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04 オンネリとアンネリのおうち

はじめに

女の子ふたりがかわいいと聞いて、みることにした作品。
あと、アマゾンプライムでかなり高評価だったの……あんまり評価みることってないんだけれど、星4.8ってすごいなって思って……。1時間半で終わってそんなに長くないし……。完全に軽い気持ち……。(のちにひれ伏す)

あらすじ

オンネリとアンネリ、ふたりの女の子。ある日、「正直者にあげます」と書いてある手紙と一緒に、お金の入った小包を拾う。そのお金で、謎のおばあさん(いいひと)から家を買って、住みはじめて、お隣さんとお話したり泥棒が入ったりパーティーしたりするお話。
いやほんとうにそういう感じなんだよ……!

感想

すごくよかった!!!
ミュージカル映画以外で、円盤ほしいなって思う映画は久しぶりでした、あとでもう一度みよう……。

まずね、すごくかわいい。なにもかもかわいい。オンネリとアンネリ、かわいい。おうち、かわいい。家具、かわいい。お洋服、かわいい。お花、かわいい。ちょっぴりの魔法、かわいい。

私の幼少期のあこがれが、相当つまっている映画。
なかよしの子とふたりだけで住むおうちに、天蓋付きの真っ白なベッド。すてきなワンピースにお帽子、手袋も忘れずに。ふわふわの泡ぶろに入ってサンドウィッチ食べたり、ハンモックで寝ころびながらシャボン玉を吹いたり。なんて楽しそうなの……。子どものころにあこがれていてもできなくて、大人になるころには忘れてた。なんて楽しいことを、私は忘れていたんだろう。

ふたりがお金を拾ったとき、お金には目もくれないの。むしろ、お金を包んでいたリボンに興味を示していて、髪に飾ったりする。弟が冷凍庫に閉じ込められたとき、弟はおいしそうにもりもりアイスを食べていた。かわいいもの、きらきらしたもの、おいしいもの。それらが世界のすべて、そうだよ、そうだったよ。

バスケットにワインやパンを入れて、ピクニックに行くのもあこがれがあるんだけど、そのシーンまである。お隣さんと警察官のふたりが、のどかでとっても楽しそう。別のお隣さんである姉妹も、ちょっと不思議なひとたちで、ひとくちごとに味が変わるケーキや風船が咲く植物とかが出てくるの。すてきすぎる。

お話に盛り上がりとかはないんだけれど、始終そんなやさしい世界で、あこがれと懐かしさがつまっているから、なんだかもうにこにこしてしまう。やさしくて、うれしい。
原作は児童文学。私のイメージする児童文学そのままの映画で、児童文学がすきな子にすすめたら、すごく喜んでくれそう。たぶんね!

しかもこれね、調べてみたら続編出ていてね、「オンネリとアンネリのふゆ」、「オンネリとアンネリのひみつのさくせん」が映画化されています。アマゾンプライムでみれなくて、でもDVDみれる環境があまり整っていなくて、ぐぬぬぬってなってる。ああもう原作買おうかな……。児童文学っていいよねえ。かたい表紙、素朴な挿絵、やさしい物語。だいすきだ。やっぱり本屋さんいこう……。

すごくおすすめ。みんなにみてほしい。


それではまた、文字の海の中で。

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