少し早いけど、11月の季節の風物詩を…
月末配信予定だったんですが、ちょっと早めに。
「新暦」2024年も残すところあと2ヶ月となりました。
いやぁ、あっという間でしたね。2024年も。おそらく、こんなふうに毎年、同じようなことが言われるんだと思いますが、今年は特に、暑い日が長く、従来のような季節の移ろいを感じられなかったこともあり、えっ?もう11月?と、錯覚を覚えてしまいそうです。
とはいえ、日ごとに涼しく、あるいは寒くなり、季節は確実に冬に向かっていることだけは確かです。そんな冬へと向かう「通り道」でもある11月。どんな季節の風物詩があるでしょうか?また、前回予告しておりました、「小の月」「大の月」のお話も後半でご紹介してまいります。
11月の「季節のイベント」のご紹介です。
では、10月の季節のイベントをご紹介します。
・1日(金)は新月です。新月ということはすなわち、旧暦の月替わり。旧暦の10月1日を迎えます。今月は新暦の1日と旧暦の1日が同じ日にあたります。
・3日(月)は文化の日です。
・7日(木)は二十四節気の十九番目、立冬(りっとう)です。
・16日(土)は満月です。11月の満月はビーバームーンと呼ばれているそうな(アメリカ先住民の風習に由来)。
・22日(金)は二十四節気の二十番目、小雪(しょうせつ)です。
・23日(土)は勤労感謝の日です。
それぞれのイベントにつきましては、また直前、あるいは当日にご紹介してまいります。
月の満ち欠けをもとにしているのが旧暦。そのため…(小の月・大の月のお話)
旧暦、つまり「太陰太陽暦」というのは、月の満ち欠けをもとに組んでいる暦を指します。そのため、新月が月の初めの日、満月を折り返して、次の新月が翌月の初めの日となります。となると、1ヶ月はおおよそ30日、といえるのですが、実は月の満ち欠けというのは、30日というより、約29.5日なんです。蛇足ですが、月の「公転周期」(月が地球の周りを回るサイクル)は約27.3日です。
話を戻しまして、月の満ち欠けによって組まれている旧暦は、前述のとおり、約29.5日という月の満ち欠けの「周期」を利用しますから、0.5日分の調整のため、30日と29日を交互に設けています。この際、30日の月を「大の月」、29日の月を「小の月」と呼んでいるわけです。ただ、交互にと申しましたが、それでも少しずつズレが生じますので、大の月・小の月が交互に訪れることがなくなったり、あるいは13ヶ月目に相当する閏月(うるうづき)を設定して微調整を図っています。こうした調整が多いのが旧暦であり、現在の太陽暦を使うようになった背景の一つには、この調整がほぼ必要でないことが挙げられます。
少々厄介な旧暦ではありますが、興味深いことに、とりわけ日本の季節の移り変わりは旧暦ベースで追いかけますと、ピッタリとは行かないまでも、結構しっくりきたりします。そういうことからも、普段の暮らしでは新暦を、他方、季節の移ろいを味わう際には旧暦を使うと便利だったりします。
11月末にはどんなことになってるでしょうかね?(政治的なお話)
読者の皆様はそれぞれに政治的信条、あるいは支持政党が異なると思いますので、偏った話は抜きにしますが、今月の頭にもお話ししたとおり、日本では衆議院議員選挙が、そして米国では大統領選挙を控えています(この記事配信は10月25日(金)です)。果たして、どんな結果になっているでしょうね?とても興味深いものを感じます。
それ以上に、現在は紛争・戦争も拡大の一途を辿っています。誰だって戦争は好きじゃありませんし、戦争で死ぬのはもっと嫌(なはず)。とはいえ、悪化の流れは変わっておりません。果たして、11月末にはどんな展開を迎えているでしょうか?もちろん収束を願うばかりですが、歴史の目撃者として、しっかり直視することも大切だと考えます。近年ではテレビ・ラジオ・新聞といったメディアに加え、現地から直接配信される情報もあります。そうした情報をキャッチする必要があると思います。こうしたお話は断続的にではありますが、お送りしようと思います。もちろん、できる限り公平な立場でお届けできればと考えていますので、皆様の支持・心情とは異なるケースもありますが、何卒ご了承のほど。
次回は文化の日にお送りできればと思います。次回もお楽しみに!
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