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なぜ感情日記アプリ「Feelyou」を開発しようと思ったか・・・

日頃よりお世話になっております皆さま、お疲れ様です。

今回は、今日、事前登録開始をリリースしましたFeelyou(フィールユー)について書いてみたいと思います。

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現在の会社、株式会社bajjiは、2019年5月7日より始動しました。令和元年しょっぱなからのスタートでした。

当初のサービスとしては、リアルな出会いをベースにしたビジネスSNS、bajjiを展開しておりました。

・5月7日、開発開始
・6月24日、ベータリリース
・9月 基本機能完了
・11月 ユーザ拡大に舵を切り
・2020年1月15日 公式リリース

こんな形で展開しておりました。

bajjiは、リアルな出会い(エンカウント)をベースに、人と人との間の信頼関係を可視化するSNSでした。名刺をアップデートしたい。無料無制限で誰とでも簡単に繋がれてしまう今のSNSの問題点を解決したい、そういう思いから開発し、拡大していました。

そこへ来たのが、コロナ危機でした。

外出自粛・・・小さな小さなスタートアップの挑戦ですが、リアルな出会いをベースにしていたサービスはモロに影響を受けました。ユーザーの成長率は、ピークの時に比べて、95%以上減となりました・・・

春先、桜が咲く頃には元に戻るのかなと3月頭までは思っていましたが、欧米での拡大を見るにつけ、これは元には戻らないなと、3月25日に、新サービスの開発を決意したのでした。

人は波に乗ることはできても、波自体を変えることはできません。

とは言え、それまで全力でbajjiに注力していたチーム。日夜頑張ってくれていたメンバー。そこをコロナを乗り越えるため、一旦新規開発を止めて、新プロダクトに舵を切る。それはなかなかに大変な決断でした(自分的には)。

4月1日。スッキリ新年度より、100%舵をきりました。全社員を集めてプレゼンし、「ここに俺たちは向かっていこう!」と。

なぜFeelyouだったのか?

マインドフルネス。瞑想。感情日記。

実は、正直なところ、自分はこれらに否定的でした。否定的というよりは、自分には必要ないかな、と距離をおく存在でした。

昨年末、うちのメンバーから、そういうアプリについていくつか教えてもらっていたのですが、その時は、まったくピンと来ていませんでした。

ただ起業していく中で、幾度も困難がありました。

月末の数千万円の支払いのキャッシュが足りない。
個人保証で数億円がのしかかる。
信じていたビジネスパートナーに裏切られる。
自分とは関係のないところでの誹謗中傷をうける。
まったく事実と異なることが出回り、レピュテーションリスクが広がる。
ある会社の甘いセキュリティ対策のために数百億円という価値がふっとぶ。
公式リリースした直後に、近代史上最大のウィルスが世界に拡散する・・・
最善の策だと思った自分の経営判断で大きな損失を出してしまう・・・

起業してからかれこれ8年。いろんなことがありました。

眠れない日々が続きました。CEOとして孤独な日々がたくさんありました。

でも。それを乗り越えることが仕事であり、そんなものまったく表に出さずに走り抜けることが価値だと思っていました。

困難は、笑い話にできる状態になるまで誰にも共有することはありません。

困難は、乗り越えた後に、酒の肴として披露します。

でも。それは結構苦しいんです。

CEOだからじゃない。実は、どんな人にも、大なり小なり、苦しい時に、苦しいと言えない。そんな時があるはずです・・・

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facebookに行くと、調子の良い近況報告か、ニュース記事に何かしら良い論説をカマさねばならない。

Instagramに行けば、煌びやかな写真を一生懸命撮らないといけない。

Twitterに行けば、有象無象、玉石混交の情報、フェイク、批判、自粛警察。いろんなものがやってくる。

どこかに、ホッとできる場所。

人知れず、吐き出せる場所。

苦しい時に、苦しいと言える場所。

凄いだろ!と自慢したい時に自慢しても良い場所。

そんなところがあってもいいんじゃないか。

コロナで、動けなくなっていく中で、閉鎖的になっていく中だからこそ、そう強く感じたのでした。

それが、感情のシェアと共感で、ウェルビーイングを高める居心地の良いSNS『Feelyou』を考えたきっかけでした。

ちなみに、Feelyouとは、「ああ、分かるよ。あなたの気持ち」そんな意味合いから名付けています。

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6月末リリース目掛けて、準備中です。

ぜひ、リリースしたら、一度そんな場所に遊びに来てください。

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