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【カメラの楽しみ方】マクロ撮影の面白さをお届けします。monologue38

わたしのたわいもない日常のあれやこれやをつらつらと語る「monologue(モノローグ)」。今日はいつもと少しばかり違った内容でお届けします。誰にも頼まれず勝手にマクロ撮影の楽しさを伝える活動をしています。団体とか作った方が良いですかね。「○○マクロ研究所」とか「真っ黒マクロ」とか…どうやら今はネーミングの神様が降りてこないので、良い名前が一向に思いつきませんが。まぁ、おいおい何か名称を考えて活動しますね。思いついた時はnoteの場をかりまして発表いたします。

みなさんはマクロ撮影ってご存知ですか?
小さな被写体をを大きく写す撮影方法で、その撮影には特別なレンズマクロレンズが必要です。今日はマクロレンズを使って、撮影を楽しむとしましょう。これまでマクロ撮影をした経験のない方、マクロ撮影にご縁がなかった方にも、マクロの世界の魅力をお伝えできれば幸いです。どうぞ最後までお付き合いくださいね。

今回マクロ撮影で使用する
主なカメラとレンズ

今回、マクロ撮影で使用するカメラは愛機LUMIX S1とSIGMAのマクロレンズ105mm F2.8 MACROです。これにSIGMAの2倍テレコンバーターも使って撮影します。

〈今回マクロ撮影で使用する主なカメラとレンズ〉
カメラ Panasonic LUMIX S1
レンズ SIGMA 105mm F2.8 MACRO
2倍テレコン SIGMA TELE CONVERTER TC-2011

愛機カメラLUMIX S1とシグマの105mmマクロレンズ。カメラに隣にあるのは2倍テレコンです。カメラとレンズの間に装着して、焦点距離を2倍にしてしまう優れもの。

マクロ撮影とは

すっかり私の得意技となったChat GPに質問。
私「マクロ撮影について300文字程度で解説してください。」

Chat GPTの回答
マクロ撮影は、被写体を非常に近距離で撮影し、通常の写真では見えにくい細部を捉える技法です。特に昆虫や花など、小さな物体を大きく撮影するために用いられます。マクロレンズやエクステンションチューブを使い、1:1以上の拡大率を実現します。撮影距離が短いため、被写界深度が浅くなり、背景が美しくぼける効果も特徴です。三脚を使用してカメラの安定性を確保し、適切な照明を工夫することが重要です。マクロ撮影は、細部の美しさや独特の視点を表現するための高度な撮影技術です。

noteの世界にはもう一人の私がいます。もう一つのアカウントですね。I'm a graphic designerという名前で投稿しています。こちらで投稿した記事「マクロ撮影 ハエトリグモに恋をした」「マクロ撮影が面白い。」で詳しく解説していますので、マクロ撮影にご興味を持たれた方は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。


等倍マクロレンズについて解説。小さな被写体コインの大きさを覚えておいてください。
実際のコインの大きさとセンサーに投影されたコインの大きさが等しく写すことができるレンズです
ようするに小さなモノを大きく写せるレンズということです。 一般的なレンズでは、小さな被写体をここまで大きく写せないんですよ。

かんたんにマクロレンズについて解説しますね。小さな被写体コインの大きさを覚えておいてください。実際のコインの大きさとセンサーに投影されたコインの大きさが等しく写すことができるレンズを等倍マクロと言ったりもします。あまり凄そうな話に思えませんが、一般的なレンズはこれができない。私がとても気に入って愛用している単焦点レンズ LUMIX 50mm F1.4の最大撮影倍率は0.15倍です。これが等倍マクロだと、最大撮影倍率は1倍です。実際にマクロレンズ以外のレンズで小さな被写体を大きく写そうとすると、その差は歴然です。私の所有しているレンズの中で、マクロレンズ以外で寄れるレンズとなるとLUMIX 24-105mm F4というレンズがあります。広角24mmから望遠端105mmまでカバーする便利ズームレンズです。こちらはかなり寄れるレンズなのですが、それでも最大撮影倍率0.5倍。いわゆるハーフマクロと呼ばれる倍率のレンズです。0.5倍でもなかなかたいしたモノなのですが、それが1倍(等倍)となると凄いんですよ。大袈裟にいえば顕微鏡みたいなモノです。

左がシグマの105mm F2.8等倍マクロレンズ。右手に持っているのは2倍テレコン。これをボディとレンズの間に装着すると、等倍が二倍まで大きくなります。焦点距離は105mmから210mmまで伸びます。
これが2倍テレコンですね。
かなりレンズ長は長〜くなります。

今日は、カメラ Panasonic LUMIX S1、レンズ SIGMA 105mm F2.8 MACRO、2倍テレコン SIGMA TELE CONVERTER TC-2011を使ってマクロ撮影を楽しんでみたいと思います。まずは被写体を探しからはじまり。

モデル探しは草むらで

モデルと言ってもモデル事務所に問い合わせわけではありません。今日は身近なものをモデルにします。私は金沢の郊外に住んでいます。一歩外に出れば自然がいっぱい。歩道脇に生えている草花は私にとって格好の獲物…じゃなかった被写体なのです。

歩道脇に生えている植物達。普段何気なくみているけど、マクロ撮影では最高の被写体になります。
もちろん植物だけではありません。この草花には虫たちもたくさん集まってきます。マクロ撮影には虫の撮影も面白いんですよ。

マクロレンズを装着したカメラを持ち出して、お庭やご近所をブラブラしてみましょう。草むしりを疎かにしてる私のお庭には、被写体がたくさん、見つかります。どこからともなく運ばれてきたタネから目を出し花を咲かす。日常生活でこんなに植物をマジマジと眺めることはありません。マクロレンズは身近な風景も非日常に変える魔法のレンズです。神が作り出した神秘の造形、植物は美しい。
歩道脇に鬱っそうと生えている植物たちは、私にとっては格好の被写体となります。普段じっくりとながめていなかった雑草たちも多種多様。植物や虫たちの世界をファインダーから覗いてみましょう。
マクロ撮影は、少し手ぶれするだけでも大きく揺れて見えてしまいますね。息を止めて撮影しても、やはり難しい。マクロ動の画撮影では、三脚を使うとブレが少ない見やすいですね。また屋外は風が吹きます。その風で草花は揺れています。三脚でカメラのブレを抑えても、被写体ブレは抑えれません。この日はちょっと風がありました。風のない穏やかな日がおすすめです。


あっ!てんとう虫がいますね。捕まえてアトリエに持ち帰って撮影することにします。ここにもいましたよ。植物たちも少しだけ持ち帰って撮影してみましょう。

さて、アトリエに帰ってきました。照明をつけて、部屋を明るくします。
採集した植物や虫たちを撮影していきましょう。
腕ならし。手始めに植物から厚営していきましょう。コピー用紙を敷いて背景を白くしして、植物はスポンジに挿して固定することにしました。さぁ、マクロレンズは、私たちにどんな世界を見せてくれるでしょうか。

採集してきたタンポポをスポンジに挿して撮影してみましょう。
随分と大きく写すことができます。肉眼では見えなかった世界が見えてきます。
普段は花ばかりに目が行きますが、葉や茎も実に面白い
茎から何かニョキニョキと生えてますね。
さらに大きく写してみると。ほぉー、人間の腕に生えている体毛のように、たんぽぽにも毛のようなものがたくさん生えているんですね。
綿毛がありました。
マクロレンズで写し出すとご覧の通り。綿毛の一本一本まで確認できますね。
こちらはイネ科の植物「コバンソウ」。我が家の近所でよく見かける植物です。
小判に似た形の穂をつけることから「コバンソウ」っていうんですかね。

いやぁ、まさに神秘の造形ですね。繊細ですね。歩道脇に生えてる植物は、こんなに美しいとはね。

てんとう虫を撮る

続いて、植物よりも難易度が高い虫のマクロ撮影です。虫の撮影の難しいところは動くことです。マクロレンズが映し出す範囲は極めて狭いので、その分ちょっと動くだけで撮影範囲から外れてしまいます。虫のマクロ撮影はスポーツだと思ってください。虫 対 マクロフォトグラファーとの対決です。
まずは、さきほど採集してきたてんとう虫から挑みます。
まぁ、じっとしてくれないんですよ。ベストショットは奇跡ですよ。サイコロを振って狙った数字を当てるより、お年玉くじ年賀状で切手シートあてるよりもはるかに難しい。虫マクロは、忍耐と根性です。

写真中央やや右に、てんとう虫を発見!捕まえて撮影することにしましょう。
何種類か何匹かのてんとう虫を捕まえてきました。その中の一匹。
黒い体に2つの赤い斑紋はナミテントウですね。
特段、動きの速い虫とも思ってもいませんでしたが、いざマクロ撮影を始めると、もう高速です。ミハイルシューマッハやアイルトンセナ(例えが古い…)、ウサイン・ボルト並です。
足が速いだけでなく、すぐに飛んじゃいます。こんな決定的瞬間もそう撮れるものじゃない。難しすぎて汗だらだらです。

身近な虫たちを撮る

ダンゴムシはお庭でたくさん見かけますね。普段は動きが早いなんて思ったこともなかったけど、マクロ撮影では、動きが速くてそりゃもう大変です。

まるまったダンゴムシ。マクロ撮影では、ピントが合う範囲がとても狭くなります。ピントの合う範囲を広くするには絞って撮影をします。F11とか当たり前。そうするとシャッター速度は遅くなる。奥深い。
砂場にいた黄金虫の幼虫。可愛い顔してます。お尻は毛深いんだね。

クモを撮る

お庭でハエトリグモをつかんできました。
てんとう虫よりも動きは幾分穏やかな被写体です。蜘蛛の種類によって機敏な蜘蛛もいれば、動きが激しいクモもいます。今回のハエトリグモはなかなか機敏でしたね。難しい撮影は、それだけに良いショットが撮れた時の喜びは格別です。

ハエトリグモは、コンクリートの壁と草の隙間でよく見つけることができます。
注意深く眺めていると、こんなところで見かけるんですよ。
こちらのハエトリグモは、3、4mmといったところでしょうか。とても小さな雲です。
私の場合は、白い紙の上にクモを乗せて撮影しています。いざ撮影しようとすると、すぐに逃げていくので、大変なんですよ。
ご覧の通り。ここだ!と思った瞬間に逃げていっちゃいます。
今まで、ハエトリグモにこんなにも種類がいるなんて考えもしませんでした。こちらは白と茶の縞縞模様のハエトリグモ。目が顔の際に比べて大きくて、真っ黒。おそらく、網を張らないクモは目が発達して大きのだと思う。
鮮やかなオレンジ色のハエトリグモもいます。それにしても驚きますね。このキュートさといったら。まるで哺乳類の動物のように可愛い。

ミニカーを撮る

虫の撮影は、待ってくれないから本当に大変です。皆さんにこの大変さが伝わっているんでしょうか。今度は、私のペースでゆったりとミニカーを撮影します。ミニカーは逃げていかないので、楽だわ。

スズキアルトのミニカーを撮影していきましょう。
これぞ日本のコンパクトカー!格好よろしいじゃありませんか。
アルトの車内の撮影だって可能です。ハンドルとインパネが確認できます。マクロ撮絵も凄いのですが、トミカのクオリティもすごい。

センサーに付着したゴミが目立つ
そんな時はセンサークリーニング

マクロ撮影では、F値を高くして撮影することがとても多くなります。フォーカスの合う範囲を広くしたいからです。そうするとセンサーに付着したゴミが写真に映り込んできます。せっかく撮った写真もゴミまみれではもったいない。ゴミが気になった時は、センサークリーニングをすると良いですよ。何らかのトラブルがあっても自己責任にはなりますが、ご自身でもできます。
詳しくは、「【劇的改善!】 カメラのセンサークリーングを自分自身でやってみた。」をご覧くださいね。

私はVSGOというメーカーのカメラクリーニングキットを使っています。
クリーニングスワブにクリーナーを数滴落とします。
息を止めてセンサーの左端から右端までスワブを移動します。私も初めて行った時は、恐る恐るやってましたが、今のところトラブルはありません。ただし自己責任でお願いしますね。

私はマクロ中毒者

今日は、私のマクロ撮影の楽しみ方をお届けしました。マクロ撮影って、いつも見ている植物や虫、身の回りにある身近な物を、大きく写し出すことによって、見えてなかった世界が見えてくるので面白いんですよ。大人になると新たな発見!なんて、そうそうないんですが、マクロ撮影は違います。もぅ、毎回発見の連続!私のアドレナリンがとまりません。ドバドバと溢れ出てます。すっかりマクロ中毒者ですね。マクロレンズを使うと何を撮っても神秘の世界になっちゃうので、新たな写真の世界を旅したい方は、ぜひマクロ撮影に挑戦してくださいね。
神様が産み出した神秘の世界を旅しましょう。

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おわりに

ただいまnote毎日投稿に挑戦中!今日は38日目。続いている自分に驚いてます。まずは100日投稿を目指して投稿します。また私のnoteに足をお運びいただけたら幸いです。皆さんのフォロー、すき、コメントが執筆の励みになります。どうぞよろしくお願いします。それではまた明日noteでお会いしましょう。

m ( * c * ) m

クリエイターのりしろ太郎の活動は、十月のオクトパス websiteをご覧ください。

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