ネガティブなことは、絶対にポジティブに変えられる。
ネガティブな出来事の連続
ラグビー日本代表のリーチ・マイケル主将をして
「オールブラックスに入れる世界一のフッカー」と
言わしめた堀江翔太選手の言葉だ
(先日放送の「トトはラガーマン ラグビー日本代表 堀江翔太」)。
いよいよ今日から始まるラグビーワールドカップ。
もちろん堀江選手も、この最高峰の大会を
ラグビー人生の集大成として挑む覚悟を決めていた。
ところが昨年9月、何気ないダッシュの瞬間に異変に気づいた。
右足首の舟状骨に疲労骨折が見つかる。
当初、手術を避け保存療法を目指していた堀江選手は、
心待ちにしていた検査結果にも回復のきざしが見えず、
ついに11月に手術に踏みきった。
花園(全国高等学校ラグビーフットボール大会)に出られず、
進学した強豪の帝京大学ラグビー部では実力不足を突き付けられ、
卒業後は、ラグビーランキング1位を争う国、
ニュージーランドでアルバイトをしながら
ラグビーの武者修行をする道を選ぶ。
同期の多くがトップリーグで活躍するなか、
「やったんぞ!」。
そう口にしながら、「いつか見返したる」という思いで汗を流し、
やがて冒頭の主将の言葉にあるような屈強のラガーマンとなった。
しかし、彼はまた2015年には約7時間にも及ぶ首の手術もしている。
今回の疲労骨折では、右足が着地するとき、つま先が外側に開く癖が
怪我の原因になったと気づき、一歩一歩、つま先の向きを
確認しながら歩き、着地の癖を克服しようとした。その一方で
リビングで妻と娘たちと共にラグビー日本代表の戦いを見つめる日々。
しかし、堀江選手は、11月の手術を成功させ、
ここでもまた這い上がった。
ネガティブなことは、絶対にポジティブに変えられる
この言葉は、苦しみ抜いた末に、一つ一つの出来事を
全て骨の、肉の隅々に沁み込ませて、
たどり着いたうえでの表現なのだと思う。
単なる観念的な教えではない。それを信じて実行してきた
堀江翔太選手の真実がそこにあるから、
私もこの言葉を、自分の拠り所としたい。
本日、ラグビーワールドカップ初戦。
堀江翔太選手は、フッカーとして予想スタメンに名が記されている。
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