スクリーンショット_2020-02-24_17

リアルでの出会いから始まるbajji。1492年からの歴史を振り返ることで、VISIONを考えた

2020年1月に公式リリース(ただしWebアプリ)したbajji、それを立ち上げる前、いまから1年前にしたためたVISIONを改めて書き起こしてみた(長いのでお時間ある時にぜひ、読了10分程度)

bajji of vision

世界は大きく変わろうとしている。ある人にとっては、見えないところで。また、別の人にとっては、目の前で日々、大きな音を立てて。

それに気づき動き始めた人。気づくものの、現状から抜け出せずにいる人。気づかず、日々を懸命に生き、未来は良くなると生きている人。暗い未来を思い、うつむきながら歩いている人・・・

私たちは、先頭を走りたい。新しい世界、Hard fork Worldが存在するならば、そこに一番に着きたい。

いや、その新しい世界を創造し、世界に示したい。

私は、まず動く。動く。走る。進む。

封建社会から資本主義へ
「どこ」にいるかが重要だった時代

世界はどう変わってきたのだろう?

1492年、コロンブスは、アメリカ大陸を発見した。

なぜ、彼はポルトガルの港を出たのか?

その時、世界には、株式会社は1社もなかった。資本主義も生まれていなかった。世界を表す地図すらもなかった。

彼は、どこに向かっていたのか?

ただ1つ。新世界を目指したのだ。

スクリーンショット 2020-02-24 16.17.26

1600年。
日本において、天下分け目の戦が行われていたころ、遠い異国の英国では、東インド会社が誕生した。

なぜ、「東」インドなのか?

インドの先にまだ見ぬ異国が、さらに東にあることを知っていたからだ。その新世界を目指すための、挑戦。それに資本が集まった。資本主義の誕生である。

その仕組みは、植民地政策と双子の兄弟のごとく世界に広がり、欧米列強の図式が出来上がった。

ただ、日本がそこにたどり着くまでにようした時間は、250年だった。

1867年11月。
天下分け目の戦の後、封建社会を確立した江戸幕府の幕が閉じた。

日本において、資本主義が生まれた年と、資本主義がもたらされた年が重なった。

江戸から明治に生きた人にとって、資本主義とはなんだったのか?
それこそは、まさに新世界だった。
まだ見ぬ世界。
どう生き。どう動き。どう振る舞うべきなのか。

誰もそれを知らなかった。

既得権益である武士が抵抗した。
無血倒幕を目指した坂本龍馬の夢とは裏腹に、彼の死後、武力倒幕、武力による武士の弾圧の道へと進んだ。

戊辰戦争から西南戦争。実に10年に及ぶ内戦。

これは、新世界で生きることの不安であり、これまでの生き方を否定されることへの抵抗である。

西南戦争が集結する前年の1876年。
1冊の本が生まれた。

スクリーンショット 2020-02-24 16.18.31

学問のすすめ

これは、明治を生き始めた人々の道しるべだった。

こう生きたらいいのか。学んだらいいのか。学んで、知恵をつけ、稼いでいいのか。
えらくなっていいのか。
家を出て、日本全国、どこにいってもいい。
世のため、人のために動いていいのか。

当時の日本人の心は晴れ渡っただろう。

この本は、発売からわずか3年で70万部が売れた。
当時の人口はいまの4分の1の3500万人足らず。

いまのようなメディアもない時代に、本屋もまだまだない時代に、わずか3年で全国に広がった。その拡散スピードは想像を絶する。

それから6年後の1886年、小学校令のver1が制定された。その後何度かのアップグレードの後、今でいう義務教育と思えるところまで来たのが、1900年のフルアップグレード(全部改定)となる。

明治は、33年を迎えていた。

その前後、国力を急速に増大した日本は、1894年と1904年に清国とロシアに戦争で勝ち、資本主義への突入からわずか、37年で、欧米列強に追いつき、日本は五大国の1つと呼ばれるようになった。

そして、大正が明ける。

大正時代は、1912年から26年の15年間である。

後の1954年、信夫清三郎氏によって、この時代はこう呼ばれるようになった。

大正デモクラシー

スクリーンショット 2020-02-24 16.19.16

それは何か?明治の40年間で、資本主義が日本全国民に伝搬した。

どう生きていくべきか。

ほとんどの人は暗中模索だった。分からなかった。しかし、国力が増し、経済が拡大するなかで、ようやく人は理解したのだ。

デモクラシー(資本主義)を。

大正時代。

第一次世界大戦による景気も重なり、人々は、資本主義での生き方を完全に理解し、それに突き進んだ。

明治という40年の下積みが終わり、資本主義が花開いたのである。


実は、昭和の急成長は、この延長線上でしかないのではないか。私は、そう捉える。

1990年、平成に突入するまで、日本人が突き進んだのは、デモクラシーの推進。
1930年から45年の戦争期間を除き、資本主義での生き方を会得した日本人は、1912年から90年までの約80年間、それに邁進した。

その時代、何が世界を変えたのか?

資本主義の申し子。株式会社である。
特に、より大きな会社である。

なぜか?

物のない時代。必要な物を製造する。大量生産。
それを世界に届ける。

だから、「どこ」にいるのかが重要だった。

より大きな組織にいて、世界にとって必要なものを作り出し、届ける。
大量に。

それが世界変革に直結していた。

スクリーンショット 2020-02-24 16.20.22

資本主義の最後に来たインターネット革命
「何を(事)」するかが重要だった時代

平成時代。

去年、それが終わった。約30年間。この時代はどういう時代だったのか?

Japan as no.1と呼ばれた日本においてバブルが弾け、資本主義の限界が露呈し始めた。
それと同時に、ITが普通の人々に広がり始めた。
1995年のYahoo!とWindowsによって、インターネット革命が急速に進展した。

電子メールが生まれた。
携帯電話が生まれた。

それによって、情報の伝達スピードがあがった。

それから10年後、facebookが誕生し、ソーシャルメディアが勃興した。それは、情報の共有を拡大した。

ごく普通の人々が、情報を発信し、世界に伝達する力を持ち始めた。

一方、1600年から世界に広がった資本主義は、その巨大さゆえ、継続して世界の根幹をなしている。

しかし、一部の人は気付き始めた。

資本主義の限界を。

次の時代が到来しようとしている。封建社会から資本主義への転換はわかりやすかった。欧米諸国が、それをまず作り、世界に広げたからだ。

しかし、2020年現在。誰も、どの国も、資本主義の次を知らない。

インターネット革命。

情報革命。
それは、「資本主義の次」ではない。「資本主義の次」のプロローグでしかない。

2006年。Web2.0と言われ始めた。伝達する力を持つ人が拡大し始めたのだ。

2007年、iPhoneが誕生。このプロダクトの革新性は、老若男女とわず、手元に、世界中の人々が発信する情報を届ける窓を作り出したことだ。

2019年初頭。ソーシャルメディアは、世界で20億人が使い。スマートフォンの保有者は40億人。

インターネット革命は、我々に何をもたらしたのか。

情報の伝達と共有スピードがあがったことで、スモールスタートから、急拡大を可能にしたのだ。

よって、この平成の30年で、GAFAが生まれた。

この時代、重要なのは、「どこ」にいることではなく、「何(=事)」をするかだった。

世界が求める「何を」を見つけ出し、それを推進する。それはシンプルはイシューという言葉でも表すことができる。

IT、インターネットは新しい技術だった。
昭和は、人々がまだ持っていない「物」を届ける時代だった。
平成は、人々がまだ体験していない「サービスという物」をITを通じて届ける時代となった。

GAFAという巨大な企業が数十年で生まれたことで、世界はそこに新時代を感じた。

しかし、それは違う。そこには、「資本主義の次」はない。
資本主義の最後の波なのだ。

ITとインターネットによって、世の中にないサービスが生まれ、浸透した。

それは、高度成長期(1950年から80年)の、三種の神器(テレビなど)を製造し販売してきた図式と同じ、ただの資本主義の革命なのだ。

画像5


ソーシャルメディア。
すべてが無料。いともたやすく、テキスト、写真、そして、動画でさえも、「全」世界に共有できるようになった。

その恩恵によって、我々は、より繋がりを感じるようになった。より、世界を見ることができるようになった。

一方、あまりにも容易いことから、世界には、真実でない情報が溢れかえった。誹謗中傷の嵐が、数日で世界を伝搬する。

ソーシャルメディアを届ける巨大企業は、自己の利益のために、フェイクニュースを流すまでになった。

ITによって、情報の伝達と共有スピードが拡大したことで、スモールスタートから急拡大が可能になった。

その特筆すべき特徴が、逆に仇となり、本物でない「何(=事)」が世界を伝搬した。

もはや、世界中で公開されている「何(=事)」には真実はない。

人々は、いまソーシャルメディアに疲れ果てている。そしてその仕組みが崩壊しつつある。

バブル崩壊以降膨れ上がった日本の借金。
EUという仕組みの崩壊。
トランプ政権の是非。
テロリズムと国の対立。
GDPという指標の限界。

GDP成長が20年停滞した日本が、なぜか世界で最も安全であり、世界で最も安価に最高の品質のサービスと食が手に入る国になるという皮肉も生まれた。

資本主義の限界と、インターネット革命の功罪が1つの大きなうねりとなって、2020年の現在の我々を襲っている。

スクリーンショット 2020-02-24 16.29.37

資本主義から信頼主義
「誰と」するかが重要になる時代

資本主義の次と、インターネット革命の次が、まさに「今年」花開き始める。

その兆しが、この5年間の世界のうねりである。その中心にいる技術は、ブロックチェーンとAIである。

国民主権のうえでの中央集権が真髄の資本主義に対して、非中央集権によって、あらゆる価値の承認を担おうとするブロックチェーン。資本主義を拡大させる拡大再生産の終焉をもたらすAI

資本主義の次と、インターネット革命の次とは何だろうか?

一部の人の動きに変化が始まった。

個人的な動画を配信することで、稼ぎ始めた人が現れた。YouTuberと呼ぶ。これまででは考えられなかった個人単位で、多様な生き方が生まれ始めた。

個人が中心の時代となりつつあるのだ。

情報が溢れかえることで、本物の「何(=事)」が見えなくなってきた。「何(=事)」をしてきたと主張することにも、確からしさはなくなってきた。

だから、「誰と」動くのかが重要となった。

個人の時代の到来。
我々が想像するよりも、はるかに個人のパワーは増大した

発信力
到達力
移動力
検索力
開発力

その先駆けも生まれ始めた。
個人間をつなぐサービスの登場である。

移動手段、宿泊場所、中古商品の売買単純なものは、個人同士をつなぐことができるようになった。

なぜ、見知らぬ「個人」を選べるのか?それは、信用に裏打ちされている。

★★★のドライバー

信用(credit)とは、実績や成果物といった、過去の業績に対してのことばである。

信用経済
それがこの単純なC2Cを急拡大させた。

資本主義の真髄とは、社会を変える会社と会社の事業としての協業が世界を急速に変え、発展させてきた。

「資本主義の次」では、個人と個人が、協業し、コラボレーションし、世界を変革していく。

その複雑なことを成しとげるために、「誰と」出会うべきか。
そこには信用では足りない。信頼が必要となる。

信頼(trust)とは、その人の未来の行動への期待感や感情、気持ちのことを指す。

人々は飢えている。
これだけ、自分のパワーが増大したにも関わらず、自分にとって、信頼するべき相手は誰なのか?どこにいるのか?長年の付き合いの親友は信頼足る。

しかし、それだけでは不足している。

人と人はもっと、多くの、自分にとって信頼足る人に出会いたいのだ。

bajji(バッジ)が目指す世界

それは、信頼ある人がもっと活躍する時代であり、
信頼ある人にもっと出会いやすくなる世界だ。

未来の信頼を表すもの。それが「bajji」。

30億人以上がスマホを日々持ち運び、繋がっていない状態がなくなってきたいまのこの世の中で、「自分にとって重要な人を探す」というシンプルなことすら、まだ不便なのが、現在のWeb社会。

信頼主義=trustismで生き残る、勝ち上がるためには何をしたらいいのか?

どう生きたらいいのか?

1876年に学問のすすめがまとめられた。
それから143年を経た今年、2019年、私は未来に指し示す。

bajjiのすすめ

「資本主義の次」となる、trustismという、個人の時代の行き方を

明治時代、封建社会から資本主義への大転換、人々は自分をアジャストすることに、悶え苦しんだ。その半ば、学問をする、その制度が整う事でどこに全力で走っていくかを見出した。

平成の30年。後世の歴史家は言うだろう。資本主義から信頼主義が世界に浸透し、個人の時代となる。その行き方に悶え苦しんだ時代だと。

2019年5月。新しい年号が明け、令和の時代となった。約100年前の大正は、資本主義が花開く大正デモクラシーだった。

この新しい時代は、信頼主義が花開く時代となるだろう。
どう個人としての「信頼」を蓄積し、それを拡散するか

bajjiというサービスを日々、利用することが個人の時代における生きる力を高めていくことに直結させたい。

学問をすればするほど、より良い会社「どこ」に行けた。
より良い「何=事」を成し遂げる力がついた。

それと同じように、bajjiをすればするほど、社会を変革する「信頼」ある人と出会えるようになる。

インターネット革命の課題

特に、Web2.0と言われ始め、人々の生活を変え始めたソーシャルメディアの課題。それは、「いともたやすく」何事も行えることだ。すべてが、無料で無制限であることが、いま大きな弊害を産みつつある。

便利な時代になったのだが、便利すぎることが罪を作り出している側面もある。情報の蓄積は容易にはなったが、信頼は積み重なりにくい世界となっている。

インターネット、ITによって、あらゆるものが瞬時にできるようになってきた。

チャットを送る。既読にならない。既読スルー。そんな些細なことから壊れ始める人間関係。そんな些細なことに忿怒する小さな心。

それは、繋がりやすくなったことから来る問題である。

だからこそ、bajjiというサービスの特徴として重要なのは。

「どう不便にするのか」がキーとなる。

信頼は、有り難みの後からやってくる。
そこまでしてくれたのか。
そんなことまでしてくれたのか。
そこまでして、進めようとするのか。

Web2.0の世界では、「いいね」も「シェア」も無料で無制限だ。

そこには、ありがたみはほとんどない。

すべての投稿に「いいね」を押す人もいれば、押さない人もいる。その解釈の幅は大きい。

スクリーンショット 2020-02-24 16.37.05

すべて無料でお手軽。だが、ポストした情報は届き、拡散する力は持つ。だから、その背景にあるモチベーションは、承認欲求でしかなく、「何を」したのかが中心となる。

そして、無償だからこそ、「何を」はどのようにでも取り繕えてしまう。

人は元来嘘つきではない。しかし、環境が人を嘘つきにさせる。

承認欲求をベースに行動するという環境であるが故に、取り繕った「何を」がうまれ、匿名でも実名でもどちらでも、情報拡散力を持つことから、承認欲求で溢れかえった「何を」を、叩くための誹謗中傷がセットでやってくる。


bajji
これは、人が人に信頼を贈る場所、応援を贈る場所、その人の素晴らしさを伝える場所

bajjiは有限
限られたもの。貴重なもの。だから使うことを吟味する。

信頼(応援・気持ち・素晴らしさ)を表すbajjiを贈る。それがブロックチェーンに刻みこまれる。

第3者がそれを確認できる。利害がある人、対立した人もそれを参照できる。その信頼は本物しか残らない。

その人に贈られた信頼の蓄積は、本当に存在したものとなる。

改ざんできない「信頼が贈られてきた歴史」それが、その人の未来の行動も変えていくだろう。


bajjiは、有限。限りがある。
増やすには、手間がかかる。
高額のお金を要する。膨大な時間を要する。瞬時にはできない。

bajjiを贈ることも瞬時にはいかない。瞬時に進まない不便さ。そこが価値につながる。

また、それに加えて、もう1つ大きな機能をさらに付け加えた。

「エンカウント」

リアルで出会うという機能。GPSとマジックカラー(特許出願中)によって、リアルに出会ったことを保証する。会うたびに何度でも行うエンカウント。

この機能によって、人と人との関係性の太さ、頻度、長さを見える化する。

このWebで繋がる時代に、敢えて逆張りの「対面で挨拶」に価値を置く。ビデオ会議でも多くのことがこなせるようになったからこそ、人は、リアルで誰と会うかを選ぶ時代となる。その選ばれたリアルの会合、それをエンカウントとして刻んでいく。

これまでに、エンカウントは世界10か国、日本では20の都道府県で合計8000回以上が刻まれた。

人の信頼(応援、思い、素晴らしさ)を表すbajjiが贈られた回数は、4500回を超えた。

スクリーンショット 2020-02-24 17.16.35

この時代に、リアルで出会わなければ使えないサービス。1つのマーク(bajji)を贈るたびに支出が伴うサービス。

ありがたみをプロデュースする。

いま、世界はコロナウイルス で、不要不急の外出を控える世界となっている。在宅勤務、テレワーク、イベントはビデオ会議で、というトレンドとなっている。それでもなお、我々人間は生き物であり、未来を変えるきっかけは、「リアルでの出会い」からしか産まれないと信じている。

世界各地で広がる感染のニュース。そんな日々だからこそ、「bajjiのすすめ」を推し進めていきたい。

贈られた人も、後から贈られた事実を知った人も、そこにありがたみを感じるほどの「手間」を演出するのがbajji。

スクリーンショット 2020-02-24 17.17.06


日本を憂えた坂本龍馬は、姉に当てた手紙で、こう書き記した。

「今の日本を今一度洗濯いたしもうし候」

文久三年六月二十九日。1863年のことである。

それから150年。

今私は世界に向けて、メッセージを届けたい。

「今のWeb社会を今一度洗濯いたしもうし候」

信頼主義、個人の時代での生き方を指し示す。世界に対して。


信頼ある人がもっと活躍する時代に信頼ある人にもっと出会いやすくなる世界に

いまから、「bajjiのすすめ」をデザインする
まだ見ぬ世界だ。

この船に乗船するのは、誰だ?

初版 2019年3月8日
第2版 2020年2月24日

最後までお読み頂きありがとうございました! シェア頂けたら嬉しいです。 もし宜しければ、今後の記事執筆のためのサポートをお願いいたします。