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西加奈子さんに浸る

最近アルバイトに追われる日々を送っていたら、休みの日の幸せ度が上がりました。

やっぱり幸せって気が付くものですよね。
相対的に見つけるのもありだと思います。

今日は、そんな忙しい日々の中ではまっている読書について。

西加奈子さんの作品、素晴らしいです。

「おまじない」「白いしるし」「サラバ!」「i」「黄色いゾウ」など数々の傑作を作り出す天才作家さん。

西加奈子さんの描く人物に私はほとんど共感してしまいます。

自分の価値観に近い存在が描かれているからなのか、それとも西さんの物語に引き込む力が強いのか。

そのどちらもある気がします。

昨晩読み返していた「サラバ!」は特にお気に入りの作品です。

周りを意識して自分を消していく僕と、奇怪な行動を起こすことで自分の存在を知られたい姉。

私の生き方は僕の感覚に近いと思っていましたが、姉の性格の一面も持ち合わせています。

物語の終盤で「僕」は自分を見失い、自分の信じるものと向き合うために小説を書き始めます。

私も、彼と同じように文章を書きたくなりました。(読んだ人の多くが言うらしい笑)

他人軸では決められない、私にとっての「すくいぬし」はなんだろう。

たくさんの生きるための思考が込められた本です。

読み終えた後に抱きしめてしまうほど、出会えてよかったと思います。


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読んでくださってありがとうございました。またね。

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