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未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (河合 雅司)

(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。
   この投稿以降しばらくはあっさりとした内容が続きます。)

 “少子化”“高齢化” に向かう日本の未来の姿と課題を「年表」形式で解説したパートがメインで、後半は、著者が考える「諸課題解決の対策」を列挙しています。

 参考になるのは主として前半の「年表」部分ですね。
 「事実」→「推論」→「評価」と考え方の構成としては分かりやすく工夫されていると思います。

 「評価」のコメントのところで著者の基本思想(所属新聞社?)の色が出るのは、それはそれで「なるほどね」と面白いのですが、それゆえに、「推論」までと「評価」とをキチンと意識的に峻別して読む(情報処理する)必要がありますね。

 後半の「対策」は、これは難しい。
 根っこにある命題は、

放っておけば自分たちが享受できるにも関わらず、“そのメリットを後の世代のために献上する施策” を国民のコンセンサスとして採用することができるか

ということですから。



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