エディット・ピアフ 「バラ色の人生」
Bonjour! 東京から陸サーファー的にフランスを語るわたくし、新行内です。
昨日も公民館でシャンソンサークルに参加してきた。
課題曲はエディット・ピアフの「バラ色の人生」。ド定番である。
ピアフと言えば、シャンソンの女王と呼ばれ、その波乱に満ちた、そして恋多き人生は何度も映画化や舞台化されているところなので日本でも知名度はかなり高い。一番有名な曲はこの「バラ色の人生と」「愛の讃歌」だろう。
まずはお聴きくださいませ。「バラ色の人生」
なんのひねりもなく素直に恋人とのおのろけを歌詞にしたような曲。作詞は友人に何か詩を書いてと頼まれてカフェのテラスでさらさらと紙切れに書いたとある。曲はピアフに浮かんできたメロディーを彼女自身では曲として仕上げることができず、数年来の伴奏者Louiguyの手で完成されたとされる。
このリア充感あふれる歌詞は、当時熱愛中だったイヴ・モンタンとの恋の喜びが素直に表されてるのかと思いきや、この歌詞を書いた時にはモンタンとの別れを決意していたらしい...。複雑だ。
彼女の幼少時代からの壮絶人生を鑑みるとこの幸せいっぱいの歌詞にも哀しみのようなものが透けて見える。
とにもかくにも名曲は生まれ、世界各国のアーティストに歌われることになる。
いちばん有名なのはルイ・アームストロング版だろう。
そして個人的に激推しの美空ひばり版。
美空ひばりもピアフ(フランス語のスラングで雀の意)も鳥の名前をつけられている。たぐいまれなる才能も共通するのでは?
ちなみに夫にLa vie en roseと言ったら?と振ったら「吉川晃司!!」と返ってきた。 おわり!
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