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「自分を褒めること」の大切さについて

最近欧米では、ビジネスやマネジメントの文脈でも、セルフコンパッションの重要性がよく語られていますが、仕事でも私生活でも「自分を褒めること」はとても大切だなとしみじみ思っています。

というのも、やはり「自分のことをいちばん知っているのは自分」だからです。いくら近しい家族や友人であっても、その関係性はある種の「決まりごと」によって規定されています。

なので、そこから外れた話をしてしまうと驚かれたり、目をそらされたりしてしまうことが実は多いです。誰かにありのままをすべて伝えること、それを理解してもらうことは、思った以上に難しいんですよね。

また、せっかく自分でうまくいったなと思うことでも、人がそれを汲み取って評価してくれたり、褒めてくれるとも限りません。

だからこそ「自分で自分を褒めること」がすごく重要になります。

自分がどんなことに悩みがちなのかをよく理解した上で、例えば仕事でそれをうまく乗り越えることができたときに、「よくやったな」と自分を褒めてあげる。

私も、30代半ばを過ぎてからは、この「自分を褒める」がうまくなっていきました。そこで思い出すのは、IBMの箱崎オフィスの近くにある美味しい天ぷら屋さんのこと。ほぼカウンターだけの小さいお店ですが、ランチでもきちんと目の前で天ぷらを揚げてくれて、あつあつの美味しい天ぷらを味わうことができます。

私は、プロジェクトが一段落ついた時や難しい仕事をうまく乗り越えた時に、この天ぷら屋さんにランチを食べに行くことを習慣にしていました。そこで天ぷらを食べながらするのは、仕事を振り返りながら「自分を褒める」こと。

仕事の反省とかは抜きにして、自分が力を込めてやった部分で成果が出たところを、とにかく褒めます。「あの難しい局面で我慢してやりきったのすごい!」「本質的な部分をぶらさずに相手に伝え続けたのがえらかった!」「めんどくさがらずに丁寧に分かりやすい資料に落とし込んだのが勝因!」などなど。

こうやってあらためて書くとちょっと恥ずかしいですが、自分がやった仕事の細部まで理解しているのはやはり自分ですし、それを正しく自分自身で評価し褒めてあげることで気分も明るくなってきます。しかもあつあつの美味しい天ぷらを食べながら!

そして、自分をたくさん褒めて、お腹もいっぱいになって、気分が明るくなったところで、支払いを済ませてお店から出る時には、とても感じの良い店主の方が「いつもありがとうございます」と、いつも丁寧に挨拶をしてくれました。この挨拶を聞くといつもすごく穏やかな気持になって、また仕事をがんばろうとやる気もわいてきました。

こういう自分を褒める「儀式」を持っておくのはとてもおすすめなので、ぜひみなさんも試してみてください!

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ここからは「起業日記」です。

8月17日に創業の記事を書いてから2ヶ月半ほど経ちましたが、今日でマイコーピングの最初の四半期が終わりになります。

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