【文章の型】「SDS法」と「PREP法」

文章を書く基本に「型」というものがあります。ブログやコピーライティング、社内の資料など、何かを伝える仕事、伝え方を上達させてたい人は是非知ってもらいたい方法です。

ただし、注意したいのは、方法論を沢山インプットしても知識ばかりが増え自分らしい文章を自由に書きにくくなります。ですので、基本的な型を守破離「守」として学びある程度身についたら、並行して「破」「離」を実践しアウトプットしていく事が大事です。

1.  SDS法

SDS法3つの要素は以下の通り。

Summary - 全体の概要
Details - 概要の詳細説明
Summary - 全体の概要のリピート

Summary - 全体の概要
最初に伝えたいポイントです。「〜をご紹介します。」「〜をお伝えします。」などで表現できます。

Details - 概要の詳細説明
Summaryで伝えた具体的な内容を記します。ここで結論を先に伝え、その後詳細を肉付けしていきます。

Summary - 全体の概要のリピート
最初のSummaryと同じ内容ですが、使用する言葉や言い回しを変えて伝えます。

ここで、参考に例文を書いてみます。

(概要)
今日は、なかなか英語のリスニング力が向上せず悩んでいる方に、オススメの教材をお伝えします。

(概要の詳細)
リスニング力を伸ばすには、とにかくインプットを多くすること。始めは翻訳なしで数回聞き、聞き取れない単語を英語で確認、その後日本語を確認し、全体像を把握した後、改めて全文英語で聞く。

その方法を簡単に実現してくれる無料教材は「TED」。

「TED」は何か(what)、なぜ良いか(why)、実際どう使えるか(how)についてそれぞれ具体的に解説。

(概要のリピート)
この方法を使って繰り返し継続することで、伸び悩んでいるリスニング力がぐっと上がり、理解力とともに単語力もアップできます。是非使ってみてください。

2. PREP法

PREP法4つの要素は以下の通り。
PREP法には - 時間のロスを防ぐ、理解が深まりやすい、要点が記憶に残りやすい - というメリットもあります。

Point - ポイント・結論
Reason - 理由
Example - 実例・具体例
Point - ポイント・結論のリピート

Point - ポイント・結論
最初に結論を伝えます。

Reason - 理由
結論に対する理由を述べていきます。「なぜなら」を使うと伝えやすくなります。

Example - 実例・具体例
理由に対する実例や具体例を記述していきます。「例えば」を使うとわかりやすくなります。また実例を示す事で信憑性のある文章になります。

Point - ポイント・結論のリピート
最初に行った結論を最後にもう一度繰り返し、文章をまとめていきます。

ここで、参考に例文を書いてみます。

(ポイント・結論)
英語リスニング力を伸ばしたいのであれば、無料教材の「TED」を強くオススメします。

(理由)
なぜなら正確な英語、日本語字幕を切り替えながら内容を確認できるからです。またコンテンツ自体の長さや質も大変良く、ジャンルも多岐に渡るため必ず興味あるコンテンツに出会え、飽きずに聞くことができるからです。

(実例・具体例)
例えば、今日会社でアメリカ人のプレゼンを聞く機会がありましが、事前に似た内容のTEDコンテンツをいくつか勉強したことで、普段よりすんなり内容を理解することができました。

(ポイント・結論のリピート)
無料教材「TED」は英語、日本語の字幕があり誰でも無料で始められる質の高い教材です。

有益な情報を求める読者にとっても、先に結論を言うことで自分の探している情報かどうかを先に判断でき、時間を有効に使うことができます。

以上、SDS法、PREP法でしたが、個人的にはより具体性、信憑性のあるPREP法に軍配です。この方法はコミュニケーションにも多いに役立つと思うので、是非始めの基本として習得し、毎日のアプトプットや仕事で役立ててください。

ではまた!

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