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【劇的改善!】 カメラのセンサークリーングを自分自身でやってみた。

皆さん、こんにちはI'm a graphic designerです。
実は近頃の私、ますますカメラに夢中になってます。具体的にはマクロ撮影です。このマクロ撮影が面白の何のって。被写体は、草花や虫たちです。特に蜘蛛を撮影して楽しんでいます。マクロレンズを使うと細部のディテールまで大きく写し出されてます。とても小さな被写体がダイナミックで大きな存在に感じます。実に面白いんですよ。撮影に関しては普通の撮影のようにいきません。難しいけど、まぁ面白い。まだまだ経験が浅くて、たいした作例もお見せできませんが、こんな感じです。


体長わずか数mmの蜘蛛をマクロ撮影。うるうる黒目が実にキュート


リサイズしているため確認しづらいのですが、この写真には、無数の黒い点があります。
これがセンサーの汚れ。この写真サイズでは、ちょっと汚れがわかりにくいのですね。
恥ずかしながら、めちゃくちゃ汚れてました。トホホ…
黒い汚れを丸で囲むとこのように。汚れがありすぎて囲みきれません。
なんだか丸をあしらったグラフィカルなアート作品のようです。


さて、この写真を見て、皆さんはどう感じたでしょうか?
蜘蛛に注目していただきたいのではありません。蜘蛛の周囲にご注目ください。
背景の無数に存在する黒い粒々。星景写真じゃありません。これが私のカメラのセンサーに付着したホコリや汚れなんです。
マクロ撮影では被写界深度がとても浅くなるため、絞って撮影をします。そうすると目立つのはセンサーの汚れ。
カメラ本体に備わっているセンサークリーニングを行っても、こびりついた誇りと汚れが取れません。このまま撮影を続けると、撮影後にライトルームで汚れを除去し、加工補正しなければならなくなります。大変手間がかかります。
この汚れを除去するには、メーカーにメンテナンスに出すことが一番でしょう。メーカーにカメラを発送するとなれば、その間は撮影することができません。それは困りものです。カメラが手元にない期間がすくとも何日かは生じることを覚悟しなければなりません。費用だってバカにならない。そうこう、悩んでいると名案を思いつきました。
いっそのこと、自分でセンサークリーニングをやればいいんだ、と。

そこでAmazonでセンサークリーニング用品を検索して、良さそうな商品が見つかりました。「VSGO」というメーカーのセンサー専用の「カメラクリーニングキット」です。評判も良さそうなので、この商品に決めました。
私はLUMIX S1、S5、SONY FX3を使っていますので、フルサイズ用キットを購入しました。


カメラのセンサークリーングを
自分自身で行うことにたいしての自覚

私はこれまで自分自身でセンサークリーニングを行ったことは一度もありません。未経験者がセンサークリーニングを行うことは、センサーを傷つけるカメラを壊すリスクがあるということです。その覚悟を胸にセンサークリーニングに挑むことにしました。皆さんもご自身でセンサークリーニングを行う場合は、自己責任となります。仮に私のやり方が間違っていたとしても、当方では一切の責任は取れませんので、その点十分に承知の上で、自己責任で行ってください。


センサークリーニング前に必ず行うこと。

汚れの落ち具合を確認するために、事前に白い紙や壁などを撮影しておきます。

(1)紙や壁を撮影する

まず最初にクリーニングを行った前と後で、どの程度きれいになったか確認するために、撮影を行っておきます。
コピー用紙などの白い紙を写しておくか、無地の壁であれば、壁を撮影しておきます。青空を撮影しても良いでしょう。このレンズの絞りはMAXの値で撮影しておくと良いです。フォーカスも紙や壁に合わせずにぼかしておきます。



LUMIX S1の場合、メニュー内の「センサークリーニング」を選択し実行しておきます。

(2)カメラ本体のセンサークリーニングを行っておく

私の愛機LUMIX S1には「センサークリーニング」の機能が備わっています。クリーニング前にカメラ本体でもセンサークリーニングを行っておきます。



HAKUBAのブロアー。写真左が新型。右が旧型。容量はどちらも180cc。

(3)ブロアーで埃を飛ばしておく

そして、事前jyん日は続きます。センサークリーニングを行う前に、カメラ本体でセンサーダスト、センサークリーニングを行っておき、続いて、ブロアーでセンサーのホコリを飛ばしておきます。
私が使っているブロアーは、180cc大容量ポンプのHAKUBAのハイパワーブロアープロです。新旧2つのモデルを所有しています。旧型タイプは、先がプラスチックのパイプが取り付けられてます。新型はポンプからなだらかに連なる吹き出し形状をしています。個人的には旧型の方がゴムに腰があって使いやすく感じます。



こちらがVSGOのセンサークリーニングキット。
小包装のスワブとクリーナー液。スワブは12本入。

(04)いよいよ、初のセンサークリーニングに挑戦!

VSGOのセンサークリーニングキットには、小包装になったセンサースワブが12本とセンサークリーナー10mlの瓶1本が入っています。スワブのサイズがフルサイズセンサーと同じ幅になっています。APS-Cやマイクロフォーサーズのセンサーに合わせたキットもあります。APS-Cやマイクロフォーサーズの方は、そちらをお使いください。


【クリーニングの手順】

未経験の私が手順をお伝えするのは、どうかと思いますね。あくまでも私の自己流のクリーニングの手順です。参考までにしておいてください。

1.センサースワブにクリーナー液を1、2滴垂らします。
2. 液を垂らした後10秒程度、時間をあけます。
3. センサーの左端にスワブをそっとあてます。
4. センサーにそっと触れて、撫でるようにスワブを右端まで移動します。
5. スワブを右から左に移動し、1往復して終了。

〈ご注意〉
一度使ったスワブはもったいないですが、センサーには使いません。
スワブに付着したゴミや汚れが、センサーにまた付着する恐れがあるからです。

さぁ、この手順で実際にセンサークリーニングに挑みましょう。



ブロアーで埃を飛ばします。


スワブとクリーナー液を用意して…


スワブにクリーナー液を1、2滴垂らして、10秒ほど時間を経過させ…


スワブをセンサー左端にそっと触れるように乗せます。


撫でるように左から右やスワブを移動します。


右端までたどり着いたら、スワブの向きを変えて、右から左端に戻ります。

*** あっという間に、クリーニング終了! ***

クリーニング前は、大丈夫かと多少の不安もありましたが、あっという間にクリーニング作業が終了。実に簡単でした。


使い終わったスワブは、もったいないのでカメラボディの隙間などを拭いて再利用します。
くれぐれもセンサーのお掃除に再利用はしないように。





BEFORE/AFTER
クリーニング前と後ではこれだけ違います!

わかりやすくするため写真の一部を拡大しましょう。拡大した写真が下の写真です。
〈 クリーニング前 〉
ポツポツとした黒い点々がセンサーに付着した汚れです。
〈クリーニング後〉
クリーニング後は、若干黒い点が残っているものの、見違えるほど綺麗になりました。


劇的改善!なおかつ簡単!

カメラの心臓部とも言えるセンサーに触れますので、油断は禁物。
ではありすが、いやぁ〜簡単でしたね。難しいことは何一つありません。しかも、あっという間に終わります。
これなら少し汚れたら、いつでもセンサークリーニングが行えます。
もっと早くセルフでセンサークリーニングを始めておけばよかったなぁ。



私が愛用するクリーニング グッズ

ついでにセンサー以外も
クリーニングしておきましょう

センサーが綺麗になったことですし、カメラボディも綺麗にします。近頃マクロ撮影に夢中の私ですが、普段クレイアニメの撮影も行っています。クレイアニメは油粘土を使います。粘土を触って撮影を繰り返すと、あっという間にカメラは油汚れでベタベタ。そんな時に心強い味方が無水エタノールです。無水エタノールを使うとラバー部に付着した油汚れや埃も綺麗に取れます。

*エタノールが素材の変色や劣化させう恐れもあるかもしれませんので、センサークリーニングと同様に、使用に関しては自己責任でお願いします。


私にとって万能アルコール。神のアルコール!


パッケージがレトロな「キムワイプ」。水分や油分をすばやく吸収してくれます。


キムワイプはザラついた質感。よごれの拭き取りに頼りになります。
研究室のベストセラー…らしいですよ。


極細綿棒。細かな隙間に入り込んでお掃除できます。


左がごくぼそ。右が通常の綿棒。ごくぼそは、めちゃ細い!
これなら細部も綺麗に拭き取れます。


おわりに

いかがだったでしょうか?
センサーに触れることで、大事なセンサーを傷つけるリスクもありましたが、初めて自分自身でセンサークリーニングを行ってみました。結果、センサーは見違えるほど綺麗になりました。難しいことは何一つなく超〜簡単でした。なんだか怪しい商品の勧誘のように感じるかもしれませんが、本当に簡単で綺麗になるセンサークリーニングは良いと感じます。「おすすめ」というと問題があってはいけませんので、そうは書けませんが、劇的な効果で実に良いと感じました。カメラボディもセンサーも綺麗になって実に気持ちが良いです。部屋のお掃除に近いものがあります。なんだか心も清らかになった気分です。自分自身でセルフクリーニングできることは、これからの私のカメラライフにとって、強みとなり、おおいに役立つことでしょう。
皆さんも自己責任であるという前提は忘れずに、興味のある方は、センサークリーニングをお試しください。それではまたお会いしましょう。良きカメラライフをお過ごしください。さようなら〜。


めちゃ綺麗になったセンサーをまじまじと眺める私。それにしても綺麗になったなぁ。




関連リンク

私が使ってよかったと思うカメラなどの機材などのレビューを「物と音」WEBSITEでも紹介させていただいています。よろしければこちらもご覧いただけたら幸いです。お時間ありましたら足をお運びください。

*なおこの投稿でのリンクは、Amazonアソシエイトを利用しております。リンク先はAmazonとなります。商品の詳細はAmazonでご確認いただけたらと思います。これから機材のご購入を検討されている方の参考になればと思います。



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