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人工知能の「最適解」と人間の選択 (NHKスペシャル取材班)

(注:本稿は、2019年に初投稿したものの再録です。
   この投稿以降しばらくはあっさりとした内容が続きます。)

 人工知能の進化のひとつの姿として「AI政治家」が示されていました。
 瞬時に世論を集約して最適な政策を実行するというのですが、ここでの「最適」とは何でしょう?

 最適というからには、何らかの基準があるのでしょうが、“誰にとっての最適” ですか?
 それは最大多数ですか、それとも何か別の価値基準に基づく最適なのでしょうか? その基準は誰が定めて人工知能にプログラミングするのですか? それも人工知能が自己学習するでしょうか?・・・

 そもそも判断根拠として “適切なinput情報(=世論)” はどうやって収集するのか、とても気になります。

 やはり、人工知能が支配する世界は、“不条理”で“不気味”な世界に違いありません。
 とはいえ、今の社会も庶民にとっては理不尽でお先真っ暗、むしろ、“人工知能が支配する世界の方が、まだマシ” という笑えない未来も頭に浮かんでしまいます・・・。



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