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大学生になるまでに読んでおくべき64の本(漫画・映画・ゲーム)
中高生時代に読むべき本について書いてみたいと思う。
とはいえ、私は高2までろくに本を読んだことがなかったので、ここで紹介する本のほとんどは高校時代最後の1年半で読んだものだ。
ただ、いま振り返って、これは中高生時代に読んでおけば良かったなと思うものを挙げてみる。
人生を変えてくれる、自分を形作り、バージョンアップしてくれるものたちだ。
その後、大人になってから読んだ本も、今の中高生にとっては良いものは少し並べてみたいと思う。
きっかけ
きっかけは、実は最近築50年を超える大阪の実家を取り壊すことになり、久しぶりに実家の自分の部屋を訪れた。
そこで捨てたくない本や漫画をピックアップしているうちに、
「ああ、この本は、自分の人生に大きな影響をくれたな」としみじみと思い耽ったのである。
もちろん私が読んでいない世界の名作もたくさんあると思います。
ご参考までに眺めていただければ。
本だけをピックアップする予定が、思い出しながら書いてるうちに、ついでに漫画と映画とゲームもピックアップしています。また、1作家1つに絞っています。他の作品も載せたかったのですが、ここでは敢えて載せていません。
大学生になるまでに読んでおくべき64の本・漫画・映画・ゲーム(順不同)
1.夏目漱石「こころ」
読書にハマるきっかけをくれた本
2.デビット・ゾペディ「いちげんさん」
ゾペディさんはスイス人で同志社大学に留学していた方。それなのに、日本語で執筆。その独特の日本語の使い方に衝撃をうけた
3.水野良「ロードス島戦記」
初めて読んだファンタジー小説。ライトノベルだが、世界観に当時は酔いしれた。
4.田中芳樹「銀河英雄伝説 正史10巻」
高2の時に数ヶ月かけて読破。未来なのに過去の歴史を学ぶ感覚
5.司馬遼太郎「竜馬がゆく」
高3の夏、受験勉強そっちのけで読んでいた本。日本を洗濯せなあかんなとつくづく思う夏だった
6.寺田寅彦「寺田寅彦随筆集」
なるほど。学者の延長線上でこういう表現方法があるのかと面白い人生の生き方を知った。
7.中島敦「山月記」
日本文学史上、最高傑作だと思っている。すべての行が美しい。
8.本川達雄「ゾウの時間 ネズミの時間」
いわゆる新書を読むモチベーションをくれた本。とてつもなく面白かった。
9.ドストエフスキー「罪と罰」
言わずと知れた世界の名作。カラマーゾフの兄弟とどちらをピックアップするか迷った
10.白洲次郎「プリンシプルのない日本」
いまだにプリンシプルのない日本です。スタートアップ界隈もベンチャーキャピタル界隈もプリンシプルがありません。
11.小泉八雲「明治日本の面影」
実はギリシャ人です。四谷怪談の方が有名ですが、こちらです。江戸から明治になったばかりのころ、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は明治に辿り着いた。当時、世界中をめぐって日本に辿り着いた彼が、なぜ名前を日本名に変えたのか。それは、「日本が世界で最も美しい国だと感じたから」
12.鳥山明「ドラゴンボール」
バイブルです。
13.浦沢直樹「マスターキートン」
社会派の漫画ってあるのか。と気づいた本
14.井上雄彦「スラムダンク」
「先生、バスケがしたいです」、「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」
15.あだち充「ラフ」
完璧な作品
16.中原中也「中原中也詩集」
わたしがよく詩を書くのは、中原中也の影響です。
17.堀井雄二「ドラゴンクエスト3」
RPGはやったことがなかった。中1の時にハマった。いまで言うメタバースです。
18.カプコン「バイオハザード」
衝撃。ゲームが映画を超えた。
19.山田詠美「放課後の音符」
甘酸っぱいあの頃へ
20.吉本バナナ「哀しい予感」
こんな映画を撮ってみたい。そう思わせてくれた。
21.ダニエル・キイス「24人のビリーミリガン」
自分の固定観念を破壊せねば、と気づかせてくれた。
22.コナン・ドイル「緋色同盟」
エレガント。ただただエレガントな推理
23.カフカ「変身」
これが海外文学ね・・・という新しい扉をくれた
24.横山光輝「三国志」
他国の歴史なのにやたら人気のこの時代
25.江國香織「きらきらひかる」
今となっては社会的に多様性を捉える状況。ただ学生時代はこうした人間関係は、どこにも答えがない、ある意味闇に落ちる感覚もあるのではないだろうか。
26.氷室冴子「海が聞こえる」
これはアニメ映画もおすすめです。青春小説の金字塔
27.ピーターホルトン「マイフレンドフォーエバー(映画)」
親友が欲しくなります
28.スティーブン・キング「スタンドバイミー(映画)」
本よりも映画がおすすめ。青春ロードムービー
29.宮崎駿「となりのトトロ(映画)」
これは学生時代、大人になってから、親になってから、生涯、見続けることができる。日本映画の最高傑作だと私は思ってます。
30.沙村広明「波よ聞いてくれ」
話の展開、スピード、意表をつく。この設定でここまで出すか?という面白さ
31.ピーター・ティール「ZEROtoONE」
最近の本ですが、いまの学生には読んでほしい
32.山口絵理子「裸でも生きる」
何もなかったとしても、ただただガムシャラにやるのだ
33.「地球家族 世界30カ国の普通の暮らし」
もう最近はinstagramもtiktokもありますが、改めて普通のくらしはどんなんだろう?
34.瀬名秀明「パラサイトイブ」
ミトコンドリアよ、お前の戦略だったのか。意思のないものが意思を持つかもしれない。記憶を持てないものが記憶を持つかもしれない。
35.花村萬月「ブルース」
これを読んでからしばらく花村萬月にハマりました。キザっぽさを書かせたら萬月さんは最高です。
36.村上春樹「海辺のカフカ」
どれをピックアップするか迷いましたが、こちら。ぼくはこれをおすすめするべき小説と思ったかもしれないし、きみはまた違う意見を持っているかもしれない。ルイ・アームストロングの聞き古されたJazzを片耳に考えてみた。
37.村上龍「5分後の世界」
荒削り。それがスタンス。国語文章にはなってない。句読点もない。そして描く強烈な世界。
38.東野圭吾「白夜行」
いつ明けるともわからない日(人生)を、日の光に目を細めながらも、しぶとく、苦しく、生きていく。どっと疲れます。
39.藤原伊織「テロリストのパラソル」
藤原さん初小説でこの出来。圧巻の構成力とリズミカル。
40.ジャレッドダイヤモンド「変革の知」
知、頭の使い方、視点、広げ方。それらへの刺激。
41.山崎豊子「沈まぬ太陽」
こんな小説があるのか。ドキュメンタリーであり小説であり。
42.宮本輝「星々の悲しみ」
川沿いを歩く情景がまざまざと心に響く
43.機動戦士ガンダム(ファースト、ORIGIN)
「認めたくないものだな、若さゆえの過ちというものを」、ガンダムは人生の道標
44.ルイスフロイス「完訳フロイス日本史」
戦国の時代にいた宣教師の目から見た歴史。一部彼の偏見も入ってますが、教科書とは違う。歴史とはそういうものだということを教えてくれる
45.山岡荘八「独眼竜政宗」
戦国の世で、天下を取るわけでもなく、最後外様有力大名の地位に甘んずる男の境地を気付ける。
46.手塚治虫「陽だまりの樹」
驚愕。なんだこの展開の速さは。毎週ストーリーを考えるのではなく、もうラストまで頭で描き切った中で、その画像を紙面に落とし込んでいる。
47.西野亮廣「新世界」
最近の本ですが、教科書に載ってない、これからの生き方のヒントになる。
48.長渕剛「昭和」
中1の時のヘビーローテーション「傷つけば傷つくほど優しくなれた・・・」以来30年以上、人生を引っ張ってもらってます。
49.シドニーシェルダン「ゲームの達人」
学生のころ、毎週読売新聞に広告が出てました。どれか1つ読めばよいと思います。その中でこちらをピックアップ
50.高野和明「ジェノサイド」
大人になって読みましたが、とうとう日本の作家もハリウッドレベルになったと思い、嬉しくなった小説。日本SFミステリー最高傑作だと思います。
51.ジョングリシャム「the FARM」
海外の推理小説とはこういうことだ。
52.鈴木光司「リング」
当時、日本中がブームになりました。設定の妙、というものを教えてくれた
53.松下幸之助「人生心得帖」
「素直になりなさい」、「できる人ほど大きな失敗をするんです」ああ、経営哲学とはこういうことを言うのか、、を教えられた。Youtubeなどでの動画も関西弁が効いてて面白いです。
54.スティーブン・ホーキング「ホーキング宇宙を語る」
昔、宇宙物理学者を目指してたんです。地球は宇宙の中にある。では、宇宙はいったいどこにあるんですか?
55フィル・アルデン・ロビンソン「フィールドオブドリームス(映画)」
for your parent。親孝行するなら生きてるうちに
56.チャーリー・チャップリン「独裁者(映画)」
正義の戦争などない。映画史上最高傑作。
55.葉田甲太「僕たちは世界を変えることができない」
なにもない中でも突っ走って突っ走って、そして気づく。自分の大きさを。
56.デール・カーネギー「人を動かす」
人は城、人は石垣なんて武田信玄も言いましたが、経営とは人。
57.イアン・エアーズ「その数学が戦略を決める」
ああ、算数ってこんなに面白いのか。
58.マイケル・クライトン「ジュラシックパーク」
圧倒的。医者であり科学者であるクライトンさん。ここまで掘り下げるのか。SF小説を書くとは、ここまで深く突き進むのか。
59.井上 篤夫「志高く 孫正義正伝」
今日現在のバイブルです。これを読んでいれば、なんだ、中高時代、大人しくしてなくっていいじゃないか。時間がもったいなかったな、と思わされる。
60.福岡伸一「生物と無生物の間」
COVID 19が世界に広がったパンデミック。COVID19のようなウィルスは生物なのか?無生物のなのか?さあどうでしょうか?
61.茂木健一郎「思考の補助線」
クオリアの方を推そうかと思いましたが、学生としてはこちら。視点の変え方、引き方。
62.ダン・ブラウン「ダヴィンチコード」
リアルな謎とフィクションの謎を絶妙に掛け合わせた謎解きSFアクション。
63.斎藤孝「日本を教育した人々」
中学生には早いかもしれないが、高校生、大学生になるまでには読むべき1冊。いまの日本というものを、他の本を読みながら高い視点で気づかせてくれる。斎藤先生の本はたくさんありますが、これが傑作です。
64.(番外)小林慎和ほか「BOP超巨大市場をどう攻略するか」
私は2009年から2010年にかけて、BOP(貧困層)のエリアに行ってきました。スラム街、上下水道がない村。さまざまなところを巡りました。そして大きく価値観を揺さぶられました。
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まだまだピックアップするべきものがあるかもしれないのですが、とりあえず今日はここまで。
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