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アーティストは鏡を掲げ、時代を反映させる。

アコースティック的なサウンドに電子音楽を取り入れた
ポストクラシカルの旗手、マックス・リヒターが、
社会に向けて言った言葉だ
(先日の『ACROSS THE SKY』)。

「浸食された権力や社会的正義を思い出させるために作品を作る」
という言葉も重い。
その浸食の例に、人権が蔑ろにされる米国や香港での暴力や、
欧州の極右政党の復活を挙げた。

最新作「Voices」は、「世界人権宣言」に
インスピレーションを得たとか。
その人権について、
「政治より根源的で、人間同士がお互いを尊重するためのもの」

と喝破する。

例に挙げられたなかでも、国家があからさまに国民の人権を踏みにじる、
香港住民への中国共産党の非道な暴力行為は、
経済支援という懐柔策によって、
既に多くの国家によって支持されてしまっている
(『中華人民共和国香港特別行政区国家安全維持法』に
賛成/53か国 反対27か国
第44回国連人権理事会_6月30日の結果  ※米国は人権理事会から脱退中)。

人権ってなんだ、人間って、なんなんだ。

どうしちゃったんだ。

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