見出し画像

大人の女性~二次絵に関する考察(2)

地域の芸術展みたいなものって、みなさんの住んでるところで見られますか。
芸術好きの方の作品を展示してみてもらう、というような。

絵画、写真、彫刻などなど。

その写真のコーナーを見ていて、気が付いたことがあります。
地域の人の撮影している写真ですが、
年齢のいった方の写真のほうが表情豊かなのです。

子供の写真も多いですし、お祭りの写真もたくさんある。

その中でも撮影される対象が高齢になるほど、
確かに美しくはないものになってしまいます。

これは加齢というものがある以上、避けては通れない。

でもですね、表情が、感情がはっきりわかるんですよ。

キモになるのは表情筋としわ。
これが歳を重ねると効果を発揮する。

この表情から、感情の波が伝わるというところは
とてつもない利点じゃないかと思うのです。

AIで描写するときに二次絵か、実写風かで最初に方向性が分かれます。
Stable Diffusionでも二次絵系と写実系ではっきり分かれている。

二次絵に現実の人の顔を当てはめるというのも
試してみたことがあるのですが、うまくいきません。
広い川幅の向こう岸に無理やり飛び移るような感じになる。

二次絵好きの人に一度伺ってみたいのですが、
二次絵って表情が一定になりやすくないですか。

どの絵も同じとまではいわないにせよ、
全体的に均等に出来上がって、目が大きいので、
現実の顔はおろか、似顔絵とも全く違う印象になります。

この均等にできあがるという特質、AIの利点でもあり、
弱点でもあります。何も工夫をしないと
写実系はどこか不気味な感じに仕上がるのですが、
Deep Fakeのように現実の顔に入れ替えるだけで、
その違和感が中和される。

これは現実の顔に不均等さがあるからだと思っています。
この不均等さが現実と虚構をつなぐ鍵のようなもので、
二次絵好きの人はそこが許せない、
写実系好きは、そこがないとちょっとね、という違い。

たまに二次絵の絵柄をそのまま現実に引っ張り出して、
実物にしたような被り物をしている写真を見ることがありますが、
あれは二次の世界にあるから許容できるようなもので、
現実にでてくると違和感バリバリです。

そういえばで思い出したのですが、劇画調の漫画って絶滅していませんか。
一般向けはゴルゴ13、エロではケン月影画伯(下参照)のような。

単にこういう絵柄に自分が慣れているということなのでしょうが、
こういう絵を見ていた人も、描いていた人も高齢化したのでしょうか。

70年代後期まではこういう絵柄のエロ本が多かったような。
描くのは大変そうですが。

二次と実写の中間にあるのが3D、代表例がpixar映画です。
アメリカ発祥だとは思うのですが、表情が過剰です。
「アナ雪」も同系統ですね。

https://www.disney.co.jp/fc/anayuki

あれ、アメリカだからかなと思っていたのですが、
表情筋の動きを過剰にしないと、
感情を伝達できないからではと疑っています。

もっと深い話をすると非言語的コミュニケーションを
どうとらえているかということになってくるのですが、
今回はそこまでは踏み込みません。

変な話ではあるのですが、無数にあるAVに、
たまに表情から女優の人柄がうかがい知れるものがあります。
あ、この子、性格よさそうと思わせるような。
現実ではないですし、実際に会うこともないのですが、
こういうところがあると、ほっとするのも事実です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?