記憶に残る勉強法 【勉強編】

みなさん、学びの放浪者になっていませんか?
勉強して満足していませんか?
本やスクールなど、今までいくらつかってきたかを考えると、私はゾッとしてしまいます。しかし、同じ勉強をしてもとっくに結果を出している人もいる。一体何が違うのでしょうか?

実際どれくらい知識として残るかは、勉強方法と復習法で桁違いの結果となります。せっかくお金と時間をつかって学んでいるのだから、上手な勉強法のコツを知って正しく学びを得たいですよね!

復習については前回お話ししたので、今回は、「勉強前」「勉強中」について意識したい成果につなげる5つの方法ご紹介します。

1. 目的・目標設定(勉強前)

まず、何のために学ぶのか、なぜ学びたいと思ったのか、事前に言葉に出して言語化します。音声認識ツールを使い声に出してみる、ノートに書き出してみる、どちらでも自分にあった方法で「考える」+「アウトプットする」をセットで実行しましょう。文字にすると学習意識がぐっと高まります。

ここに面白い実験結果があります。ハーバード大学MBAでのアンケート調査によるものです。これを知ったら、目標設定をしないわけにはいかないですね!

【卒業時】
・3%の卒業生が「明確な目標と具体的な計画を設定し、紙に書き残している」
・13%の卒業生が「目標は設定したが、特に紙などには書き留めていない」
・84%の卒業生が「卒業後の夏を存分に楽しむこと以外は、とくに明確な目標は設定していない」

【10年後】
彼らがどのような人生を歩んでいるか追跡調査が行われたのですが、とりわけ収入に関して、予想を遥かに上回る驚くべき結果が得られたのです。

1つには、目標は設定したが紙にまでは書かなかった13%の卒業生は、特に明確な目標を定めず紙にも書き留めなかった84%の卒業生の2倍の収入を得ていたということでした。
さらに驚くべき2つ目の結果は、明確で具体的な目標を持ち、それらを紙に書きとめていた3%の卒業生は、残り97%の卒業生の実に10倍の収入を得ていたということでした。

出典:LIBERTY記事 

書き出したい内容、こんなことを考えてみるのはどうでしょうか?

・学びたいことは?⽬的は?動機は?
・いつ、どんな⾵に活⽤しますか?
・どうやって費⽤を回収しますか?
・ロールモデルは誰ですか?

2. ある程度の緊張感をもつ(勉強前)

最適な緊張感によってアドレナリンが分泌され、脳が活性化>記憶力がアップ、という証明がされています。

緊張感

「ヤーキーズ・ドットソンの法則」

では、緊張感はどんなふうにしたらいいのでしょうか?こんなことを参考にしてみるのもいいかもしれません。

・会社にレポートする
・最前列で聞く
・ブログやSNSにシェアする
・⾝銭を切っているという意識
・目標を達成できた時、できない時のご褒美やペナルティを設ける

3. あえて意識してみる(勉強前)

先に設定した目標や目的を普段から意識してみます。
人は無意識に、自分が見たいものに意識を向けています。脳は膨⼤に流れてくる情報の中から、無意識のうちに取捨選択して積極的に認識し、全⾃動で必要な情報をピックアップしてくるのです。これを「カラーバス効果」と言います。

カラーバス効果とは、ある特定のものを意識し始めると関連情報が自然と目に留まりやすくなる心理効果を指します。

なんでもないことでも、少し意識を向け、頭の片隅にテーマや目的を意識するとアンテナが広がり、アイデアが生まれやすくなります。

例えば、こんな時に意識してみるのはどうでしょうか?

・テレビを⾒ている時
・SNSを⾒ている時
・ネットドラマを⾒ている時
・ゴシップニュースを⾒ている時
・Youtubeを⾒ている時
・本を読んでいる時
・セミナーを受けている時

4. 喜怒哀楽を意識する(勉強中)

毎日いろいろなことを取捨選択する中で、どうやって特定の学びを記憶にとどめやすくしているのでしょうか?

喜怒哀楽を伴う記憶は人の記憶に残りやすい、と言われています。「新しいこと」や「没頭できること」はこういった感情を刺激し、記憶⼒の向上のみならず、ひらめきや洞察⼒も圧倒的に⾼めることができます。

こんなふうに感情にうったえる学び方は如何でしょうか?

・映画、美術鑑賞を活⽤して学ぶ
・好奇⼼・ワクワクを⼤切にして動く
・本を買ったらすぐに読む
・わからない!と思った瞬間に検索
・旅⾏体験を通じて学ぶ

5. Memoをとってみる(勉強中)

本を読んだり、インターネットから情報を得る、講座を受けるときにも、できれば手書きでメモを取ってみましょう。なぜ手書きか、と言うと、⼤脳⽪質に『⽬覚めろ! 注意を払え! 細かいところまで⾒逃すな!』という信号が送られ、記憶にとどまりやすいということが証明されているからです。後から見直す、というよりは、こういった脳の活性化のために、あえて書くことをお勧めします。

何度か紹介していますが、お勧めツールはこちら。メモをとったりストーリーボードを考えるための便利ツールです。

・Dynalist
・Mindnode/Mindmeister
・Evernote

まとめ

インターネット上のデジタル情報を20年前と⽐べた量、現在はなんと5000 倍!とのことです。選択肢が多すぎると、何も決められない、という側面もありますがこの機会に、上手な勉強法で、本当に必要な情報を取捨選択できる習慣を身に付け、是非上手に活用したいですよね!

では、また明日お会いしましょう〜。

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