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ワインと合う!Pâtisserie Pas d’action のバスクチーズケーキ

Bonjour! 東京フランスかぶれこと新行内です。陸サーファー的にフランスを語っております。

師走に入ったと思ったらもう今年も残りわずかとなってしまった。みなさんは今年はどんなクリスマスを過ごされただろうか。世の中がこういう状況なので、レストランではなくおうちでパーティーをされた方も多いのでは?

そんなおうちパーティーでの主役はなんと言っても食後のクリスマスケーキではないだろうか。我が家では毎年近所のケーキ屋さんのbûche de Noël (ビュッシュ・ドゥ・ノエル)を買うことに決めている。子供たちが好きだからである。

大人の好みよりは子供たち優先の選択。クリスマスプレゼントも子供たちにだけ用意する。でも大人だってプレゼントが欲しいよなぁ。

そんな私と夫に、クリスマス翌日に美味しいプレゼントを夫の高校時代からの友人が届けてくれた。

じゃじゃーん!池袋にあるPâtisserie Pas d’action (パティスリー・パ・ダクシオン)さんのバスクチーズケーキである。

(ちなみにお店の名前Pas d'actionとはバレエ用語で「ストーリーのある踊り」のことだそう。)

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知人の方がされているお店だそうで、わざわざ我が家の分まで買って持って来てくれたのだった。

とても濃厚なチーズケーキなので、コーヒーや紅茶はもちろん、赤ワインとの相性もいいとのこと。早速ワインとともにいただいた。

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甘さは控えめでクリーミー。切り口を見ていただいてもわかるように、外はよく焼色がついていて、中身は柔らかくて濃厚なチーズクリームのような感じ。確かにワインにとてもよく合う。一切れをつつきながら2杯も飲んでしまった。

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さて、このバスク(風)チーズケーキというお菓子、去年あたりから急に耳にすることが多くなったお菓子ではないだろうか?

バスクチーズケーキと聞いて、当初全くピンとこなかった。

フランスの地方菓子も結構知っているつもりだったのにこのお菓子は知らなかったなぁ、と思っていたけれど、少し調べてみたら納得できた。(以下wikipediaより引用)

バスク地方には現地語で「バスクチーズケーキ」あるいは「バスク風チーズケーキ」にあたる名称で知られているケーキは存在しない。スペイン北部、ギプスコア県のサン・セバスティアンにあるレストランであるラ・ビーニャで出している、外側を黒く焼いたチーズケーキが日本語で「バスクチーズケーキ」と呼ばれているものである。ラ・ビーニャでは大きめに切った2切れを1枚の皿にのせて供する。ラ・ビーニャはこのケーキの作り方を公開しており、現地ではよく知られている。単なる「チーズケーキ」を指す「タルタ・デ・ケソ」(tarta de queso) として、地元ではバルなどの飲食店でよく提供されている。

バスク地方とはフランスとスペインにかかる地域で、美食の地方としてもよく知られている。バスクにグルメ目的だけで旅行に行く人もいるほどだ。

このバスクチーズケーキはフランス側ではなく、スペイン側のバスク地域(南バスク)のあるレストランで出されていたものであり、いわゆる伝統菓子ということでもないようだ。

日本では、このチーズケーキを2016年にあるレストランで出し始めたのを皮切りに、2018年に専門店がオープンし、大人気となったそうだ。今やコンビニやスーパーでもバスクチーズケーキと銘打ったものが売られている。

ローソンでは「バスチー」と言う名前で発売されるや否や売り切れが続出。えげつない食い意地を持つ私はコンビニの店員さんに入荷時刻を聞いてその時間に入店して家族全員分をゲットするという頭脳プレーを繰り出し、無事賞味させていただいた。

自分でも作ってみたりしたこともあったが、さすがPas d'actionさんのものはプロのお味。家族も絶賛していた。

今度はお店のスペシャリティーのカヌレも食べてみたい。

(営業日や販売しているお菓子の種類などはHPにてご確認ください。)

それでは A bientôt!

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