おすすめイギリス産ドラマ その1
東京フランスかぶれな私だけど、実はここ5年くらいドはまりしているのがイギリス産の連続ドラマである。(というか、フランスの連ドラは、日本で見られるものがイギリスものに比べて少ないと思う...)
日々の憂さを晴らすために、エディ・レッドメインやベネディクト・カンバーバッチ、ベン・ウィショウなど、イケメン英国俳優の姿を拝むためにアマプラで見始めたことがきっかけだったが、今ではそのストーリーの緻密さや、登場人物のキャラ設定、劇中にちりばめられた辛辣なブリティッシュユーモアにすっかりハマってしまった。
今回はその中でもおすすめの3作品をご紹介したいと思う。
① Fleabag フリーバッグ
アマゾン・プライムで見つけて、試しに観てみたらめちゃくちゃ面白くて完全にドハマりした作品。
製作総指揮・脚本・主演を務めるのは若手脚本家で女優のフィービー・ウォーラー・ブリッジだ。
ロンドンに住むフリーバッグは、辛辣で気ままで気が強く、その男性関係もあまりきれいではない。彼女とその家族、恋人、友人たちとの日常を描いているのだけど、後半に進むにつれて、彼女の抱える闇の部分が明らかになっていく。誰もが持っている負の感情をあからさまに見せてくるフリーバッグに、同じようには振舞えないよな、と思いながらも、感情移入することは必至。脇を固める役者たち(オリヴィア・コールマンやアンドリュー・スコットも出てます!)も皆個性的で癖のある役柄をリアリティたっぷりに演じている。1話25分ぐらいで軽く観られるのもよい。でも後味に何かが残る一癖も二癖もある作品。フリーバッグのファッションもめっちゃかわいいです。そこもみどころ。
(日本語版の予告編、見つかりませんでした。)
②Downton Abbey ダウントン・アビー
言わずと知れた大人気歴史大作。1912年から1925年にかけての、イギリス•ヨークシャーに建つ架空のカントリー・ハウス「ダウントン・アビー」を舞台に、そこに住まう貴族クローリー一族とその使用人たちの織りなすドラマ。
制作規模、出演者の数、セットや衣装の豪華さや史実への忠実さどれをとっても大河級。
登場人物ひとりひとりのキャラ設定や背景がしっかりしているので、見始めるときっと推しのキャラが見つかるはず。
去年映画化もされたのも観たけれど、やはりダウントンアビーはドラマでじっくり観るのが絶対おすすめ!
ちなみに私の推しは貴族側はレディ・イーディス、使用人側は料理人のパットモアさんだ。
③The office ジ・オフィス
リッキー・ジャーヴェイスが主演・脚本・監督をつとめる「モキュメンタリー」ドラマ。架空の会社、ウェーナム・ホッグ社のスラウ支社の支社長ディヴィッドと、その部下たちとのシチュエーションコメディ。仕事も出来ず、セクハラ・モラハラは日常茶飯事のディヴィッドは、自分では有能で部下にも慕われていると思い込んでいる。そのディヴィッドが巻き起こすオフィス内でのドタバタ劇。初めは観ていてイラっとするのだけれど、だんだんディヴィッドのことが少し好きになってしまう、そんなダメ親父だけれど憎めない役どころを演じ切るジャーヴェイスに拍手。
本国イギリスでは大ヒットし、社会現象化したらしい。これまたBBCの大人気ドラマ、「シャーロック」のワトソン役でお馴染みの、マーティン・フリーマンも準主役で出ている。
大人気ゆえ、スティーブン・カレル主演のアメリカ版も制作されたほど。織田ちゃんの「Suits」みたいな感じだろうか。
アマプラで公開されているのでぜひ!
(こちらも予告編、字幕付きのものが見つかりませんでした)
他にもたくさんおすすめのブリティッシュ(フレンチもね!)ドラマがあるので、また書きます!
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