大学生の息子たちに伝えたいこと 自分をつくり変える痛みを知る編
私は、今年、社会福祉士の資格を取得し、今は、相談支援の仕事をしています。
絶賛、人生3度目の、自分をつくり変えている真っ最中です。
1度目は、新卒で、就職した時。
学生時代、勉強はひとりでするものなので、基本教室ではひとりでいました。
クラス委員・体育祭などのイベント・クラブ活動は、義務として役割は果たしていました。
中学・高校の修学旅行は、グループ行動の時、自主的にはぐれて、夕方宿泊予定のホテルに合流するという荒技を使っていました。
先生も、容認してくれていましたねー。
大学の卒業式は、1ケ月のヨーロッパバックパック旅行から帰って3日目だったので、面倒だなと感じてサボりました。
ゼミで比較的仲が良かった子が、「あんた、ヨーロッパで行方不明になったのではと心配されていたよー」と教えてくれました。
ちなみに、卒業後、大学時代の知り合いとは一度も会っていません(*^▽^*)
で、こんなふうに学生時代を過ごした私が、社会人になったのです。
仕事は、勉強と違って、ひとりではできません、チームで業務に取り組みます。
社会の作法、仕事のやり方をひとつひとつ教えてもらって、失敗しながら、学びました。
特に1年目は、石の上にも3年と自らに言い聞かせ、一時鬱っぽくなりながらも、頑張りました。
新卒で総合職で入った私は、ここに8年お世話になりました、当時の上司、先輩、同期、後輩にめちゃめちゃ感謝しています。
2度目の脱皮は、子どもたちが3歳になり、保育園に通い出した頃です。
私は、就労認定を受け、子どもたちを保育園に預けるために、パートで働きだしました。
だってー、念願かなっての子育てだったけれど、肉体的にも精神的にもめちゃめちゃ大変だったのです!
生まれて初めて、「自分の時間が全くない」という経験。
トイレも自由に行けないんですよ!
いやー刑務所の方がマシだよなーと思いながら、1日の終わりに、月めくりのカレンダーの日付を×で消していました。
で、子どもたちの3歳になる年に、保育園に入園させていただきました。
当時、保育園の時間管理がゆるゆるで、週に18時間しか働いていないのに、月曜日から土曜日まで、9時~18時で預かってもらっていました。
保育無償化の恩恵は受けられませんでしたが、仕事がない日は、子どもたちを保育園に預けた後、家事したり、映画観たり、京都に観光に出かけたり、自由時間を満喫していました。
同時に、感情のコントロールがうまくできない私は、いずれ子どもたちに虐待行為をしないか不安を抱えていました。
育児書を読み漁り、コーチングなどの自己啓発の講演会や講座に参加し、子育てカウンセリング(無料)を受けたりしました。
自分について、自分が育った家庭環境について、がっちりと向き合い、人生で初めて1週間、寝込みました。
めちゃめちゃ身体が重く、やる気がおきなくて、毎日しんどかったです。
子どもたちを育てる人間としてどうなりたいかを考え、2年かけて自分をつくり変えていきました。
で、今が3回目の脱皮中です。
子育てが完了しつつある今、私が残りの人生で取り組みたいことは、「困っている人をサポートする」です。
その反面、困っている人の行いには、私には、理解できないことが多々あります。
なぜ、自ら進んで助けを求めないのか。
なぜ、困っている現状を変えずに放置するのか。
なぜ、よくないとわかっていることを続けるのか。
自分の価値観で相手を断罪している時点で、相談支援員失格ではと思いますが、これから何回も転んで、痛い思いをしながら、立ち上がって歩いていきます。
この山を乗り越えたら、また、新たな景色が見えるんだろうなと、前2回の経験から私は知っています。
自分を追いつめすぎないように、ゆるゆる、1日1日を過ごしていきます。
今、インターンに参加しまくっている2人の息子たちも、1年半後には、こういう痛みに直面するのかもしれないなと想像すると…。
そちらの方が、我が事よりもよほどしんどくなります…親バカですね。
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