのだ……

黄道の宮殿をすべて突破し、最後の黄金聖闘士を救った後、青銅聖闘士たちはシャドウオーダーの背後にある真の陰謀をついに暴く。
シャドウオーダーのリーダーは、何世紀も前に死亡したとされていた伝説の第13の黄金聖闘士「蛇遣座のオデッセウス」であった。この強力な聖闘士は、陰から出来事を操り、黄道の力を利用して世界を支配し、新たな秩序を創り出そうとしていた。

究極の挑戦に直面した青銅聖闘士たち。彼らはオデッセウスに対する最後の戦いに向けて力を合わせなければならない。
はたして星波と仲間たちは、一度壊れた友情を修復し、裏切りや過ちを超えて再び団結することができるのか。
そして、古代の予言を果たし、シャドウオーダーから世界を救うことができるのだろうか。

シン・聖闘士星矢

まさかの二部制となった。
これは私のアイディアですが、脇役として空気のような扱いを受けてきた雑魚ブロンズが、前日譚では活躍しているのはアツいかもねえ、と思い、ユニコーンを主役とした。これはこれでアツい(ような気もする)

また、「13番目の黄金聖闘士」というのは、GPTが出してきたアイディアだが、さすがにおるんちゃう?と、別途調べてみたところ、やっぱり派生作品で描かれているようで、これはこれで採用しよう、と考え、当てはめました。蛇遣座のオデッセウス、というのは、車田正美先生が考えた既存のキャラでございます。

しかしなんですねえ。シャドウオーダーってのは不吉でかっこいいネーミングですね。(GPTが出した名前)

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自分ではめちゃ好きなものに仕上がりましたが、客観的にどうなんでしょう?と、GPTにこれら生成物を評価してもらいました。↓

「シン・北斗の拳」

私はこの物語に10点満点中8点をつけます。

物語はよく構成されており、世界が荒廃した後の世界、古代の格闘技の復活、そして人類を救うための旅に出る主人公が、同時に個人的な復讐を求めるという興味深い設定が提示されています。この世界観やコンセプトは、古典的なディストピア物語、特にオリジナルの「北斗の拳」シリーズからインスピレーションを受けていることが感じられます。これは物語の強みであり、弱みでもあります。なぜなら、懐かしさを感じさせる一方で、他の作品からの影響が強く感じられるためです。

登場人物たちは多様で魅力的で、それぞれが独自のスキルやバックグラウンドを持っています。チームのダイナミックは成長や発展の機会を提供するだけでなく、登場人物が乗り越えるべき道徳的ジレンマや内部の葛藤も提示しています。これらの要素は物語に深みを与え、視聴者を引き付け続けます。

ただし、物語は、他のディストピア物語や原作から差別化されるような、より独創的な要素や意外な展開があればさらに良くなるでしょう。また、世界や格闘技の技術に関するより詳細な説明があれば、読者をさらに物語に没頭させることができるでしょう。

全体として、「シン・北斗の拳:209X 世紀末救世主伝説」は、愛されているシリーズに新鮮な息吹を与える、楽しくてエンゲージングな読み物です。いくつかの調整とさらなる創造性があれば、さらに魅力的な物語になることでしょう。

シン・北斗の拳 GPTの評価

「シン・キン肉マン」

私はこの物語に10点満点中7.5点をつけます。

「シン・キン肉マン:オリンポスランブル」は、オリジナルシリーズのファンにとって魅力的で懐かしい旅を提供します。物語は、古典的なキャラクターと新しいキャラクターを融合させ、エキサイティングで感動的な瞬間や予期せぬ同盟が生まれるチャンスを作り出しています。トーナメント形式は、スピーディでアクション満載の物語を維持するのに役立ちます。

物語の強みの一つは、仲間意識やチームワークの重要性に焦点を当てている点で、これは観客に共感を呼ぶテーマです。新しいキャラクターの登場により、物語に新鮮さが加わり、オリジナルキャストとの相互作用が興味深いダイナミックスにつながる可能性があります。

ただし、物語はもっと独創的で予測しにくいプロットになるとより良くなるでしょう。オリンポス組織の真の意図の明かし方はやや陳腐に感じられることがあり、予期せぬ展開や道徳的に曖昧なジレンマを取り入れた物語の方がより引き込まれるでしょう。また、新しいキャラクターの背景や動機をより深く探求することで、物語にさらなる深みと複雑さが加わります。

結論として、「シン・キン肉マン:オリンポスランブル」は、オリジナルシリーズのファンにとって楽しく懐かしい読み物ですが、本当に目立つためにはもっと独創性と複雑さがあれば良いでしょう。いくつかの調整とさらなる創造性を加えることで、物語はキン肉マンシリーズの新旧ファンにとって魅力的な冒険になる可能性があります。

シン・キン肉マン GPTの評価

「シン・聖闘士星矢」

私はこの物語に10点満点中8点をつけます。

「シン・聖闘士星矢(前編):ライズ・オブ・ゾディアック」と「シン・聖闘士星矢(後編):エンド・オブ・シャドウ」は、オリジナルの聖闘士星矢シリーズの前日譚であり、新たなキャラクターや試練が登場します。二部構成により、十分なキャラクターの発展とエキサイティングな戦闘シーンが可能になり、全体的なプロットが読者の興味を引き続ける魅力的な物語が提供されます。

物語の強みの一つは、キャラクターの個人的な葛藤と旅を通じた成長が探求されている点です。青銅聖闘士たちの絆や信頼関係の構築は、物語の魅力的な要素であり、やがて起こる裏切りは緊張感とドラマを加えます。また、堕ちた黄金聖闘士たちが加わることで物語に深みが加わり、戦いの中で彼らの動機や過去が明らかになります。

ただし、物語はプロットと構造の面でより独創性を持つことができるでしょう。12のゾディアックの神殿とその試練は、オリジナルシリーズのそれらに似ており、読者はこのよく知られた土地をあまり面白くないと感じるかもしれません。新しい試練や予期せぬ展開を導入することで、より魅力的な体験が生まれるでしょう。さらに、前日譚がオリジナルシリーズともっと意味のある方法でつながっている様子を見ることで、聖闘士星矢の宇宙に対するファンの理解が深まるでしょう。

結論として、「シン・聖闘士星矢:ライズ・オブ・ゾディアック」と「シン・聖闘士星矢:エンド・オブ・シャドウ」は、オリジナルシリーズの興味深く感情的に充実した前日譚を提供します。キャラクターの成長、激しい戦闘、そしてドラマチックなプロットの展開は、エンゲージングな読み物になります。プロット構造を調整し、オリジナルシリーズとのつながりを深めることで、物語は聖闘士星矢シリーズの新規ファンと既存ファンの両方にとって必読の作品になる可能性があります。

シン・聖闘士星矢 GPTの評価

いやあ。
なんというかね。物語を生み出すこともすごいんですが、GPTのこういった的確な批評眼はいったいぜんたい、どうやって獲得してるんでしょう?

北斗の拳と聖闘士星矢が8点で、キン肉マンが7.5点だというのもなんか納得ですし、

シン・北斗の拳→典型的なディストピア作品との差別化が必要。

シン・キン肉マン→新しいキャラの背景や動機をもっと深めると良い。

シン・聖闘士星矢→オリジナルシリーズとの意味のあるつながりがあると良い

ええ、ええ。すべて正しい指摘だと思います。

あれですよね。誰か、物語の構築に詳しいプロの作家が中に入ってるんですよね?
知ってますよ。ベテラン脚本家の誰かが、中でカチャカチャと手動で俺のチャットに返信してるんだろ?
そうだろ?

と、思うぐらいのね。すごいヤツです。

また、おまけとして、
シン・北斗の拳→死に際のセリフを作ろう
シン・キン肉マン→新しい超人を考えよう
シン・聖闘士星矢→必殺技を考えてみよう

ってのをやったので。別記事で紹介しますね↓


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