憧れが目標に変わった3ヶ月就活
こんにちは!地方国公立大学に通うnorieです。
まず、私がどういう人間かをざっと書きますね。
私は、大学4年(厳密にいうと大学3年生の冬)の2月に就活をはじめ、3か月後の5月中旬に就活を終えました。
今思えば、爆速すぎかもしれません。
ちなみに、この記事は「これを読めば爆速で内定取れるゼ!」というものではありません。
この記事は、あくまで「こんな就活をした人いるんだ」といった感じで参考になったら嬉しいな、くらいで書きました。
一応最初に伝えたいポイントを書いていくならこの3つでしょうか。
その他私なりの就活重要ポイントが散りばめられています。
どうか感じ取ってください。(他力本願すぎますね、ご勘弁^^)
気が付いたら7000字弱にもなってしまった冗長な文章です。。。
お時間がある時に読んでみてくださいね。
具体的な流れ(月ごとの思考変化)
•3年生の6月:「まだ大丈夫っしょ」
厳密にいうと、「就活」を意識し始めたのは、3年生の6月ごろです。
(この時期からyoutubeのおすすめに就活動画が流れてきたり、Instagramに「就活始めるなら今!早期戦!!」なんて広告が流れてきたりしたんですよね。共感する方いませんかね?)
そして、まんまと焦っていたのがこの私。マイナビ・リクナビ・offerbox・キミスカ等、いろいろなサービスに登録しました。
また、オンライン合同説明会などEXPOも、1日真面目に参加して、気になった会社のマイページ登録して…。
ただし、どの企業さんも「気になる」で終わっていたんです。人事の方の雰囲気、企業理念、創立年数等をみて、フィーリングで選んでいました。
それで、2,3日「就活モード」でマイページ登録したら、もう満足しちゃって。あとは友達と飲みに行って、「就活」を忘れ去っていました。
・3年生の7~1月:「やばいかな?」1dayインターンシップ×3と一次選考
なあなあと就活もどきを行っていた私ですが、「他の就活生に会いたい」「企業の方と接する経験がないのはまずいのでは」と思い始めました。
なんでかって?
完全に’井の中の蛙’状態だなと思ったからです。
判断基準も知識もなく、どうして幾千人もの学生と対話してきた人事の方と対峙しえようか!
「対峙」という言葉はいささか違う気もしますが、まあ簡単に言えば「就活のことも自分のことすらもわかんねー」って状態だったわけです。
そこで、選考なしの1dayインターンシップに参加します。
ちなみにはじめは、’人材業界’や’商社’をみていました。
漠然と、「私が橋渡し的な’仲介役’をすることで、何か良い影響や価値が生まれることって嬉しいな?」と思ってたんです。
だから、例えば「人と人とをつなぐ」といったキーワードに、すごく惹かれましたね。
この1dayインターンですが、第1弾(8月)・第2弾(9月)・第3弾(11月)と、選考付きでネクストステージへ進める形式でした。
(そんな話実は全く知らなかった。苦笑)
なんと順調にすべて参加できちゃって、少し調子に乗りました。
他の会社は特に調べず、書類選考(12月)も通り、なんと一次選考へ。
さあ、もう1月!!
社員さん雰囲気よし。お給料よし。やりがい(自分が仲介役になること)、まあよし。マイナスは正直ない。(?)
「ここに行きたいな」と思ました。
反面、「ここでいいのかな、」と思うこともありました。
しかし、うまくいって慢心していた分、なぜ「ここでいいのかな」と自分が疑問を抱いているのかさえ深く考えませんでした。
・3年生の1月中旬~2月頭:一次選考落ち → inteeとの出会い(友人紹介)
結果、見事に一次選考に落ちました!(きゃー!振り出しにモドル!)
理由は簡単、「なぜ御社が良いのか」を具体的かつ論理的に話せなかったからです。
また、当時ブライダル関係のアルバイトをしていたのですが、「アルバイト先にそのまま就職して、新郎新婦にとって一生の思い出となるお式を彼らとつくりあげるのは、望んでいる”仲介役”とは違うの?なんでわが社なの?」と質問を頂き、めちゃくちゃ動揺しました。笑
ここでようやく、正直なところ、なぜ自分が当時’仲介役’のような人になりたいのか、そう思った理由・きっかけすら結局曖昧なままなことに気が付きました。
また、その会社以外の会社をまともに見たわけでもなく、他社と比較することが圧倒的に不足していたと思います。
そして、本当に情けなくて言いたくないのですが「人事の人に話せば、私の想いをくみ取ってもらえるだろう」という甘えと驕りがありました。ああ、はずかしい。。
そりゃあ、落ちますよね。
しかも、もうこの時点で2月。
ただ、そこでやっとこさ「他の人(プロ)に頼った方が、建設的では? 全部一人でできるだなんて、自分を過大評価しすぎた。」と思い至ることができました。
この出来事をきっかけに、友人の紹介でinteeと出会います。
・3年生の2月中旬~4年生の4月下旬:怒涛の説明会&就活イベント参加、内省
①intee個人面談
inteeに登録してはじめての個人面談は、今でも記憶に残っています。
なぜなら、私、担当してくださった浜野さんに愛のムチをビシバシ受けた結果、泣いたんです。笑
もともと自分のことを話そうとするとなんでか涙が出る性分でございまして、当時気持ちをしっかり持つぞって、気合い入れてベラベラ話してみたんです。
「好きなことを仕事にしたい。ジュエリーとか好きだし、身に着けてハッピーになれるものを’作りたい’」とかなんとか、話した気がします。笑
それを受けた浜野さんの言葉がこちら。
内心ひょえ~~~って感じでしたね。至極正論。まだまだ一次選考に落ちたときのまんま、甘ちゃんすぎる自分を痛感した出来事でした。
涙ぽろりです。
恥ずかしいし、考えが浅かった自分に対して悔しかったです。
そして、ほぼ初対面の自分に対して、厳しくも優しい言葉をくださったことに感動もしました。
自分の’譲れないポイント’探し&会社探し
そこからは、1週間に1度くらいのペースで行われる浜野さんとの面談を勝手にマイルストーンみたく認識して。
毎日2.3個の説明会に行ったり、栃木在住ですが、東京の対面型就活イベントにも行きました。
(気になる方は、「ジョブトラ」で検索!)
意識したことは、業界を絞らないで会社を見ることです。
そんなことかって感じですが、意外とフラットに見るって難しくて。
ただ興味ない分野・業界を見ても、「いいな」って思う部分や「違うな」って思う部分が必ずあって。
それが蓄積されると、「いいな」って思う部分の共通点や、その反対が言語化できるようになります。
そして、それをまとめた膨大な量の思考整理メモを、次の日かその翌日には書きました。
▼メモの内容は大体こんな感じ。
(そんな私のおすすめノートは、無印良品さんの無地やつです。大変良い。)
思考整理メモは、項目立てとかあえて行いませんでした。
書いた内容は、企業情報まとめ・自分の感じたこと・その企業に入ったとしたらやってみたいことだけです。
ちまたで「企業研究用チェックリスト」等がありますが、私には向いてませんでした。「何がよかったか」等の問いを設定すると、逆に枠を設定しているみたいで、うまく書けなくなってしまったからです。
まずは書き殴りでもいいので、頭にあることをなんでもメモ吐き出します。
そうすると逆に’雑念’がメモに吐き出されて、それでも本当に心にこびりつく自分の譲れないポイント(+か-かは分かりません)が残ります。
いわゆるこれが「就活の軸」と呼ばれるものの一部なんだと思います。
(〇〇はやだ!でもいいと思います。)
そして、同時並行で自分史を書きました。
ひたすら記憶に残っている事柄を、プラス感情とマイナス感情に分けて、書いてみるのです。
そうすると、自分がいつやる気を出すのか、反対にいつしょげてしまうのかが分かります。
その結果、私の場合、「軸」というか、以下の3点が譲れないポイントとして浮かび上がりました。
さてお気づきの方、いらっしゃるでしょうか?
きっと上記の3点を叶えられる’合う’企業様って、ほんっとに数えきれないほどあるんです。(笑)
実際、私もいいなと心から思って、内定を頂いた会社は4社ございました。ご縁に感謝するばかりです。
この場でお礼申し上げます。ありがとうございました。
じゃあ、あとは何で判断するのか?
過去の自分と未来の自分像です。
譲れないポイントを持っておけば、自分の目標ははっきりしているわけです。そのため、どの仕事をやるにせよ、意義や自分が仕事をする意味を見出しやすくなる。
そして、迷ったらその軸に帰ってくれば良いのです。
(もちろん、軸が変化し得ることもありますよ。
そんときはそんときです^^)
あとは、自分の意思決定段階です。私にとって、最終的に見たポイントは、結局社会人1年目、どういった人々と一緒に働きたいか でした。
この段階に来たら、もう直感でいいと思うんですよね。(雑)
私が最終的に選んだ会社は、その会社では働いている方々が、私に対して弱みを見せてくださったことがきっかけで、「ここに行きたい!」と強く強く思うようになりました。
合計5名の社員さんからお話を伺いましたが(うち一名は本当にお世話になった人事の方)、みなさんかっこよくて憧れました。
実は私、そんな方々を前に、「それに対してそうではない平凡な私。。。」てな感じで、うじうじと逆に選考進めるのを躊躇していたんです。
どうせ受からなそうだな、やっていけなさそうだなって。
憧れと目標
その差分から目を背け、憧れのままにすることは、とても居心地がいいものです。ただ、その「憧れの人々」が、私に「弱い自分」や「泥臭い自分」をお話してくれた時、変な話ですが、「みんな最初から’すごい’わけじゃなかったんだ」と思ったんです。私も、頑張れるかな、頑張ってなりたいなと。
その時初めて、その「憧れ」の会社に勤めて、もがき苦しみながらもワクワク働く自分がイメージできました。(譲れないポイント①クリアです!)
そして、人間力が高くかっこいい先輩社員さんたちと一緒に働ける=自分自身の人間力も磨けるのでは?(お、ポイント②、クリアですね!)
ポイント③は、たぶん自分次第。
どの事業においても、クライアント様との関係構築は自分の力です。
つまり、どの業界でも私が忘れず大切にすればよいものです。
しいて言うならば、その会社は「自分はどうしたいの?」という問いを大切にしている点が、ポイントクリアの助けとなると感じました。
(ポイント③も、実質クリアですね!)
「憧れ」が「目標」に変わった瞬間でした。
(この腹決めまでが長かった…)
●4月下旬~5月上旬:ラストスパート(SPI猛勉強&思考の再整理)→ 内定
「憧れ」との差分を意識すると、想定される努力や苦痛は怖いものです。
しかし、「目標」にしてしまえば、達成感や「自分やるじゃん!」を要所要所で感じられる幸せがあります。
そして、不思議なことに、憧れを目標にしてしまえば、具体的に目標達成のための施策を考えるようになるのです。
さあ腹決めしたら、あとは突っ走るだけ。
GWはSPI漬けでした。
浜野さんにも定期的にLINEしたり、お世話になっている方と何回も面談して、自分の思考をお話させていただきました。
他の会社さんの最終選考も重なっていたので、「本命一本!」ではなく、同時並行で受けました。(保険は大事。)
私は嘘が本当に苦手で、「どうしてその会社に行きたいのか」について、心からの理由が言えるところしかエントリーできませんでした。
ただその分、面接前は特に準備をせず(いい子ちゃんになろうとせず)、思い思いのことを話そうと意識しました。
あと、逆質問は、HPなどを読んで、表面上に記載されていないことを聞こうと意識しました。
面接本番は、だいたいどの会社の役員さんにも、「大分緊張しているね笑」と言われるほどでした。(笑) (声は震えるわ、手汗はやばいわ)
ただ、こちらの思っていることを包み隠さず、丁寧に伝える努力は絶対に忘れませんでした。お互い心なんて読めない他人同士なのですから。
最後に
一応ですね、最後にお伝えしておきます。
就活、早くはじめて損はない。
けれども息抜きとマイペースを守ることは大切に。
2月頃まで放っておけば、そのツケはすごいです。(*_*;
なぜなら、自己分析・企業分析・言語化・伝え方の練習・反省&内省などなど、同時並行しなきゃならない事柄がどんどん増えるからです。(正直早くはじめておけばよかったなあ、とつくづく。)
しかし、早く始めたからと言って、その手法が自分に合っていなかったりすると、少し悲しいことになってしまいます。
それを回避するためにも、早く始めて、できるかぎり情報収集や就活の手法や、他人への相談をたっくさんしてください。
ちなみに、ここでの「情報収集」は、何も企業分析に限りません。自分自身の「情報(=思考の方向性や欲望)」も情報収集の対象です。
整理して、他人に話して、それが伝わること。それこそが重要です。
ここで留意しておきたいのは、きっと就活は「頑張る」ものでもないかな、と思うのが個人的な感想です。
これを読んでいる方は「もうわかってるよ!」と思うかもしれませんが、就活の醍醐味って、「頑張って(いい子ちゃんになって)」内定をたくさんもらうことじゃないですよね。
ただひたすらに、「自分」の持っている欲とか想いを言語化する。
そして、自分だけが分かる言葉だったのを、他人に伝わる言葉に変換する。その繰り返しの中で、自分の生きたい道をのびのびクリアにしていく。
この点に、就活の意味とか面白さがあると思っています。
(ってか、そういうゴーイングマイウェイの人ってカッコよくないですか? 結果的に、その人間性が故に内定出したくなっちゃいそう。個人的な主観ですが。)
私の場合、この言語化&変換を繰り返すのが割と好きなタイプであったのは、とても幸運だったなと思います。
だけれども、この先の人生を生きる上で、一度自分が今立っている場所、すなわち現時点で持っている自分の思考を整理できる機会が文化・風習的に存在するって、たぶんすごく貴重です。少なくとも中国には日本みたいな「就活」文化はないらしい。(by 中国生まれの両親)
だから、思う存分、自分と向き合う時間をたのしんでみてほしいなって思います。人生一度きり!
(私なんて、思ってもいなかった不動産屋さんの道に決めたんですよ!笑)
あとはもう、適度に息抜きをして、自分のペースで就活していただきたいなと思うばかりです。
迷ってもいい、土壇場で休学してもいい、他人に頼っても大丈夫。
正直「頼れる人なんて正直いないよ…」って方は、ぜひinteeのページをのぞいてみてください。かっちょええ大人がいっぱいおります。
転職も当たり前、就職しなくてもフリーランスやインフルエンサーとして生きていくこともできる社会です。
ひたすらワクワクする方へ飛び込んでいきたくないですか?
時に回り道かもと思うかもしれませんが、しっかり進んでいるんです。
さて長々と綴ってしまいましたが、これを読んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。
皆さんが、自分で素敵な道を選択できることを心から願っています。幸あれ。
なるようになる。てか、しちゃえ!(^_-)-☆
norie
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