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先生は自分で作る時代。〜生成AIを利用して自分だけの先生をつくる塾、始めます。〜

昨年突如としてトレンドに上がって以降、各国でその利用方法について未だに議論されているChatGPT。

それは、まだまだ不完全な状態でありながらも、そのあまりの「正確っぽさ」に「まるで人間のような存在だ」とか「確実に人間の仕事を奪いにくる存在だ」と私たちを驚かせた。

そんな、AIによって人間の奪われる仕事の一つになるものとして「教師」だと考える。

この仕事はインターネットが登場した際にも「なんでも検索できる時代ならばもはや知識のアドバンテージなど無に等しいのではないか?」と言われ、なくなると言われたものの未だに人手不足が叫ばれている業界である。

AIの登場によって、当然あたらしい教師の役割を考える必要性に迫られてくる。

そんな新しい教育や教師のあり方を考えるため、4月から新しい塾を始めることにした。

もちろん、完全オンライン型なのでパソコンさえあれば全国どこにいても参加することができる

ChatGPTは僕たちの文章を理解しているわけではない。


引用:https://www.hj.sanno.ac.jp/cp/feature/202111/12-01.html

2018年、AIを東大に合格させるためのプロジェクト・東ロボくんプロジェクトのプロジェクトリーダーである新井紀子氏によって「AI vs 教科書が読めない子どもたち」という本が出版された。

この書籍には、東大受験に関するビッグデータを利用して東大に合格するAIをつくる過程でわかったAIの本質的な弱点現代の子どもたちおよび日本人の大多数が抱える欠陥について書かれている。

ここで語られているのは、AIは文章の意味を理解できないということ。

しかし、ChatGPTは私たちの書いた文章に何でも答えてくれているような挙動をするではないか!と言われるが、どうやらChatGPTの仕組みを見る限り、やはり私たちの言葉の意味を理解しているのではなく、言葉や単語をデータにして、それに近いデータを出力するように作られているに過ぎないことがわかる。

引用:国立情報学研究所youtubeチャンネルより
https://youtu.be/aKqIPlDyWhs?feature=shared

つまるところ、ChatGPTは思考していない。思考していないがために、その回答がどのような思考プロセスを踏んだ上で生成されたかを説明することができない。

AIについて良くも悪くも知れる時代だからこそ

AIについての危険性はよく議論をされている。

しかし、その危険性もある程度知識を持った上で、実物に触れてみなければ理解されるに及ばない。

このままでは「wikiにそう書いてあった」が「ChatGPTがそう言っていた」に変わるにすぎない。

実際に、大学生たちに話を聞いてみると、近畿大学や西南学院大学といった中堅校の学生たちがChatGPTに書かせたレポートをそのまま提出しているとのこと。

つい先日、とある高校生に文章を書くよう頼んでみたところ、AIが書いた文章そのままを提出してきたので、すぐに突き返すに至った。本人としては「なんでわかるんですか?」とのことだったので、本当にAIのことを信じきっているようだった。

AIを友として、学びを進めていく

一方で、ChatGPTは考えを深めるために利用するとかなり良い仕事をしてくれる。

例えば、ゴールシークプロンプトと呼ばれるより良いChatGPTからの返答を引き出すためのプロセスがある。

筆者作成

これは何かを思考する際に非常にためになる方法で、何か人に質問をしたり、自分で調べ物をする際にかなり役にたつ。

このゴールシークプロンプトをベースとした学習をすることによって、学びをより効率的に進め、生徒一人一人の「問いを立てる力」を育むことができる。

ChatGPTを長期にわたって使い続け、それによって自分1人ではなかなか解決に至らない問題に取り組み続けることで、「うまくいかない」ことと、「うまくいったこと」を生徒一人一人に溜め込み、難しい課題へのチャレンジの仕方を身につけることができる

私の塾で目指すところはまさにそれで、その学びは一生の財産となるだろう。

塾について・3つのコース

当塾では学び特化・創作特化・個別指導の3つのコースを設ける予定だ。

学び特化では参加している生徒全員で東大の入試問題など大多数の人が「難しい」と考えるような問題にAIと仲間の力を借りながら向き合っていく。

創作特化では、AIに画像や動画や音楽を生成してもらい、さまざまなデジタルアート作品をつくる。これによって、生徒たちのディレクション能力を育むことを目的としている。

個別指導コースではよりパーソナルなAI活用に特化したコースで、生徒一人一人にあった学びを提供していく。

塾について・普通のオンライン塾にはない独自の特徴

私は令和市というバーチャル自治体のインフラ(?)周りを作っていた経験があるので、ただのオンライン塾にはない独自の強みを出すことに成功している。

メタバース校舎

去年から子どものメタバース街作りプロジェクトなるものを進めているので、当然弊塾にもメタバース校舎を容易に生成することができる。

創作コースで制作した作品などの発表会会場にしたり、自分たちで校舎をカスタマイズするなんてこともできる。

24時間使えるオンライン自習室

こちらは有料オプションにはなるものの、オンライン自習室ということで、他の誰かの存在があるような場所でオンライン自習をすることができる。

自習室にいる他の生徒と交流できたり、一緒に課題に取り組んだりすることで生徒同士のより深い交友関係を築くことも可能だ。

学習お助けアプリ

ここまで来たら当然アプリもある。

このアプリではこの塾を通して自分がやりたいことを目標シートに設定し、そこに日々の勉強でどれだけ近づけたかを振り返ることができる。

また、塾がある日のスケジュールを見ることができたり、オンライン自習室の利用履歴なども確認することができる。

塾のホームページや入り方など

その他、いろいろと気になることについては当塾のホームページに載せてあるのでいろいろ見てほしい。

また、公式LINEから質問を受け付けているので、よろしければぜひ登録しておいてもらえるとありがたい。

なお、直接話しを聞いてみたい人はいつでも無料説明会を開催するので気軽に申し込んでほしい。


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コミュニティ貿易商・北 祐介 @seizogakuen
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