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注文の仕方

近所のコメダで作業するのが日課になりつつある。家で何かをするとどうしても睡眠欲に襲われてしまうのでね、自分の意思の弱さにも原因はあるんだけど。だから近場の作業できるとこを探してたわけ。それがコメダ。僕はそこで一杯の飲み物を頼んで何時間も居座る。異常に低い客単価、店側からしたら厄介な客である。そこのコメダは基本的に客は多い。尚更肩身は狭くなるが、知らないフリをしていつも過ごしている。コメダってこともあり沢山の人が出入りしている。サラリーマンやカップル、この間は投資家も隣の席に座ってたかな。人間観察が好きな僕からしたら愉快な場所だ。
そんなこんなで今日も4時間ぐらいはのんびりと過ごしてたわけだが、一人の女子高生が気になった。可愛いとかスタイルが良いとかそういうやましい理由ではない。なかなか食いっぷりが良いのが理由だ。食べてる最中の彼女を直視してたわけじゃなくて、注文の仕方が異常だったんだよね。多分40分に一回?体感だけど、彼女はベルを押して、スラスラとメニューを読み上げるわけ。「アイスコーヒーのたっぷりサイズと、カツサンドとデザート(名前忘れた)を下さい」ってな感じでクールに言っちゃうんだ。ちなみにこれ2回目の注文です。店員さんも「かしこまりました」ってロボットみたいに答える。え、本当にかしこまった?ツッコミたくならない?って心の中で叫んだんだけど、まあみんないちいち気にしてないよね。彼女はその半時間後にまたベルを押すわけ。勘弁してよね。コーヒー1杯で何時間もこびりつく僕が情けなくなる。って思いながらまだ2時間居座りましたとさ。自称貧乏だからさ、許しておくれ。でもコメダの後に近所の本屋さんにバイトのチラシがあったから応募しようと思う。多分バイト受かっても変わらない注文の仕方をするんだけどね。

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