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大学生の息子たちへ伝えたいこと 赤の他人と自分の直感を信頼してみる編

今年の1月から5月まで、月1回、1回90分、「きく稽古」という連続講座に参加しています。

社会福祉士合格後、相談業務に携わりたいので、「きく」ことを学びたいと思ったからです。

講座に申し込んだ後、主催者のホームページを確認したら、スキルではなくあり方を伝える内容でした。

「あれ?何か私間違えた?」と思いつつ、面白そうなので、参加してみることにしました。


今まで受けてみて、講座は、東洋的、滋味深い、異空間にいるような感じです。

旅行先のお寺の本堂で、勝手に瞑想した時の感覚に近いです。

初対面の参加者との間に、静かに深く、本質的な対話が生まれます。

ビックリです…。


今月の講座の飛び入り参加者の中に、40代で半年かけて日本一周バックパックの旅をしている男性がいました。

その人と私はペアで対話をしました。

私の直感は、「この人、悪い人ではないな、人生の迷子だな」と言っていました。


講座の後に判明したのが、夜9時の時点で、彼の今夜の宿が決まっていないこと。

外は、暴風雨、春の嵐です。

私は、この人をこのままほうりだしてはいけないと思いました。


同居する子どもたちに電話し、「同じ講座の参加者で宿がない人がいて、今夜我が家に泊めていいか」を訊き、了承をもらいました。

自宅にて子どもたちに紹介したら、彼がお風呂に入っている間に「私と初対面で、男性であること」に下の子が難色を示し、自宅ではなくガレージのフルフラットにした車の中で寝てもらうことになりました。

彼は暴風雨の中野宿することは回避でき、子どもたちも安眠でき、何とか八方丸く収まりました。

彼が車に寝ることは、下の子の発案ですが、私は全く思いつくことができず、下の子の現実的な判断に助けられました。


私は、海外からの短期のホームステイの学生(男女問わず)を我が家に受け入れていますが、それはOKみたいです。

公的機関が身元保証し、ホームステイする前からその子たちとメールでやり取りするからでしょうか。

国内・海外でドミトリーやゲストハウス、寝台列車の中でも熟睡できる私は、特殊なのかもしれません。

「きく」稽古だけでなく、「話す」稽古も、私には必要だと痛感しました。







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