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amptalkユーザー会の実施プロセスと施策の振り返り

こんにちは。商談データを組織の価値にするamptalkでCSを務めるのろ(@noro_rororo)です。

先日amptalkではユーザー会を開催しました。とても嬉しいことに40名ほどのユーザー様にご参加いただき、満足度も高く終えられました。

実施してみて気付いたことが多くあったため、noteにまとめてみることにしました。今後ユーザー会を実施される方にとって参考になったら嬉しいです。


開催の背景

「プロダクトの中長期的な活用の価値を、ユーザーからユーザーへ共有いただく機会とユーザー同士の交流の場をつくりたかった」ことがユーザー会開催の背景です。

amptalk analysisは、電話・商談内容の書き起こし・要約などの「業務効率の改善」に注目いただくことが多いです。しかし、中長期的には商談データを蓄積・可視化・分析しトレーニングやコーチングに活かしていただくことで営業成果の向上にも貢献できるプロダクトです。

amptalkのCSチームでは「中長期的な価値」を実感いただくために、組織施策の中にamptalk analysisを組み込んでいただき、営業成果を高めていただけるよう日々支援を行なっています。

組織全体の成果を高められた事例が出てきている中で、CSチームが他のお客様に個別にご案内していくだけでなく、お客様から事例を共有いただいた方が自分事化していただきやすいだろうと考えていました。また、他社の話をもっと聞いてみたい・交流したいという声も増えてきていたため、ユーザー会の開催に至りました。

実施までの流れ

振り返ると下記の流れで当日まで進行しました。

1.ゴール設定/テーマ決め
2.コンテンツ設定
3.登壇のご依頼
4.コンテンツのブラッシュアップ
5.下見/ノベルティ準備

1.ゴール設定/テーマ決め

参加されたユーザーの方がamptalk analysisを"組織施策の一部"として、もっと活用したいと思っていただくこと」をゴールとしました。

業務のミッションとして組織成果を持たれているであろうMgrクラスのユーザーをメインターゲットに置きつつ、活用事例を自分事化していただきやすいよう職種を絞り「インサイドセールスの組織レベルの向上」というテーマ設定にしました。ゴール達成に向けて「WHO→WHAT→HOW」の順番で整理するのが考えやすいと思います。コンテンツ設定やブラッシュアップの指針になるので、ゴールをブラさなかったことが良かったです。

2.コンテンツ設定

ゴール達成と同時に参加者の満足度を高められるかも重要です。ユーザー会の満足度を左右するのは「具体的に活かせる学びが一つ以上あるか」という点だと考えています。事例の共有によるインプットだけでなく、学びを自分で整理して、近い課題を持ったユーザーとの会話を通して明日から活かせる何かを持ち帰っていただけるような流れを意識しました。

当日の流れ

ご登壇/Q&Aでは、同じインサイドセールスでもBDRかSDRなのかで組織施策の前提が異なるため、事例に関しては"BDR"と"SDR"それぞれの観点で事例を語っていただきました。ご登壇では組織全体の課題やamptalkを通してどう解決して成果を高められたかを中心にまとめていただきました。

ワークショップは、テーブル内で自己紹介の後に、各自で登壇内容やQ&Aによるインプットで自社に活かせそうなことを整理いただき、テーブル内で発表し合う形式にしました。

細かい工夫として、同じテーブルには近い職種・役職の方をあらかじめ座席指定しておき、日々の悩みや課題に共感しやすい状態をつくりました。最初の会話のハードルを下げることが出来たのではと思っています。

申し込みアンケートの内容から座席表を作成

3.登壇のご依頼

コンテンツ設定と並行する形でしたが、先進的に取り組まれていたタイミー様PLAN-B様にお声がけをし、快諾いただきました。依頼をお受けいただくことは本当に嬉しいことです。登壇資料に採用情報を盛り込んでいただくなど、登壇いただくメリットを意識することも大事だと思いました。(他にも個別にノベルティを用意しました)

4.コンテンツのブラッシュアップ

ユーザー会の趣旨と登壇いただきたい内容をブリーフィングシートにまとめ、2社に正式に依頼をしました。

発表内容の重複を避けるため、資料の作成前にテキストの状態で3社での顔合わせと発表内容のすり合わせも行いました。また、当日まではイベントで使用するスライドは共通で編集できるようにして、双方の発表内容を見られる状態にしていました。前日のギリギリまで登壇資料を練り込んでいただき、感謝の気持ちでいっぱいでした。

5.下見/ノベルティ準備

会場も下見させていただき、当日のテーブル配置のイメージを膨らませ、見やすい資料のフォントサイズを把握出来たことは良かったです。下見はおすすめです。

今回は登壇企業のタイミー様にもノベルティ提供いただきつつ、amptalk側も今回のイベント用にシールを用意しました。

新しいamptalkのシンボルシールに加え、インサイドセールスの方向けの遊び心ある「INSIDE SALES」「#SDR」「#BDR」の3つのラインナップです。(反応は悪くなかったです笑)

全て配布仕切れなかったので欲しい方はご連絡ください!

上記の流れで準備して当日を迎えました。登壇依頼をしてから実施まではなんやかんやで2ヶ月ほどの時間を要したので、余裕を持ったスケジュールが必要だと思います。

参加された方はどんな感想だったのは、下記のレポート(再掲)もぜひご覧ください。

実施して良かった点

  • 施策のゴールを達成できたこと

    • ユーザー会実施後に「amptalk analysisを使ってもっとフィードバックをしていきたい」「amptalk analysisの〇〇機能をより使っていきたい」という相談をいただくなど前向きな反応が多かったです。(登壇内容に具体的な機能活用の内容も盛り込んでいただく調整が効いたと思っています)

  • 想定以上の効果があったこと

    • これまで対面でお話していた方以外の役職者の方にもお越しいただき新しい接点を作ることができました。

    • 参加いただいたユーザー同士の交流が深まり、amptalkが介在しない勉強会が企画されました。

    • アンケート内に「amptalk analysisを紹介したい会社・人は周りいるか」という質問を忍ばせて、前向きな回答もいただけました。IS・FSとの連携にも有効そうです。

  • 運営側のモチベーションアップ

    • オンラインで日々接点を持っているお客様と対面で話せるのはとても楽しかったです。(会での会話をきっかけにより深い話にもつながりました)

実施してみての反省点

  • 開催日時の設定

    • 開催日が外部の展示会と重なっており、展示会に出展している一部のISユーザーは参加できなくなってしまいました。開催日は外部環境のチェックもしておいた方が良いです。

  • 事前準備の抜け漏れ

    • 事前の会場設備のチェックで抜けていたポイントがあり、当日バタバタとご協力いただく形になってしまいました。ご迷惑をおかけしてしまいました。。

    • 当日の様子をどう写真に収めるかをすり合わせておらず、当日の写真のクオリティが低くなってしまいました。登壇社への写真提供やイベントレポートでの利用が考えられるのでカメラシフトがいても良いと思います。

  • 開催側としてPRしたいこととのバランス

    • ユーザーの登壇を主体においたものの、amptalkとしてのメッセージをもう少し盛り込んでも良かったかもしれません。(新しい支援メニューはアンケートでのみの紹介に留まってしまいました。)

まとめ

反省点は多くありながらもユーザー会施策は良いことしかなく、CSとしては積極的に実施していきたいなと改めて感じました。

また、ユーザー会を実施するプロセスは型に出来そうですが、ユーザー会施策のゴール設定によってコンテンツの設計は変えるべきだと思います。「終わった後にどんな状態になっていただきたいか」を考え、こだわりと遊び心を持って今後も施策を講じていきます。

開催までの準備と当日一緒に運営に協力いただいたamptalkの皆さんもありがとうございました。そして、登壇依頼をお受けいただくだけでなく、会場のお貸し出しと当日の設営にも多大な協力をいただいたタイミー様には心から御礼を申し上げます。日々のコミュニケーションの積み重ねだと思っておりますので、改めて気を引き締めます。

参考にした書籍

施策を練るにあたって参考にした書籍や記事もシェアします。

「問いのデザイン」は課題の整理やどんな問いを投げかけることで、その解決に繋げるかという施策全体を整理することに活かせました。ユーザー会に限らず、CSとしてはぜひおすすめしたい書籍です。

あとは、日々イベント施策に参加していたことで、参加者側にとっても目線も少し養われたと思います。いつもイベントを開催いただく皆様、ありがとうございます。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。
CSチームとしてもユーザー会などの機会はどんどん作っていきたいのですが、なんとリソースが全然足りていません。紹介した取り組みに少しでもご興味をお持ちいただいた方はぜひ一度お話させてください。XのDMも歓迎です!

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