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B線TNS日記15 次男コロコロデビュー

某月某日 TNSにて

次男があまり読書をしないことが気になっている。

兄弟を比べることはよくないと思うが、長男は本当に小さな頃から本が大好きでよく読んでいた。何か買ってあげると言うと迷わずに「じゃあ〇〇っていう本買って!!」と言う子だった。小学校高学年になるともっとたくさん速く読めるようになりたいと速読のレッスンも受けに行っていたほどだ。

一方次男は全くと言っていいほど本を読まない。図鑑や漫画でも同じ。あまり興味を示さない。

なぜなんだろう…。

考えたらすぐにわかった。『私が本を読まなくなったからだ!』

長男にはたくさんの本を読み聞かせてきたし、私自身も長男の小さかった頃は人生でいちばん本を読んだ時期だった(年間200冊以上)。親が楽しそうに本を読んでいたのを見て育ったことは大きかったのではないだろうか?

スマホという文明の利器が登場して久しい。ソファに座って、布団に寝ころんで、電車の中で。私は大体の時間をスマホを弄びながら過ごしている。

メール、SNS、動画、漫画、最近はkindleで読書も。すべて小さな液晶の上で済ませている。紙の本を捲る機会は激減した。

次男はまさにデジタルネイティブ、赤ちゃんの頃からタブレットで遊び、写真を撮り、祖父母らとFacetimeで話す。学校から帰ってまずすることは、充電しておいたipadでゲームの続きをすることだ。

放っておけば何時間でも続けている。

夫は、好きなことを存分にやらせればいい、というスタンスなので、あまり気に留めていないようだけれど、私としては、次男の語彙力が少し頼りない気がして、そしてそれは読書によるインプット不足が原因なのではないかと思い始めた。

読書習慣をつけるには最後のチャンスなのではと思い、ステイホーム期間くらいから読書をするように声掛けをし、自分も読書の習慣を取り戻すように心がけている。

それでも、やはり急には変わらない。「どうして本を読まないの?」と尋ねると、「あんまりおもしろくないから」とのこと。

なので母さんは考えた。面白い本って何だろう。そして次男とふたりで書店にコロコロコミックを買いに行った。

帰宅してコロコロを紐解くと、まずは長年の読者だった長男が近づいてきて、ぱらぱらとページをめくった。「わーまだこの連載やってるんだ。懐かしい!!」などと喜んでいる。はがき職人だった彼は「お兄ちゃん、このコーナーにイラスト採用されたんだよ、すごいだろ?」などと嬉しそうだ。

早速巻頭にあるプレゼント銀はがしをやり、イラスト投稿のはがきを一生懸命に描く次男。切手を貼って投函した。夜寝る前には付録のギャグマンガ冊子をげらげら笑いながら読んでいた。その傍らで私も積読になっている本の続きを読む。

コロコロ投入が次男の読書習慣にどう影響するか。期待を持って見守っていきたい。

今日のDKB(男子高校生弁当)

ホットドッグとバナナケーキ


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