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地獄おっさん

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地獄のおっさんに遭遇致しました。 短編小説です。
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#脚本

『地獄おっさん』⑧

『地獄おっさん』⑧

コウジ「お! おい! マサ!」

コウジ、目の前の光景にとっさに反応出来ない。コウジの横には店長が立つ。

店長「(小馬鹿にしたように)はい、あんたここでしぬー」

店長もメニュー表でかくしていた包丁を、コウジの目の前に出す。

コウジ「な、なんなの? これは何なんだ?」

店長、包丁をコウジに向けて、ヘラヘラしながら話す。

店長「片岡さんの趣味の時間を見ちゃったんでしょ? だからコロスの」

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『地獄おっさん』最終話

○ファミレス・店内・小部屋内

コウジ、部屋の中を観察する。
コウジ「どうしよう…何とかしてここから逃げないと」
6畳位の部屋。壁際には業務用品が積まれている。
床には、ネイルアートをしてある爪の破片や、長い巻き髪が束になって落ちている。赤黒いシミも転々とある。

コウジ「何だよこれ…アイツら、ここで生首のコを殺したのか?」
コウジ、呼吸も荒くなり、その場に倒れそうになるが、何とか踏ん張る。
コウ

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