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打って反省。打たれて感謝。


剣道で大切にされているこの言葉を紹介したのは、
ロシアから来て日本に住む
オリガ・ストレリチェンコ四段です
(先日の『ワタシが日本に住む理由』)。

打って勝っても、違う打ち方があったのではないか、
たまたま当たったのではないかと反省し、
打たれて負けても、自分の弱点を教えてくれたと
相手に感謝する。こうして常に自分の技術を
磨いていこうとする気持ちを表わしているのだとか。
このような気持ちで臨むので、
他のスポーツでは、試合相手は敵となりますが、
剣道では「人間形成の道における協力者」になると言う。

国際貿易学を大阪大学大学院で学び、将来は教える立場に
なりたいと言う彼女の、迷いなき眼差しに
冒頭の言葉の力を感じました。

コピーライターの文章は、その都度、
クライアントのチェックを受けます。
したがって、打つことより圧倒的に打たれることの方が多い。
そのときどきで納得できないこと、できることがあるのですが、

「打たれて感謝」の思いは、
私のそんな仕事にはもちろん、
人生にも通じる、と、
このロシアから来た大学院生に教えられました。

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