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B線TNS日記34 オンラインミーティング

某月某日 TNSにて

以前の日記にも書いたが、先月から自治体の主催する創業セミナーなるものに通っている。

3回完結の講座のうち、初回だけは対面授業、残りの2回はオンライン授業だ。昨日は第2回目だったので、zoomを使ってのオンライン授業だった。

先週の対面授業ですでにお会いしている方たちとの授業だったのだけど、先生をはじめ、パソコンの画面に映るみんなの雰囲気がなんだかすごく変わった気がする…。

「そうか!マスクをつけてないからだ。」

マスクをつけて目元だけ出ているとその人が今どんな感情なのか、何を考えているのかを推し計るのが難しい。マスク無しだとその人の表情がよく見えるし、より打ち解けた雰囲気になる気がする。

今年の2月あたりから、家族以外の知人や友人のマスクやフェイスシールド無しの顔をほとんど見ていない。人間の顔には、デフォルトでマスクがひっかけられているかのように錯覚するほど、最近ではマスク付きの顔が当然になってしまった。

そういえば私、昨日久々に口紅を塗ったっけ。

セミナーの授業が終わり、午後は長男の高校の懇談会。こちらもzoomでのオンライン開催だった。

懇談会の司会や登壇される方たちのみが学校に集まり、他の保護者はパソコンの前からの参加。

音も映像も問題なく、チャット機能を使って質問もできる。学校まで往復することも必要ないし、マイクとビデオをオフにすれば家事をしながら話だけを聴くこともできる。これは便利である。

だけど、だけどだ。なんだか少し物足りなさを感じてしまう。やはり人と実際に会って話をしたり、聴いたりすることは、オンラインでのそれとは全く別のことのように思えてしまうのだ。

ほぼ1日中、パソコンモニターの前でたくさんの人達と「会った」1日だった。

便利さと寂しさを併せ持つオンラインミーティング。今年になって急速に一般化が進んだ「人との会い方」だと思う。

今の状況が収束した未来、そこにどんな変化や進化が起こっていくのか、興味を持っている。

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