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『Disclosure』サム・フェダー監督による ここだけのQ&A映像!

6月19日よりNetflixによりグローバル配信されたサム・フェダー監督(発音はフェイダー)によるドキュメンタリー『Disclosure トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして
ノーマルスクリーンでは、みなさんから質問を募集し、LA在住のフェダー監督にビデオで答えてもらいました!スペシャル企画!
いただいた質問すべてに回答があったわけではありませんが、フェダー監督から届いたビデオをすべて以下に並べますのでぜひご覧ください!
(映画と本企画の募集要項について詳しくは以下リンクをごらんください。
http://normalscreen.org/events/disclosure


右下の【CC】で日本語字幕を選択し字幕を表示できます。


質問1
この映画を作った理由は?
どのように企画をすすめましたか?


質問2
映画には才能豊かなトランスの人々が大勢登場し素晴らしかったですが、誰を登場させるか人選は難しかったのでは?


質問3
映画ではトランスの人々の見るに耐えないようなネガティブな表象もあなたは見せていますが、鑑賞者がそれにどう反応するか心配はありませんでしたか?
なぜそれらを盛り込むことにしたのか、制作時にあのイメージとどう向き合ったのか教えてください。


質問4
映画では“可視化のパラドックス”について巧妙に説明されています。腹立たしく複雑で痛々しいことです。
同時にこの映画で、あなたはトランスの人々の可視化レベルをあげているわけですが、理論ではこれはトランスの人々へさらなる危険を及ぼします。
そのことを思い、映画に取り組みながら怖くなることはありませんでしたか?


質問5
“可視化はゴールではない”と発言していますが、この先あなたが実現してほしいと思うことは?


質問6
私はノンバイナリーなので、同じようにノンバイナリーの人々が自分たちの歴史を話す姿も見たかったです。

以上です!
サム・フェダー監督 Instagram >>> https://www.instagram.com/samfeder_1

『Disclosure トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして』について、本企画の募集要項については以下リンクをごらんください。http://normalscreen.org/events/disclosure

___ 関連アート+映像 ___
◾️『大西洋は骨の海』 という米国の黒人トランス女性を主人公にした短編映画を監督トルマリンのステートメント&用語集つきで公開 
◾️映画にも出演しているザッカリー・ドラッカーの写真作品についてなど
◾️ドラッカーの最新の写真展「Zackary Drucker: Icons」の様子。ボルティモア美術館で展示。
◾️出演していたジェン・リチャーズ (Jen Richards)とアンジェリカ・ロス(Angelica Ross)が出演しているウェブコメディドラマシリーズ『Her Story』(英語)
◾️NSで昨年上映した 映像集「Still Beginning」 より、NYで早くからトランスの人々の支援などをしながらパンクシンガーとして活躍したクロエ・ズバイロについての作品『Chloe Dzubilo: There is a Transolution』ビデオの24:10〜日本語字幕付き
◾️北カリフォルニア拠点の団体トランスジェンダー・ロー・センターのメンバーがHIVと生きるトランスの人々のストーリーを映像化する「Positively Trans」ワークショップを行い、内容、構成、編集も本人たちによるものだそうです。(英語字幕が表示できます)

 ___ 関連記事 ___
◾️ウェブサイトWezzyのBlack Trans Lives Matter特集
Black Trans Lives Matter特集をはじめるにあたって(鈴木みのり)
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「いまの社会はマザーが足りていない」Netflixドラマ『POSE』座談会(オカダミカ、カナイフユキ、平岩壮悟、鈴木みのり)
Black Trans Lives Matterと映画/ドラマ作品をめぐる10の視点(秋田祥)
ドラマ、映画、漫画……トランスジェンダーの語りの政治/映画『トランスジェンダーとハリウッド:過去、現在、そして』(ゆな)
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◾️レビュー(高嶋慈|アートスケープ)