ピアノ_000237

「まだまだ」という気持ちがなかったら、 進歩しない。


孤軍奮闘

90歳になられた秋吉敏子さんの、
力強き言葉だ
(先日の『『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』』)。

16歳でダンスホールでピアノを弾きはじめ、
23歳でオスカー・ピーターソンに見いだされ、
そのままレコードデビュー、
3年後にはバークリー音楽院の奨学生として渡米し、
ニューポート・ジャズ・フェスティバルにも出演して、
米国に、アジア人として確固たる爪痕を残し続けてきた
その生涯は、ビッグバンド結成というチャレンジングな生き方を
経て生み出された1974年のジャズの名盤
「孤軍」そのものだ。

常にまだまだ

大相撲初場所、徳勝龍関の33歳5か月での初優勝は
日本出身力士としては最年長だったが、
千秋楽の土俵下でのインタビューで彼は、
「もう33歳じゃなくて、まだ33歳と思って」と意気込みを示した。

しかし、この「まだまだ」というのは、
決して老いた者だけに許された負けじ魂ではない。

絶体絶命のピンチはもちろん、
普通の日常で、少し頑張らなければならないときにも、
忘れてはならない四文字でもあると、思ってしまうのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?