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0歳からが第1幕。その後は25歳から、50歳から、75歳から、と四半世紀ごとに区切りをつけて、「人生4幕」と考えているの。

そう言ったのは、80歳になられた
加藤登紀子さんだ
(先日の『読売新聞』朝刊)。

「春夏秋冬とも重なるの」と言いながら、
「人生は秋(50歳からの第3幕)
からがいいのよ」と、
“お登紀さん”は言う。
そして、
「冬(75歳からの第4幕)は木々が立ち枯れて
見晴らしがいいのよ。
自分の歩みがクリアに見えてくる」とも。

そんな風に達観できる
「人生の冬」には
実績的にも年齢的にも遠い私だが、
だから

まだまだ「夏」の夢を捨てたくない。        

              *


「冬は春のためにあるから、
一生懸命にものごとを
伝えていきたいと思ってる」

そんなことを言う彼女の
いわゆる先達の域には達せず、

まだまだ、もがくしかない。

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