いつだって、My Birthday(旅するような暮らしのラジオ #11)

最近、この人たちのカバー動画を聴くのがお気にいりです。

初めて好きになったアーティストがゆずだったりするので、もともとアコースティックギターをじゃかじゃか弾く人が好きなんですよね。

路上で弾き語りをしている時もついつい足を止めて聴いてしまうんですが、そういう光景が少なくなってしまうのは淋しいなあ、なんて思う今日この頃。


It's my birthday
消えない小さな炎を
ひとつひとつ増やしながら
心の火をそっと震わせて
何度だって 僕を繰り返すよ
そう いつだって It's my birthday

Mr.Childrenの応援ソングの真骨頂は、「なんでもない1日に意味を与えてくれる」ことだと個人的に思ってます。

長い人生、ドラマティックな日や何かを成し遂げた日よりも、報われなかったり上手くいかなかったり無駄に過ごしてしまった日の方が圧倒的に多いはずで。

でもそういうなんでもない1日1日も、見方や捉え方を変えることできっと何かしらの意味を持っていて、それに気づくのは自分次第で、そうやって積み重ねた色々なものが、今の僕をつくっている。

そういう優しい世界観が、何かを成し遂げようとして(もしくは何を成し遂げたいのかわからなくて)もがいている多くの人の心に寄り添い、共感を呼んでいるんじゃないかなと思うのです。


……っていうディープな話もあるんですが、もう一つ伝えたいのは櫻井さんの書く歌詞の遊び心。

巧妙に織り込まれた押韻や、気づくと「あ、そういうことかあ!」というパズルが解けたような快感は、読むたびに味わいが変わる名作と呼ばれる本のそれだと思っています。

It's my birthday
飲み込んだ幾つもの怒りを
ひとつひとつ吹き消しながら
風に乗って希望へひとっ飛び
やがて素敵な思い出に変わるよ
そう いつだって It's my birthday

例えば、この『Birthday』の歌詞。勘のいい人はもうお分かりかもしれませんが、この歌詞を「誕生日ケーキ」をイメージして読むと、どうでしょうか?

……ね、面白いでしょ!?

そしてこの曲が、映画ドラえもんの40作目の記念すべき作品『のび太の新恐竜』の主題歌、というのも何とも粋です(作品自体も映画1作目「のび太の恐竜」のオマージュ)。

It's your birthday
毎日が誰かの birthday
ひとりひとり その命を
讃えながら今日を祝いたい

たとえどんな1日でも誰かにとって大切な日だとしたら、捉え方次第で毎日が特別な日。そんな風に日々を肯定できたら幸せですよね。


いつだって、My Birthday。いつからでも何度でも、生まれ変わって僕をはじめればいい。


そんな気持ちで、しれっとご無沙汰していたnoteを書きはじめてみました(オチはそこかーい)。


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